身体感覚が男性よりも敏感だと言われている女性が男性に身体を触れられたら・・・何かしらの意味があるのでは・・・と感じてしまいます。
確かに意味はあるのですが、その「ふれあい」の感じ方が男性と女性では違い、その意図もまた違うと考えた方がいいでしょう。
今回は男性のボディータッチをどう解釈すべきか、ご紹介します。
男性のボディタッチには意味がある? 7つのスピリチュアルなポイント
1.身体的な欲求
男性と女性は互いを完全に理解し合うことは、到底難しいことです。太陽と月の役割のように、絶対的な距離を保ったまま、男女の立ち位置は変わることはないでしょう。
女性から生まれる男性は、生涯をかけて女性の寛容性や母性に惹かれ続けます。母親を想起させるイメージとして、女性の身体のラインや質感、ぬくもりが男性の無意識にある欲求を引き出すのではないでしょうか。
女性らしい柔らかなさを象徴する体つき、肉付きが男性を安心させます。反対に男性的な筋肉質な体格や体の造りは、女性にとって強さの象徴であるため、男性とは違う意味での安心感をもたらします。
そんな違いがある男性と女性・・・男性が女性にボディタッチをする気持ち女性が感じ取るものとはまた違うのです。
・人肌恋しい
・ロマンスや夢を求めている
・好意を持っている
・下心や性的欲求のサイン
・女性的なエネルギーを欲している
・不安であるため、安心を求めている
何気ないボディタッチと、故意に行うボディタッチには明らかな差がありますが、無意識のうちに手を伸ばしている場合は、男性の願望や欲求の表れといってよいでしょう。
2.精神的な欲求
女性の身体はいつの時代も、子宝を生むことができる素晴らしい機能を備えています。男性がいくら偉ぶろうと、女性のように子孫を残すことはできません。
この世で生命の不思議を体感できるのは、実は女性の方が多いのではないでしょうか。そのため母性は無条件の愛や寛容を表し、男性は女性の安心に支えられてこそ、男性性を発揮できるといえます。
男性にとって女性に触れることは、国籍を問わず、セクハラやモラルに発展するため、注意しなければならないとされています。
そんな中で男性からのボディタッチがあると、なんらかの精神的な願望を疑わざるを得ません。
人は同じ空間に居るだけで、互いの生命エネルギーが影響し合いますが、直に肌が触れ合うとより密な影響が出ます。
男性が触れる身体の部位によっては、深層心理が作用する欲求があるかもしれませんが、人によって事情が異なるために象徴とされる意味のみをご紹介します。
唇は授乳、口寂しい、愛を渇望している
頬は信頼、交流、遊び心
額や頭は愛、心、守りたいという願望
肩や背中は労い、確認、強い
手や指先は情、敏感、好意
性的シンボルの部位は、性的欲求、精神不安、甘え
ボディタッチをされる瞬間、あなたに沸き起こる感情は、案外真実を見抜いています。その時の感触を考えてみましょう。
3.性格・癖
人によって人見知りと人懐っこさの度合いに違いが出ます。人それぞれの性格、愛嬌、癖がボディタッチだけでなく、人とのコミュニケーションの仕方に表れます。
人見知りの人がボディタッチをする場合は、深い意味があり得るといえます。内に秘めている感情を誰かに受け止めて欲しいという表れかもしれません。
また人懐っこい人のボディタッチは、感情を誤魔化している可能性もあります。そういった場合のボディタッチの感触は、どこか寂しさを帯びているのではないでしょうか。
人の性格や癖はスイッチのように切り替えることはできません。
目の前の人の癖を観察していると、言動と人間性がピッタリとマッチすればその通りに解釈できますし、マッチしないのであれば、何かしら事情が隠れているといえます。
4.生まれ・環境
性別に関わらず幼年期の精神的な欲求は、身体的な欲求に繫がります。どちらかといえば男性は支配欲、女性は連帯感を求めます。
・育児が不完全であった
・授乳を受けることができなかった
・家庭環境が安心できるものではなく、緊張や恐怖が常にあった
・母子家庭・父子家庭で育った、祖父母に育てられた
生まれ育った環境や条件は、人によってはその後何十年と影響することが多いとされます。
特定の時期に満たされなかった欲求は、コンプレックスや執着となり、その後の人間関係やコミュニケーション、自己表現に影を落とします。
