カルマとは「行い」そのもののことで「業」と表現されることもあります。カルマというとなんだか怖いような気がしたり、悪いことが返ってくるのではないかと思ったりする方もいらっしゃるかもしれません。
でも、実は私たちが日常的に毎日、毎日、せっせと未来の自分に【カルマという荷物】を送っているだけなのです。カルマを知ってあなたの生き方を変える法則をご紹介します。
カルマって本当にあるの? 生き方を変える9つの法則
●生き方を変えるための法則その1・・・カルマに気づく
「嫌なことばかり起こる、自分だけ困難が多い」こんなふうに思う時もありますね。もう嫌だ!と投げやりになる前に、こう思ってみてください。「カルマに気づく絶好の機会なのかもしれない」と。
何事も「気づかなければ」対処できません。もしあなたの身に起こった出来事で「これは負の連鎖なのでは」と感じるようなことがあれば、カルマという言葉を思い出してみてください。連鎖を断つ時が訪れました。
●生き方を変えるための法則その2・・・カルマは過去・現在・未来とつながっている
生きている以上、どうしてもカルマは発生し、いつかそのカルマは実を結びます。カルマは空に投げたボールと同じで、いつか必ず地上に落ちて来ます。落ちてきた時に受け止め、向かい合うことでそのボールは消えます。
もし、そのボールから逃げたり、向かい合うことができない場合は、次回のカルマ解消の機会に持ち越されます。また、カルマ解消に適したタイミングが今生ではなく、来世になることもあります。
●生き方を変えるための法則その3・・・悪いカルマ、良いカルマ
人を陥れたり利用したりする悪意・残忍さは悪いカルマに、愛と思いやりのある行為は良いカルマになります。霊能力者のエドガー・ケイシー(1877年~1945年)のリーディングでは、過去生に行った愛のない行動が、今生でのカルマ解消につながっている有名なエピソードがいくつも残っています。
もちろん、人生の困難や試練についてはカルマだけに原因を求められないケースも多くあります。魂の大きな成長に必要な困難や、家族・地域のグループソウルとしての試練というケースです。
しかし、カルマの場合は後に解消しなければならないのはあなた自身なのは間違いありません。
●生き方を変えるための法則その4・・・身近な人のカルマ解消も学び
復讐心や恨みの気持ちを抱いたときに「天罰が下ればいいのに」と、相手の不幸を願いたくなるかもしれません。しかし、間違ってはならないのは、カルマは天罰ではないということです。他者がカルマの解消に取り組んでいるのを「罰が当たった」などと思わないようにしてください。
身近に起きているということは、あなたもそこから学べることがあります、というメッセージなのですから。
●生き方を変えるための法則その5・・・視点を変え、視野を広げる
視点を変えると驚くほど人生が違って見えることがあります。ある二人のストリートパフォーマーがそれぞれ1日の収入2000円に対してこう言いました。
A「これではとても生活できない、食費で終わってしまう」
B「私のパフォーマンスを評価してくれる人がいることに感謝!世界中を周ってみたい!」
無理矢理にポジティブになる必要はありませんが、Aの考えが浮かんだ時に、Bの発想も思い出してください。良いカルマとは、愛と喜びをもって人生を楽しむことから生まれます。
●生き方を変えるための法則その6・・・依存心・自己憐憫はNG
例えば、「この体調不良はきっとカルマのせいだ」と決めつけてしまう姿勢は、実質的な生活面においてもスピリチュアル面においても、NGと言わざるを得ません。ただ「カルマ」のせいにして、悲観しているだけでは新しいカルマを生みだしかねません。
そういった姿勢の根底にあるのは「依存心」です。依存心や自己憐憫には愛がありません。自分さえ良ければ良い、努力せずに結果だけ欲しい、不運・不幸は他人のせい、こういった考えでは、せっかくカルマ解消の機会が来ても生かせず次回に持ち越しになってしまいます。
さらには引き寄せの法則が働き、同じような経験を引き寄せてしまうでしょう。
●生き方を変えるための法則その7・・・あなたが他者を傷つけているとき
人間ですから誰しも、「嫌い」「苦手」という感情を持つこともあるでしょうし、そういった感情を否定するのは自然ではありません。しかし、意地悪をしたり、嫌がらせをしたりする理由にはなりません。
誰かに酷いことをされ憎んだしたとしても、復讐してはいけません。あなたが他者を傷つけたその時、あなた自身をも傷つけているという「カルマの法則」を思い出してください。毅然とした態度で距離を取ればいいのです。あなたが悪いカルマを作る必要はありません。
●生き方を変えるための法則その8・・・主体的に生き、直感を大切にする
カルマを理解しはじめると、主体的に生きるようになってきます。「他人や環境のせいにしない主体的な生き方」と「わがまま・勝手・独り善がりな生き方」は全く違うということを理解するからです。また、直感を大切にするようになります。直感を無視しために後悔したことはありませんか?
思い込みや先入観ではない、「直感」からの声に耳を澄ましてください。過去性からの良いカルマが語りかけているのかもしれません。
●生き方を変えるための法則その9・・・人の役に立つことをする
カルマは行為です。あなたの今日の行為は、未来に必ずあなたが体験します。何か困難なことが起こったら、「この出来事を通して私の魂を癒そう」と思いましょう。あなたが誰かを傷つけた時、「未来のあなた自身をも傷つけた」ということだからです。
徳を積むという言葉がありますが、奉仕する、人の役に立つことをするのはカルマの面からも一理あるのです。自分の生活を大事にしながら、できる範囲で、自分以外の人を幸せにする活動にチャレンジしましょう。
きっと「未来のあなた自身をも幸せ」にするでしょう。また、奉仕や親切は他のカルマも軽くします。
カルマって本当にあるの? 生き方を変える9つの法則 まとめ
ひとつのカルマを解いたら、次のカルマに取り組みます。「ステージが変わる」などという表現をすることもありますね。対人関係の悩み、仕事の苦労、パートナーシップの鍛錬など全てが「カルマの解消」のチャンスとなります。
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