最近、スピリチュアルな人だけでなく、一般の人の間でも少しずつ聞かれるようになった言葉、「アセンション」・・・日本語に直すと「次元上昇」ですが、果たしてアセンションとはどんなことであなたにどのような影響があるのか・・・その症状と意味を解説していきます。(記事執筆:Sea-you)
アセンションとは・・・今の時代に現れる次元上昇とその症状
【1.あなたの世界の始まりは・・・】
今、あなたが見ている世界・・・その世界の始まりはいつでしょう・・・
普通に考えると・・・あなたが生まれる前から、それこそなん億年も前からこの世界は存在していた・・・
はじめに宇宙があった・・・そして、その中で地球ができて、本当に何万分の1もの確率でその地球に生命が生まれた・・・
そこからどんどん進化していき・・・最終的に人間になった・・・
これがあなたの思いつく世界の始まりから今までのストーリーだと思います。
でも、実は根本が違うのです。
最初は「あなた」という意識・・・それしかありませんでした。
そこには場所もなければ空間もない・・・ただの意識しかないのです。
そこに世界などありません。「意識」なのです。
なんの存在もなければ、なんの出来事もない・・・
動きがなければ、変化もない・・・
ただ、そこに「意識」だけがあったのです。
何かが目の前にあれば、「あ、こんなものが・・・」と認知できる意識ではあったのですが、そもそも自分の意識以外に何もないので、認知することすらなかったのです。
何もない・・・だから動かないから変化もない・・・考えることもなければ、感じることもない・・・
そんな意識があったのです。
でも、あなたはその中で動きを作りたいと思った・・・
なんらかの変化を起こし、動きを作りたい・・・
なぜ・・・?
変化を経験してこそ、自分にとって新しいことをどんどん学ぶことができる・・・それが刺激だと気がついたから・・・
動きがない、単一の意識でしかないあなたが変化を生み出し、そこに学びが出てくる・・・それこそが自分の求めている「楽しさだ」と気づいたから・・・
そして、あなたという膨大な意識にとっては箱庭にしか過ぎない「世界」を作ったのです。
あなたは自分の力を駆使して、どんどん世界を作り出していく・・・
でも、箱庭を覗いているだけでは退屈になってきたあなたはその中に入ろうと決めた・・・
自分が作った世界の中で、自分こそが観察者となり、その中でストーリーを体験しようと決めた・・・
それこそがあなたのストーリーの始まりなのです。
あなたは「あなた」という一人の人間だけが「あなた」だと思っている。
でも、本来はあなたの周りにいる人もみんな「あなた」・・・
あなたが色々なことを経験するために、自分の意識を分割してあなたの周りの人に入っているに過ぎない・・・
でも・・・あなたの周りの人が全て「あなた」なのであれば、ストーリーとしてはなんの面白みもない出来レース・・・
全てが自分の思い通りに動くのであれば、そこにはなんの新鮮さも面白みもない・・・
自分がたった1つの「意識」であった頃となんら変わりがない・・・
だから、あなたは周りの人全て、いや全世界の人全てが「あなた自身」なのにも関わらず、その人の環境を個別に設定して、全く自分とは違う人間であり、人格であるような「演出」をしたのです。
でも・・・その人たちも本来は・・・そう、もちろん「あなた」です。
だから・・・私たちの意識は心の奥底で1つにつながっている・・・という所以なのです。
【2.壮大な箱庭の中で・・・】
あなたが何かを学ぶ時・・・表面的なことでは心に沁みわたりません。
何かを学ぶ時・・・それが大切なものであればあるほど、あなたの心を揺さぶる必要があります。
なぜ学ぶのか・・・
それはあなたが自分の理想の世界を作るためです。
あなたは思考使いです。そして、あなたの思考はあなたの全世界に連動しています。
この世にあるもの全てを構成している素粒子・・・
この素粒子は人間が意識を向けていなければ「波」のような状態で漂っています。どこにあるのか位置も特定できないような状態です。
でも・・・あなたがその素粒子に意識を向けると・・・素粒子は急に粒になって、文字通り「粒子」となって姿を表すのです。
ということは・・・この世の中のもの全てはあなたが「意識を向ける」ことによって、あなた自身が作り出しています。
これに例外はありません。
地球上であっても、宇宙の果てであっても・・・
全てはあなたが作り出しています。
なぜなら本当のあなたは、この世界を生み出した原初の存在・・・