人はサディスティックな面が強調されれば攻撃的になり、マゾヒスティックな面は自虐的になり得ます。
それが人へのアプローチになった時、ボディタッチはその人が培ってきた精神性を表現していることになります。
こういった個人個人が成長してきた事情や環境もボディータッチの仕方に影響を及ぼすことがありますが、こういった要因は個人の心の奥深くに眠っているため、他人にとっては予測不可能であり、本人でさえも気づいていない時があります。
ボディタッチの延長線上に、恋人や夫婦の間の親密性が描かれるわけですが、他人からのボディタッチは様子見や、穏便に対応することが大切です。
5.扱われ方
マッサージやヘアーカット、ネイルアートや服のコーディネートまで、人の手を借りて自分を変身させる時、人から受けるサービスや扱いに癒され、励まされることがあります。
仕事や家事から解放されて、気分転換にリラクゼーションを受ける時、身体に不調があるために入院する、自宅療養をする時に家族や相手先からの扱いに心動かされることがあるかもしれません。
ボディタッチは見方を変えれば、心のこもった激励や、深い愛情、信頼の証といえます。そしてその際にははっきりとした絆や心遣いを感じることができるでしょう。
しかし異性からのボディタッチに不快な思いを感じる、勘ぐってしまう雰囲気の場合は、話は別です。それも一方的に求められると困りもの。
向こうからの意思表示や密かなアプローチである場合は、心の中で相手がそういう気持ち、状況なのかもしれないと受け流しましょう。
あなたが応えなければならない、汲み取らなければならないということはありませんが、過剰反応しない方が無難です。
6.願望
理想と現実にギャップがありすぎて、人は時々小出しに欲求が満たされるかを試すことがあります。
ボディタッチは誰かとの恋愛の始まりになるかもしれませんし、たまたま触られただけかもしれません。そのたまたまが肝です。
男性は多くの女性に好かれて喜ぶことが多く、女性は特定の男性に大切にされたいと思う人が多いとされています。
人は内なる欲求を叶えられない場合、問題にならない程度で発散できないかと考えることがあります。それが男性の身近な女性に対する手当たり次第のボディータッチになるのかもしれません。
女性が男性を生理的に、精神的に受けつけない理由はそのような遊び心やだらしのない心のボディータッチではないでしょうか。
人は、意識的か無意識的かはその時々によりますが、人にちょっかいを出すことによってガス抜きをすることがあるのです。
真剣に取り合わず、受け流してすぐ忘れることにしましょう。
7.魂が渇望するもの
もしかしたらあの人は運命の人かもしれない。そう思うと触れたくなる。そんなことが突然起こることもあります。
運命はこじつけや決めつけではなく、後から振り返ってしんみりとわかることかもしれません。
しかし心よりももっと深いところにある魂が震える人を見つけた時、自然と手が出てしまうこともあり得ます。
何の気なしに触れても、誤魔化してその場を凌ぐこともあるでしょう。言葉にならない感情が湧き出て、思わず直接触れることによって何かを確かめようとするかもしれません。
あなたが誰かに似ている、もしくはお相手にとって大切な人を思い出させる要素を持っていることもがあります。それは単に骨格や体型が似ているというだけでなく、雰囲気やエネルギーが似ているのかもしれません。
それを知った時、人は思わず触れたくなるものです。あなたとどうなりたいわけでもなく、ただ近くに居ると何かを思い出し、それがなぜか心地よく嬉しいのです。
魂の結びつきというものは、恋人や結婚相手に限定されるものではありません。日本でいえば1億数千人の半分の男性にその可能性があります。
その中からあなたの人生に関わる人が、あなたとどのような関係性と精神性を持っているかがカギになります。
ボディタッチはエネルギーの送受信といっても過言ではありません。言葉で表現できない魂の繫がりが、そうさせるかもしれないと、頭の隅にしまっておかれてもよいかもしれませんね。
男性のボディタッチには意味がある? 7つのスピリチュアルなポイント まとめ
1.身体的な欲求
2.精神的な欲求
3.性格・癖
4.生まれ・環境
5.扱われ方
6.願望
7.魂が渇望するもの