時々人生に起こるハプニング・・・悲劇・・・後からどう考えても避けようがなかったことばかり・・・そこに運命の力を感じずにはいられません。
私たちの人生は基本的に自分たちの選択から成り立っていますがそこに運命はどのような影響を与えているのでしょう？私たちにどこまで選択の余地があるのでしょうか？

 

運命の正体とは？！占いはあなたの人生の道標〜運命の７つの捉え方

 

１．家族・家庭・家系

生まれ落ちた環境や家族、家系の流れは私たちにとっては、人生が始まる前から設定された運命の素材といえます。

家族・親戚との仲の善し悪し、家庭環境や両親からの教育は多岐に渡り影響を及ぼします。
・考え方や解釈の仕方
・善悪の判断・価値観や常識の学習
・興味関心や夢に触れる機会
・自己表現・自己主張
・社交性・コミュニケーション能力

また家系の流れは多くの場合、繰り返し巡ります。これを家系因縁と呼びます。これは前世のカルマ、先代から受け継ぐ美徳や品格、徳積みに限らず、体質遺伝も含まれます。
・良縁悪縁に関わらない長年の付き合い
・家系・家の土地のエネルギーや地場
・家の中の綺麗さ・汚さと家族の美意識
・家系の得意分野と不得意分野
・子宝・子孫繁栄
・体質遺伝・覚醒遺伝による病気・症状

家系因縁は、配偶者とその家族との繋がりにも関係があります。そして、結婚は「家同士の契り」という表現がされるほど、重みのあるものだということですね。
・前世において、配偶者の家に恩を受けた
・前世において、配偶者の家から恨みを受けた
・前世において、配偶者の家に施しをした
・前世において、配偶者の家に恨みを持った
・先祖が家系の発展を願い、適当な人を手配する

また輪廻転生では、遠く離れた人同士でも必ず繋がりを持ち、現世で再び巡り会うという因果です。

・家族間で親子を、「立場を変えて」家族を経験する
・生まれ出るのみを経験するために生まれる

家系因縁で注目すべきなのは、過去と現在において逃れられない課題や障害が必ず存在することです。

これは必要だからこそ与えられたものであり、それらを経験するために生まれてきたといっても過言ではありません。

家庭環境が悪かったからといって、ひねくれることも、家族を恨むこともありますが、人生が展開するうちに、「これが私の人生だ」だと認めることが重要です。

 

２．性格・癖

家系因縁と並んで人生を左右する要素が、性格と癖です。遺伝や家系の流れを汲んでいる面と、あなたの個性や気質が多分に含まれる面があります。

人生には波があり、その時々に出来る選択と可能性が散らばっています。そこであなたの性格と癖が現実を動かします。

性格は端的に表すと「バランスの度合い」、癖は「凝り」や「偏り」です。

似たような性格の人が集まり意気投合するのは、考え方や行動のバランスが近いため、衝突しないからでしょう。

癖は心理的・経験的・個性的な学習と影響、生まれ持った気質が反映されるため、唯一無二のものです。

人は経験的に失敗や人の反応から、性格やくせに修正をかける、歯止めをかけるなどして学習します。

しかし気が緩んだ時、家庭内や気の置けない人の前ではあなたの本質が頭を出します。

性格や癖は変わるものではなく、また変える必要がありません。

ただ単にあなたが生まれ持った要素です。

しかしなぜ私たちは性格や癖に悲観的なのでしょうか？自分自身を「認める」ことが苦手・怖いからです。

そこが人生の学びであり、運命の車輪を回すカギです。

人は無い物ねだりをし、手元・足元にあるものの真価を知ることもしないまま隣の芝生に憧れるものです。

認めるということを履き違えるため、人は臭い物には蓋をしようとします。

実は隣の芝生は腐っているかもしれない、自分の芝生の質の良さを知らないだけかもしれない。

性格の種類に関わらず、度が過ぎると迷惑になる、押し売りになる、悲観的になるなどして、バランスが崩れます。

癖はどうしてもしてしまう、しないと気がおかしくなるなど、あなたの神経や感覚、心理、更には長所と短所の両面にも起因します。

あなたの性格や癖が悪いと言われたのならば、それは内省することで、人生が拓けるかもしれません。

もし誰にも注目、注意、非難されることがなければ、あなたはどこへ歩くにも道の真ん中を歩く、または隅っこばかり歩くことになるでしょう。

人は自分の鏡であり、自分は人の鏡なのですから。

人生は備わった資質と揃えられた設定を認めることにより、あなたの持つ運命のいくらかを把握することができるのです。

 

