創世紀において起こった「現実創造における暴走」は、地球を中心として全宇宙に及ぶ歪みを生み出しました。現在のこの世界情勢はこの歪みが発端となっています。でも、異星人のグスタフは「ここから世界は本来の健全な姿に戻っていく」と断言します。そしてその鍵は女性だとも。今回は女性たちがこの世界をどのように変えていくのかをお話しします。
ヒロキ:前回、あなたは女性が世界を変えていくと話してくれたよね。しかもそれは、「女性が男性の中に混じって、男勝りにバリバリと」ではなく、「女性の本来のやり方で」だとも・・・
グスタフ:そうだね。ただ、「女性本来のやり方で」やっていくにはもう少し時間がかかるね。まだあなたの社会がそれを完全に受け入れられる状態にはなっていない。
ヒロキ:具体的にはどのような形で女性が世界を変えていくのだろうか?
グスタフ:今後、もっと多くの女性のリーダーが出てくるようになるだろう。それは国家のリーダーレベルの話だ。
ヒロキ:なるほど・・・
グスタフ:たとえばあなたがいるアジアという地域・・・「現在、かなりの規模の人口を誇り、力をつけてきている国家」において、その体制が大きく変わる可能性がある・・・あと5〜6年は今の勢いと体制が続くだろうが、それ以降は大きく変わる。「力が衰える」というよりも、「体制」が変わるだろう。
ヒロキ:そうなんだ。
グスタフ:そこに出てくるのがやはり「女性の指導者」だ。この女性の指導者の出現により、今は緊張状態にあるアジアの情勢も、大きく変わる。「アジア自治圏」とも言えるような大きな共同体になり、今よりもかなり安定する。
ヒロキ:なるほど・・・。
グスタフ:もちろんそうなるためには、他にも安定させるべき地域はある。分断された「ある国家」などはその例だが、そこも10年も経てば3国間で自由に往来ができるようになるだろう。20年後にはその緊張関係がほぼなくなり、30年後には分断された国家の一方が「自治州」のような扱いになる可能性が高い。
ヒロキ:ここにも女性の指導者が出てくるの?
グスタフ:出てくる可能性はある。ただ、いまだに男権が強い文化を持つ国家なので、まだ可能性的には「高い」とは言えない。いずれ出てくるだろうが・・・
ヒロキ:女性の指導者たちがもっと国際情勢に関わってくると、どうなるのだろうか?
グスタフ:一番大きな影響が「資源の平等な分配」だね。あなたの世界における「争いのもっとも大きな原因」が「資源の奪い合い」だと言えるので、資源を平等に分配できれば「戦争の可能性」は激減することになる。
ヒロキ:そんなことができるのかな?
グスタフ:なぜ、人々が政治の世界に女性の指導者を選ぶようになったのだろう・・・?単純に言えば「力づく」に疲れたからだよ。
ヒロキ:・・・。
グスタフ:「力づく」の世界が続く限り、力がある者は笑い、力がない者は泣く・・・そんな世界は常に緊張状態が続き、「いつ襲うか、襲われるか」を絶えず考えていないといけない。
グスタフ:そんな世界は、単純に「疲れる」んだよ。
グスタフ:奪い取ったからといって、「安定」は来ない。いずれ手持ちの分はなくなる。ならば、将来的に「ずっと確保できる」ように策を練らないといけない。でも、他の者たちも同じことを考えているので、騙し合い、蹴落とし合いの状態になる。
グスタフ:そんな世界では、力が強い者でも安心はできない。絶えず自分の利権を確保するために、次なる手段を考えないといけない。
グスタフ:あなたの世界でも、「思えば実現する」というスピリチュアルの原則を理解している人は多いと思う。でも、なかなか信じられない。それは地球においては物理的な要素が強いからだ。
グスタフ:創造した結果が強い粘度を持っており、ある一定期間、目の前の世界に留まり続ける。これは比較的安定した世界なので、移ろいやすい思考の影響を受けにくい。
グスタフ:たとえば、なんらかのショッキングな経験をして急激にネガティブな精神状態になったからといって、そのネガティブな影響が急に自分に襲いかかってくるわけではない。ネガティブになったとしても、周囲の環境はある程度安定している。これは本当にありがたいことなんだよ。