あなたの意識は本当はこの宇宙の隅々まで行き渡っているのです。
でも、あなたは自分の意識を「あなた」だと思っている一人の人間に限定してしまっています。
どうしてわざわざ一人の人間に限定しているのか・・・
この世界にあなたという意識が1つしかなかったら・・・その世界は単調です。
あなたが自分一人で部屋の中にいることを考えてください。
ずっと居れば退屈なはずです。
「いや、部屋の中は落ち着くよ」という人もいるかもしれません。でも、それは「部屋の外」という変化に富んだ世界があってのことです。
ずっと一人・・・何もない・・・退屈です。そこに変化はありません。
この箱庭のような世界の中であなたは色々なことを経験したいと思った・・・
しかも同時に幾つも・・・何千、何万、何億、何兆も・・・
それぞれが自分であるにも関わらず、それぞれが固有の異なる経験をする・・・
本当は場所も時間もない・・・前世のように見えてもそれは同時進行しています・・・
全世界を作り出した本来の「あなた」には時間がありません。
色々な時間、場所でそれぞれの「あなた」が経験したことは、すべて本来の「あなた」へと送られてきます。
その経験はすべてあなたの中に蓄積され、この世界をさらに豊かに創造していくデーターになるのです。
【3.一度は反作用を経験する必要があった】
いろんな場所、時代でそれぞれのあなたがいろんな経験をする・・・
その経験が腑に落ちるためにキーとなるのが「壮絶なリアリティー」です。
目の前に起こることがリアルであればあるほど、あなたはそれに飲み込まれます。
そしてその経験の中で、あなたが知ったこと、感じたことこそが本当に貴重な経験となり、その中であなたは学んでいくのです。
しかし、あまりにもリアルなあなたが作り出した三次元の箱庭・・・そのリアルさは単に演出でしかないはずなのに、いつの間にかあなたはその三次元の世界の虜になってしまいました・・・
本当は自分が作り出した自作自演の舞台なのに・・・
本当にリアルな三次元の世界・・・目の前に実際にその世界があるように思える・・・
でも、その世界はあなたの思考に連動して素粒子が映し出したスクリーンに過ぎません・・・
三次元の世界のリアリティーが生み出した一番大きなファクターは「限界」でした。
あなたの目の前にあるものは限られており、それは絶対であるように思える・・・
本当は目の前の世界はあなたの思考と連動しており、あなたが思考のリミットさえ外すことができれば、目の前の世界は無限大なのに・・・
限界意識はとんでもない観念を生み出しました。
自分が幸せにあやかるためには、人の上に立つこと・・・奪い取ること・・・
ここから三次元のリアリティーに振り回された茶番が始まりました。
目の前のリアリティーに夢中になったあなたは完全に飲み込まれてしまい、その中で必死に争い、もがく・・・
騙される前に騙さないといけない、奪われる前に奪わないといけない・・・
このサイクルは20世紀に臨界点を迎えました。
血で血を洗う闘争・・・次々と別のあなたがこの舞台から消えていく・・・
これ以上ない苦痛を味わいながら・・・
でも、これはどうしても必要な通過点でした・・・
あなたがこの壮大な箱庭を作り出した目的は「苦しむため」ではありません。
むしろ、最大限の幸せを味わうためです。
でも、光を見ようと思えば闇が必要です。
そして、最大限の光を味わおうと思えば、最大限の闇が必要でした。
あなたはその闇を味わい尽くし、今、折り返し地点に来ています。
これまでの時代は、この三次元の世界のリアリティーを味わい尽くすための時代でした。
この三次元の世界を知り、研究し尽くし、そのリアリティーを知る・・・
でも、その時代はもうそろそろ終わりを告げようとしています。
本当は我々の思考の結晶でしかない物質を使ってゴリ押ししていく時代・・・
ごく表面上のものに振り回され、限界意識に苛まれる時代・・・
光を見るために創造されたあなたの世界は一度は反対方向へと大きく振りました。
その記憶、経験はすべてあなたの中に蓄えられています・・・
そして・・・大きく反対方向へと引き伸ばされたゴム輪が・・・バネが・・・これから本当に目指す方向へと、大きく反動を生かして飛び出そうとしています。
これからは私たちのそれぞれが自分の望む世界を創造できるようになります。
だって、そうなのです。私たちそれぞれに自分が望む世界を作る権利が与えられています。
そこに制限はありません。あなたの世界で支配権を握っているのはあなたしかいないのです。
そんなことが可能なのか・・・て?