３．人々と縁

あなたの運気や成長の度合いは、現在のあなたの周りの人で決まります。

あなたが積み重ねてきた取捨選択、成長と失敗、人との関わりや別れにより、これまでは見えなかった景色があなたの人生に炙り出ます。

人との縁は、あなた一人では生まれない会話、情報、感情・感動、現実、夢、可能性、安心感など、あらゆる方向に向かうチャンスであり、繋がりです。

あなたが与えることを得意、もしくは生き甲斐としていれば、それだけ人との交流が盛んになり、頂く機会や、人脈の広さに繋がります。

あなたが避けることに慣れているとしたら、それだけ人との良縁が遠回りになる、運が散ってしまうことになる可能性があります。

人との縁には、一期一会、運命・宿命、人徳など様々な面があります。

幸せ人に囲まれる時に生まれるもの、寡黙に継続した先に達成されるもの、はたまた共有することで生まれるものかで時と場面が異なりますが、やはり人を介して出会うものは大変価値のあるものです。
・恋愛・結婚
・人と人との橋渡し
・教えを乞う、施しを与える相手
・職場での上司・先輩・後輩・同僚の上下と横の関係
・一期一会・困った時の助け

人生で味わう経験や感情は、１８０度しか見なければ、善悪のどちらか、都合が良いか悪いかで判断しがちです。

しかし必要悪という言葉や悪役、憎まれ役という立場があるように、それぞれの役割は全体的に見ると弧を描くための重要な配役といえます。

そうすることであなたの心は、上下も横の隔たりもない360度の視野になるのです。

あなたの運命が紡ぐ縁は、その時々に散らばるチャンスやタイミング、それも真にあなたに必要かどうかを判断させる人々が象徴であることが多いものです。

そういったことを幾度も経験し、人との縁はあなたの人生のテーマや乗り越える課題、幸せについてなどを考えさせてくれる「判断材料」だと腑に落ちるのではないでしょうか？

 

４．転機・場所

人生が波瀾万丈である人は大変多くいらっしゃると思います。

出生地と育った場所が違う、施設に預けられた期間がある、親の仕事の都合で引っ越しを多く経験した・・・などあなたが歩んできた道のりは、虫食い穴でところどころ繋がっていないと感じたことはありませんか？

運命のいたずらといえば、翻弄される印象を持ち、定められた決まり事といえば、必然性を思い起こされます。

どう抗おうと時間は前へ進み、理由も説明もなくあなたは目の前を進むために試行錯誤してきたことでしょう。

転勤・転校・引っ越し・転勤は様々な状況から起こり、言いようのない感情の変化をもたらします。

重要なことはそこで何を学ばなければならないか、経験しなければならないかです。

しかし義務的に人生を過ごすだけでは大変息苦しいですよね。

ですから人間には順応する強みがあり、その時々に発見する感動や驚き、興味、新しい視野や世界、喜怒哀楽の感情、人々との出会いを通して、過去を肯定することができるといえます。

「置かれた場所で花を咲かせなさい」という有名な言葉は、運命や状況に背中を向けず、あなたにできることを一生懸命しなさい、と励ましてくれます。

私たちはおおよその経験則から日常生活を安定させることに長けていますが、今後のことはわかりません。

再び未知なる世界に足を踏み入れるかもしれませんし、乗り越えたはずの出来事が再度頭を出そうとするかもしれません。

その時々に私たちに必要なことは、目の前に起きることは必然的であり、人生のパズルのピースを集めるための大切な事柄なのだと受け止めることではないでしょうか。

過去に哀しい・辛い・想い出や記憶があれば、昇華し、これまでの経験を肯定してください。

現在に不安を持っているなら、不安要素や悩みが本当にあなたを脅かすほどのものなのかを改めて吟味、分析してください。

それらはあなたの人生をありのままに見通すために役立ち、運命のタペストリーが真の姿を現し、あなたにとっての幸せを教えてくれることでしょう。

 

５．名前・数秘

名前は人が授かる最初の贈り物で、多くの場合親の願いと祈りが込められているものです。

私たちは生まれ育つ環境を選ぶことができないと同時に、自分の名前を選ぶことができません。

ここが人生の主人公でありながら、全て思い通りに決めることができない面ではあります。

日本では諸外国に比べ、言葉の力、「言霊」を重んじる国であることはよく知られていると思います。

姓には家系の歴史があり、下の名には個性や性格を象徴することが多く見られるといえます。

小学生の頃、ご自分の名前の由来について親に尋ねる宿題がありませんでしたか？

人は自分が「どれほど大切にされてきたか」を再確認することで自信を持つ、家族に感謝することができます。

当たり前に一日が始まり、仕事や勉学に励み、いくらかのプライベートな時間や交流があることは時に退屈であることかもしれません。

しかし当たり前を当たり前に感謝しながら享受できている人はそれほど多くはないといえます。

名前はそんな当たり前で、変えようもなく、変える必要がない運命の大きな要素の１つではないでしょうか？

ご自分の名前を好きだと思う人とそうでない人。ご自分のルーツに知りたい人。ご自分が生涯を通してどのような強みと弱みがあるのかを知りたい人。

姓名判断は画数により、あなたの本質や性格を統計学によって教えてくれるものです。

面白いもので、名前には長男や長女に相応しい画数、実業家に相応しい画数などが存在するようです。

知らず知らずのうちに、またはその時々の選択や決断を、あなたの名前が象徴していることもあるかもしれません。

 

