相性がよいかどうかが客観的にわかるという九星気学。好きな人と自分の相性はどうなのか、気になるところですよね。
事前に合う・合わないが把握できれば人間関係で感情が左右されることも減りますし、相性がよくなかったとすれば「そういうものだから仕方がない」と割り切る手立てにもなることでしょう。この記事では、九星気学でわかる相性のチェックポイントを7つご紹介します。
九星気学でわかるあなたと彼との相性、7つのチェックポイント
1.九星気学で相性をみる時の7つのポイント
1-1自分と相手の「本命星」を知る:九星気学によるキャラクターを把握すること
九星気学での相性占いは、ふたりの性格をひも解くことから始まります。まず知っておきたいのは自分と相手、それぞれの「本命星」です。相性が合うか合わないかの前に、自分や相手が9パターンあるうちのどれに当てはまるのかをきちんと知っておきましょう。
九星にはそれぞれ、星を象徴するものが割り当てられています。それぞれの星の特徴はそれらの「象徴」を思い浮かべるのがよいでしょう。
そこで、九星の象徴とざっくりとした性格をご紹介します。
・一白水星:流れる水などを象徴。理性的で冷静な性格。
・二黒土星:よく耕された田畑を象徴。忍耐強くてまじめな性格。
・三碧木星:緑の草木と雷を象徴。どことなく華がある、にぎやか好きな性格。
・四緑木星:大木を象徴。社交的で引き立てられる運を持つ。
・五黄土星:大地や地球を象徴。心身がタフで独立志向の高い性格。
・六白金星:原石や鉱石を象徴。正義感が強いが権力志向のある性格。
・七赤金星:金属由来の道具や硬貨を象徴。愛嬌のある性格で社交的。
・八白土星:高い山などにある岩や土を象徴。強情だが慎重で実直な性格。
・九紫火星:太陽など燃えさかる火を象徴。頭がよくて先を見通せる目が備わっている。
1-2世界のすべては5つに分かれるという「五行」を理解すること
九星のそれぞれの特徴をつかんだら、それらをまた5つのグループに分けます。この分けられた組み合わせを「五行」といい、九星気学で相性をみる際に非常に重要となるものです。
もともと五行は、古代中国で生まれた思想。この世界に存在するすべての物質を、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素に分けるという考え方です。これらは常に関係しあっているとする五行は、それぞれ次のような意味を持つものとなります。
・木:草木の成長を表す。春の温かな気(三碧木製、四緑木星)
・火:燃える火を表す。夏の暑い気(九紫火星)
・土:大地を表す。季節の変わり目・土用(二黒土星、五黄土星、八白土星)
・金:堅い鉱物や金属を表す。秋の涼しい気(六白金星、七赤金星)
・水:泉から湧き出る流水を表す。冬の寒い気(一白水星)
このような五行の考え方を九星の考えとともに利用したのが九星気学です。あなたの本命星がどれにあてはまるのか、特徴はどんなことかをチェックしておきましょう。
1-3互いによい影響を与え合う「相生」
五行はお互いに影響を与えあって存在しているもの。相手に及ぼす影響によって相性の良し悪しが決まるのです。相性のよい関係を「相生(そうしょう)」といい、お互いによい影響で成り立っていることを指します。
相生の関係は次のようになります。
・木と火:お互いをこすり合せると火を生み出す
・火と土:火は燃えつきると灰になり土へ還る
・土と金:金は土の中から生まれる
・金と水:金は水に交わると増える
・水と木:水は木を育てる
1-4互いに悪い影響を与え合う「相剋」
五行にはお互いにとって悪い影響となる「相剋(そうこく)」の関係もあります。相剋の関係に当たる星とは基本的に相性がよいとは言えないため、相性を占う時には注意が必要かもしれません。
・木と土:木は土から養分を吸い取る
・土と水:土は水をせき止める(または汚す)
・水と火:火は水で消される
・金と火:金は火の熱で溶ける
・木と金:木は金物で切り倒される
1-5気をつけたい方位
どんなに相性がよい間柄でも、九星気学で「凶」とされる方位で物事を始めてしまうと台無しになってしまいます。気になる彼と相性を占う場合には、出会った時の方位も一緒に確認するようにするとよいでしょう。
気をつけたい「凶方位」には大きく2つあります。ひとつは「五黄殺」と呼ばれるもの。年盤や月盤で五黄土星が運行している方位のことを指しています。大凶方位に当たるものです。年によってその位置が変わるので、正確な方位をチェックする必要があります。
もう一つは「暗剣殺」と呼ばれるものです。これは五黄殺の反対側に位置するもの。まず五黄殺気を調べてから悪殺気の方位を確認するようにしましょう。
1-6「凶方位」を使ってしまった場合の対処法
先に「凶方位」を2つご紹介しましたが、相性占いをする場合のほとんどがすでに気になる人と「出会ったあと」だということです。そんなことは知らずにつき合いを始めてしまった、凶方位でそもそも出会ってしまった、という人ももちろんいるはずです。
そのような時には「吉方位」とされている場所へ出かけたり、引っ越ししたりするとよいといわれます。吉方位には気になる相手と一緒に出かけられるのが理想ですが、ひとりで出かけても大きな問題にはなりません。基本的に吉方位には前向きな気で満ちているので、そこで凶方位の効力を帳消しにするエネルギーを充電してくることも望めそうです。
1-7相性がよくない場合の対策法
相性占いでの結果、気になる人と相性がよくないという場合もあるでしょう。ですが諦める必要はありません。仮によくない相性だったとしてもすべては必然、出会うことが運命であればそれに逆らうことはできないからです。
相性がよくなくてもうまく行くときは行くのが人間です。お互いの相性があまりよくないことを頭に入れておくことで、どうしたらうまく行くかの工夫をするために意識が向きます。
その結果、きっとスムーズな関係を築けることでしょう。
九星気学の相性占いは、あなたと占いたい相手の性格を解き明かすことから始め、その奥に備わっている性質を見出してさらに深く相性をみていくもの。あなたや気になる彼がどんな性格をしているのか、誰と相性がいいのかということだけにとどまらず、将来的にはどんな展開が待っているのかも示唆してくれるのです。
九星気学でわかる彼との7つの相性とは まとめ
九星気学が「深い占い」といわれる理由は、現在のことは解き明かしてくれても未来を確定しないところにあります。今現在の相性を指し示してくれるものですが、それで仮に「彼とは相性がよくないんだわ」と決めつけるのはいただけません。
そう決めてしまって本当に納得できますか?」と、九星気学は問いかけてくれる占いなのです。