可能です。我々それぞれに我々それぞれの分だけの世界が用意されています。
「え・・・!? それだけの世界を用意するスペースがどこに・・・?」
スペースなんて要らないんです。忘れないでください。
あなたの目の前の世界は素粒子で作られたバーチャルスクリーンに過ぎません。
あなたがどこかへ移動しているように思えても、それは目の前のあなたの世界が動いているだけ・・・
世界などない、空間などないのです。
我々のそれぞれが望む固有の世界を創造できる・・・
2012年に起こると言われていたアセンション・・・それによって世界が大きく変化したように思えるかもしれません・・・
でも、実際のところは「気づき」が臨界点を迎えた・・・ということなのです。
これまでは、目の前の世界がどう見ても自分の気持ちとは別個に存在しており、その物質世界の絶対性は揺るがないように思えた・・・
でも、実際にはそうではないと知っている人がどんどん増えてきた・・・
しかし、2012年までは、そんな人が一部いたとしても、これまでの流れを変えるほどではなかった・・・
でも、そんな人の割合がある一定数を超えた・・・
気づきは伝染します。どんどん気づく人が増えていく・・・
それぞれ個別の世界を創っているあなたがそれぞれ自分の世界の仕組みに気づいていく・・・
そしてその気づきが、大きな全体としての「あなた」の意識を満たしていく・・・
そうすると・・・自動的にあなたの意識も気づきで満たされることになる・・・
もう、あなたの意識の中にたくさんの気づきがあります。あなたがすることは「私は気づくのだ」と決めるだけ・・・
意識の中には既にある・・・それを見るか見ないかはあなた自身・・・
そこまで選択は自由なのです。
気づけば世界を変えるのは容易になる・・・
もう、目の前の世界と格闘して傷つく必要はない・・・
気づきが増えた結果として、あなたの世界が変わっていくスピードが加速してきたのです。
これからは「自分がやりたいこと」をやるために争う必要はありません。
あなたが何かを「やりたい」と思えば、そのやりたいことをやる環境が自動的に整っていく・・・
周りの人が自然に手伝ってくれる・・・
そして、周りの人も、あなたがやりたいことを手伝うことによって、幸せになる・・・
世界はあなたの思い通りに動く・・・その気づきがアセンションです。
昭和はそれまでの時代から「人の和」が昭らか(あきらか)になる時代でした。
でも、そうなるためには一度反対方向へと大きく振らないといけない、激動の時代でした・・・
時代はそこからフラットアウトした「平成」を抜けて、「令和」へ・・・
「令(神のお告げ)」が「和」を創造する時代へ・・・
神のお告げ・・・それは、あなた一人一人の中に創造する「神」がいるということです。
「令」は”ray”・・・「光」でもあります。
ただ、すぐに変化を受け入れることができるわけではありませんよね。
変化を受け入れる前に、これまでの自分が抵抗する・・・
この記事ではそのサインである「症状」をお伝えします。
【4.アセンションを経験する際の症状】
(1)ゾロ目数字を頻繁に見るようになる
同じ数字が並んだゾロ目・・・これを頻繁に見るようになります。
しかも先ほど見たゾロ目と同じゾロ目を何度も見たりするのです。
これこそ気づきの最初の段階ですね。ここで「ああ・・・自分はどうも注意を向けたものを引き寄せることができるらしい」と知ることになります。
(2)一時的に周りの人間関係が慌ただしくなり、トラブルがどんどん起こる
気づきが増えるということは・・・「自分は自分の思い通りのものを引き寄せることができるようになる」ということです。
この「思い通り」というのが曲者で・・・「できる」とわかったのに、まだあなたは自分の思考をコントロールすることができません。
良いことも考えれば、悪いことも考える・・・
ということは、良いことを引き寄せることができれば、悪いことを引き寄せることにもなる。