グスタフ:それでもやはり、あなたたちが目の前で見ているものは全て、「思考の結果」だ。
グスタフ:ということは・・・あなたが奪い合っている資源も・・・「限りあるように思える資源」も・・・思考の結果に過ぎない。目の前の世界の説得力があまりに強い世界だから、そうは思えないように見えるかもしれない。でも、考えようによっては資源など無限にある。
ヒロキ:でも・・・そうは言っても、実際に資源が行き渡らず、貧困に喘ぐ地域もある。
グスタフ:それは「地球における資源の量」の問題ではないよ。「資源を分配するシステム」の問題だ。単純に言えば、一部の地域に偏って分配されている。
グスタフ:これには「カルマ返し」的な要因も大きいけどね。現在、貧困に苦しんでいる地域の多くには、かつては栄華を誇った国家があったことも偶然ではない。
グスタフ:単純に「やってはやられ、奪っては奪い取られ」は疲れるんだよ。一つの生においても、輪廻転生レベルにおいても疲れる。
グスタフ:今までの「男性主導」の社会では、1つの生においても、輪廻転生レベルにおいても、「やってはやられ」を繰り返してきた。
グスタフ:輪廻転生を経て、そんなことを何度も何度も繰り返してきた結果として、人々は表面上の意識だけでなく、無意識レベルでも疲れてきている。
グスタフ:その結果、人々が選んだのが「女性の指導者」という存在なんだよ。
グスタフ:それは単純に、母親のように「安心させてくれる」「愛を与えてくれる」存在なんだ。人々は無意識にそれを求めているだけなんだ。
ヒロキ:では、そんな世界にできるだけ早く移行していくためには、どうすればいいの?
世界を愛のあふれる状態へ・・・今後の政治大浄化
グスタフ:できるだけ早く・・・というその気持ちはわかるが、この世界は放っておいてもそんな状態へと流れ着く。なので、そんなに焦る必要はないし、そんな「使命感」に近いものを持つ必要はない。
ヒロキ:・・・。
グスタフ:そして、そんな状態にたどり着くためには、全体として段階を踏んでいく必要がある。
ヒロキ:それは何?
グスタフ:人々の感情のバランス・・・それがしっかりと整えられないといけない。具体的に言えば、「やっては、やられ」の「やられた」人の感情の負の蓄積がまだ残っているんだよ。これを消化しないと、「自分たちにとって希望に満ちた未来」を人々は受け入れることができないんだ。
ヒロキ:・・・。
グスタフ:内面が周囲の環境を作っている・・・これはあなたもわかっているように絶対的な法則だ。
グスタフ:そして、なんらかのネガティブな経験をすると、そのネガティブな経験はネガティブな感情を伴う。そして、そのネガティブな感情はなんらかの形で消化されない限り、その人の内面に留まり続ける。
グスタフ:よく、「ネガティブな感情を持ってはいけない」とは言われるが、なんらかのネガティブな経験をして、それに対してネガティブな感情を抱くことを否定することは、実はあまり良いことではないんだ。
グスタフ:どうしてネガティブな感情を抱くの?それは自分のアイデンティティーを傷つけられたかのように感じるからだ。当然なんだ。なのに、「傷ついた」ということさえも否定してしまうということは・・・その傷つけられた自分のアイデンティティーすらも無視することになる。
グスタフ:傷つく経験をしたのに、その「傷ついた」という感情や認識すら認めない・・・というのは「自分の本質」を無視したことになる。そのような習慣はいずれ無意識に、日常的に自分を軽んじることにつながり、さらに自分を追い込むことになるんだ。
グスタフ:もちろん、必要以上に自分の感情のネガティブな面にこだわるのは感心できることではない。でも、何か傷つくような経験をしたのであれば、それによって「自分が傷ついた」ことは否定できないことなんだよ。
グスタフ:そして、その感情はもちろん、意識的にであれ、無意識にであれ、自分の中に残ることになる・・・
グスタフ:そして、その感情はさらに「データー」として、我々の意識全体に共有される。もともとは「一つ」だったんだから、当たり前だよね。
グスタフ:でも、そのようなネガティブな感情は私たちの本質とは矛盾した感情なんだ。