６．天体と時間

私たちは何も持たず生まれ、肉体を離れます。

誕生日と命日は記録され、記憶されるものであるため、その人の人生にとって大きな意味があるといえます。

母親の産道を経て生まれ出る瞬間は、この世の時間軸で起きるあらゆる事象の中で起き、一人の人生の始まりを象徴することになります。

占星術では生まれた時間から天体の並び、天体の巡行の是非、星座の動きを読み、その時間が持つ意味と象徴、人生の流れを解釈する学問です。

占星術は天文学や自然科学、心理学、宝石学などと関わり合いがあり、多角的に人の人生の流れを解釈し、ヒントを与えます。

宇宙は常に膨張と収縮を繰り返している。

全ての物質は常に振動している。

天体は常に自転と公転をしている。

これらのようなフレーズを聞くと、一定の距離間を持って天体が配置されたように存在していることは奇跡のようです。

だからこそ古代から人が出生時間に、天体がどのような影響をもたらすかを考えてきたのは自然といえます。

１２星座の動きと太陽系の天体が持つ特徴や影響力、その時々にある太陽と月の動き、日食、月食、満月、新月・・・。

宇宙の摂理を追究するには時間がいくらあっても足りませんが、あなたの誕生日からあなただけに授けられるメッセージや人生の解釈があるのではないでしょうか？

人生は時に強制的で抵抗し難いほどの力で、あなたの意思を押しのけてしまうことがあります。

それが運命の成せる業かもしれません。

それはあなたを鍛えるための試練や鍛錬かもしれませんし、気づきを得るためのチャンスかもしれません。

どうして私たちは起こりもしないことに不安になるのでしょうか？

それは私たちが手の中にあるもの、これまで形のない貴重経験や歴史を軽んじている時かもしれません。

そんな時はあなたのルーツを深く掘り下げてみるとよいでしょう。

ご自分の人生の設計図は生まれながらにある程度の下書きがなされているかもしれませんが、未来はいつでもあなたの意思によって上書きできる可能性が十分にあるのですから。

 

７．意志と決定

私たちは誰かに誘導されているのではないか、と感じる時は少なくないはずです。

偶然の出会い、再会、発見、繰り返される苦悩や先延ばしになった幸福。

その時々に下す判断と決断が最善であったかは、誰にもわからないものです。

ただそこで起こった事実が過去に、現在に引き続き影響を与えます。

私たちの人生はまるでドラマのようですね。

早くに成功を収めても、期待されるように邪魔が入る。これまで何度諦めようとしても、何度も脇道に逸れようとも戻される。

あなたが生まれてきた理由と意味。それは肉体を去り、神様の前に報告をする時にだけわかるものでしょうか？これこそ人間最大の自分自身に対する疑問といえます。

過去世や前世で何をしていたのか、何が今世に影響しているかは、現在のあなたには全く解りえないのです。

しかしながら魂は輪廻転生を繰り返し、その都度カルマや徳が存在し、持ち越される。

また因果応報はどんな偉人にも働き、自分がしたことは自分に返って来るものだといわれます。

あなたが何かに惹かれる時、その感情や身体に現れる変化や感覚がヒントかもしれません。

あなたが何かを決断する時、最後には自分で決めることこそが人生を経験するための目的かもしれません。

私たちはいくらかのプレッシャーやストレス、義務、戒律が与えられることで、逆説的ですが一念発起することができる不思議な存在です。

それが自然災害かもしれませんし、会社や家庭の問題、個人的な精神・健康の問題かもしれません。

何はともあれ私たちには今日という日があり、明日という日を期待しています。

そのまた次の日も、次の年も。

ご自分の人生を全うする時がゴールとして、その時々に起こる失敗や恥、後悔、はたまた最高の幸せ、興奮、感動が巻き起こる、それら１つ１つが運命の指し示す出来事です。

ですから運命だからと自己暗示をかけ、幸せに目を背けたりせず、人を羨むことなどせず、あなたの人生に繰り広げられるドラマの奥にある驚きや発見、痛みや感情を大いに引き受けてください。

それらは終わることなく、あなたを忙しくさせ、無力さを与え、それでも立ち上がろうとさせる成長するための要素ではないでしょうか？

人生は思い通りにならないことで溢れていますが、可能性もまた至る所で待っています。

人生は宝探しであると同時に、障害物競争なのかもしれません。

価値のあるものはすぐそこにあるのに、手が届かないように、タイミングが来るまでお預け状態になることもしばしばでっす。

でも心配は要りません。

案外私たちは自分自身を開放すれば、時間に縛られることさえも乗り越えていきます。

そしてできること、やりたいこと、挑戦することを堂々と積み重ねていけばいいのですから。

 

運命の正体とは？！占いはあなたの人生の道標〜運命の７つの捉え方　まとめ
１．家族・家庭・家系
２．性格・癖
３．人々と縁
４．転機・場所
５．名前・数秘
６．天体と時間
７．意志と決定