でも、感受性が上がってきたあなたは、悪いことには過剰に反応してしまいます。
そうなると、悪いことが次から次へと連鎖的に起こる・・・そしてあなたは混乱する・・・
周りの人間関係はみんなあなたの鏡です。あなたが混乱すると・・・周りも混乱する・・・
このような状況は「あなたの中にはまだこのような観念がありますよ」とあなたに知らせる現象です。
気づきが増えてきたことによって、あなたはどんどん良いことを引き寄せられるようになった・・・
でも、今までのあなたの思考では、悪いことも同様に引き寄せます。
あなたが目覚めつつある自分の能力を使いこなすための手荒いレッスンであると言えるでしょう。
時には人間関係が完全に崩壊するかもしれません。でも、結末は必ずハッピーエンドです。
(3)頭痛、耳鳴り、皮膚病、呼吸器の病気など体に変調をきたす
体は心の反映です。
なぜなら、この世の中の全てを作り出しているのはあなたの思考・・・
そして、あなたに一番近い存在であるあなたの体が一番あなたの思考を反映しています。
そして、その次にあなたの人間関係です。
アセンションにより、あなたは気づきが増えてきた・・・
でも、自分の思いに反して悪いことばかり起きる・・・
その時・・・「あなたの中にそのような観念がありますよ」というサインです。
あなたは問答無用で自分の中のそのような否定的な観念を見ることになる・・・
あなたが「もう、このような観念は必要ない。さようなら」と決めるまで、あなたは意識することになる・・・
あなたの意識と環境は一時的に乱れ、その乱れが体にも現れる・・・
もちろんです。体は心の反映だからです。
特に風邪のような形で体に変調をきたすことは多く、これは一種のデトックス現象とも言えます。
要らないものをどんどん出していく・・・あなたの体の中に溜まっている要らないものは、あなたの意識の中に溜まっている要らない観念です。
なぜなら、体は心の現れだからです。
アセンションが進むと、周りの人間の気持ちがわかるようになります。敏感に感じられるようになります。
そして、周りの人間の気持ちを頭で受信するのです。
それは偏頭痛という形で現れます。
これもアセンションの必要な過程です。
あなたは自分の望む道を決めて、そこへと進むと能動的に決めないといけないのです。
そうすれば、そんなあなたにふさわしい人間が周りに現れ、そのような不快な症状に苦しむこともなくなるでしょう。
皮膚は外界と内なる自分との境界線・・・
本当は境界線などないのですが、そこであなたは「自分と外の世界」を区別しています。
あなたが外の世界に対して過剰に反応するとき・・・皮膚に異常が現れます。
アセンションによって、気づきが増えるとどんどんいろんな現象を引き寄せるようになる・・・
でも、まだ気づきが十分ではないあなたは、その引き寄せたものに対して「こんなものは嫌だ、私は他の人を信じられない・・・」と過剰反応をする・・・
文字通りアレルギー反応です。
皮膚に反応が出るときは、周りではなく、周りの世界に過剰反応するあなたの中の観念を処理すべきなのです。
アセンションにはこのような症状が見られますが、これはみんな「アセンション」自体が原因なのではなく、気づきが増えてきたのに、あなたはまだ変われないし、時には「変わりたくない」と思う・・・その抵抗が原因です。
でも、それはただの抵抗に過ぎないので、乗り越えるとそこには今までよりもさらに一段上の新しい世界が待っています。
アセンションなんて、そんな大層なものではありません。ただ、あなたがやりたいことをする・・・そして、そのやりたいことがやりやすくなる・・・それだけなのです。
アセンションとは・・・今の時代に現れる次元上昇とその症状 まとめ
⑴ あなたの世界の始まりは・・・
⑵ 壮大な箱庭の中で・・・
⑶ 一度は反作用を経験する必要があった
⑷ アセンションを経験する際の症状