グスタフ:本来、私たちがこの世界を創造している。でも、そのようなネガティブな感情は「この世界には自分の手が及ばないところがある。自分には力がなく、被害者である」という思いの産物だ。本来、自分が全てを創造しているのに、「自分には力がなく、被害者である」という思いはおかしいだろう。
グスタフ:自分が全てを創造しているというのは、圧倒的な事実。これは絶対に否定できない。それが本質であり、それに対して「自分には力がなく、被害者である」という思いは単なる「勘違い」だ。この二つの矛盾した観念がずっと共存することはできない。
グスタフ:ということは・・・そのようなネガティブな感情、そしてそれに伴う「勘違い」はいずれ処理されないといけない。いや、放っておいてもいずれ処理される。全くの「嘘」がのさばっている状態なのだから。
グスタフ:色々な処理のされ方があるが、あなたの世界で一番馴染みがあるのは「カルマ返し」と呼ばれているものだろう。正直に言えば、「自分がやったことは返ってくる」という単純な物理的法則だよね。
グスタフ:ただ、本来はと言えば、この「カルマ返し」ですらもあまり必要がないことなんだ。要は「やられた」人が、「もうやられる必要はない」と気づくだけでいいんだよね。「やられた人がやり返す」という問題ではなく、「やられた人がやり返しても、やり返さなくても」、「やった」人は相手にやったことを「自分もやられて」経験する。自分がやったことと同じエネルギーの行為が反作用で戻ってくるだけなんだ。
グスタフ:でも、どうしても地球は目の前の物理的な要素が強いので、何かを「やられて」しまうと、その結果が自分の環境という形で残りやすい。つまり、ずっと「被害者」である状態が続くかのように見えるんだ。当然、これではその人の感情は処理できない。
グスタフ:実際には、必ず加害者にも跳ね返っていくにもかからわず、それが見えない。だから「復讐」という思いが、感情が生まれてしまう。
グスタフ:「復讐」というと、あまり良い響きではないが、それでもその「復讐」によってその被害者が持っている「ネガティブな感情」が消化されるのであれば、それは必ずしも否定されるべきものではない。
グスタフ:でも、今あなたの世界にいる「やられた」人たちは、そんな「復讐」という思いすら、遂げられないと思い込んでいる人たちが多い。「どうせ世の中変わらない」と思っている人がかなり多いことがその現れだろう。
グスタフ:でも、そんな人たちも、この本来「全てが実現する」世界の中で、「どうせ世の中変わらない」という勘違いを抱き続けていることはできない。いずれ、その「我慢」とも呼べるものが噴出する。
グスタフ:その我慢の噴出が、あなたの国では「政治の世界における浄化」という形で現れるだろう。
グスタフ:多くの人が「自分の思いなど叶わない」と思っている。ただ、いつまでもその勘違いを続けていることはできない。いずれその勘違いを噴出させ、放出する必要がある。その噴出のターゲットになるのは、まず「自分の本質とは相容れない」思いだ。これをまず処理しないと、その勘違いによって抑止されていた思いを実現できない。
グスタフ:それがあなたの国では今後数年間において、「政治腐敗の摘発」という形で現れるだろう。
グスタフ:「やられた」人が、「自分の思いが叶わない」という勘違いを捨てる・・・その一番効果的な方法は、「自分の世界が変わること」だ。結果として「自分がずっと被害者ではない」ということを知る。もちろん、それによって100%変わる人、しばらくは変わらない人、様々だろう・・・
グスタフ:でも、人々の意識を大きく変える事象であることは間違いない。今後鬱積した感情を噴出させる事象として、「政治腐敗の摘発」が連続していく。
グスタフ:結果として、それが「復讐」であったとしても、それが「やられた」人たちの感情を満たせてくれるものであれば、それはその人たちにとって「望むべき実現」となる。まずはそのような形でネガティブな感情を噴出させる過程が必要となるんだ。
ヒロキ:なるほど・・・
次回もグスタフが「これからの世界がどのように変わっていくのか」を話してくれます。お楽しみに。