どんなに愛した人の両親であり、どんなに性格の良い義両親であったとしても、まったくストレスを感じずに同居をするというのは無理な話ですよね。実親との同居であったとしても、ストレスフリーは不可能だと言えます。
そんな生活の中でもちょっとした工夫でだいぶ楽になるものです。今回はそんなコツをお教えします。
義両親との同居はストレスばかり!楽になる7つのメソッド
一般的な同居のストレスの原因として挙げられるものは、
(1)食事の時間やメニューが合わない
(2)行動を監視、詮索されるのがイヤ
(3)生活習慣が違い過ぎる
(4)金銭的な問題
(5)夫への過干渉
などが多く言われています。
同居して初めて分かる「難しさ」は、一概に相手ばかりに原因があるわけではなく、自分自身の捉え方や行動に問題がある場合もあります。
「義両親には強く言えない」や「悪い人ではないから」といった理由で、ストレスに感じている言動について話し合うのが難しいケースもありますよね。
と、いうワケで、今回は、義両親との同居で感じるストレスを、少しでも和らげることができる方法を7つご紹介したいと思います。
これなら試せるかも、と思うものから実践してみませんか?
その1.【同居のストレスへの対処法】挨拶や感謝の言葉をしっかり言う
小言の多い姑、部屋を散らかしてばかりの舅、何を言っても改善の役に立たない夫の態度にイライラする生活。ストレスを感じない方がおかしいですよね。
そんな状態が続くと、挨拶や感謝の言葉を言わないケースが増えてくるものです。相手の顔も見たくない、声もかけたくないと思う日もあるでしょうしね。
ですが、そんな時こそ挨拶は大切。自分のメンタルを維持するためにも、きちんと「おはようございます」「行ってらっしゃい」「ありがとう」などの声掛けをするようにしましょう。
相手への労いの言葉であったとしても、自分のために言っているので、もし反応が無かったとしても気にすることはありません。できれば笑顔で、元気よく、爽やかに挨拶するように心がけましょう。
明るく素直な態度で過ごす方が自分も気持ち良いですし、正当性がアップします。自分は自分、自信を持って生きようと前向きな気分になれますので、挨拶は大切です。
その2.【同居のストレスへの対処法】プライベートスペースを確保する
自分のプライベートスペースを確保することは、同居をする上でとても大切な事だと言えます。詮索好きな同居人がいると、なかなかプライベートを守るのも難しく、ストレスの原因になることも多いですよね。
留守の時に夫婦の寝室に入って、机の引き出しを勝手に覗くような人と一緒に暮らしたくないと感じて当然でしょうが、相手には相手のルールが存在するのでしょう。
どうしても見られたくないものには鍵をかけたりして、自衛するのも手段のひとつになりますね。
あと、夫婦の寝室にはテレビやパソコンなどを置いておくと、リビングで一緒にいたくない場合などに自室にこもりやすくなりますよ。
その3.【同居のストレスへの対処法】「いい嫁」になろうとしない
いい姑、いい嫁でありたいと思う気持ちが強すぎると、気を使い過ぎて疲れる、気を使われ過ぎて辛いという現象が起きます。
してくれたことに対して、素直に「ありがとう」という気持ちだけを持てれば良いのですが、得てして「申し訳ない」と感じやすいのも日本人の特徴ですよね。
「せっかくしてくれたことにケチをつけたくない」とか、「嬉しいんだけどありがた迷惑」な姑の行動に対しては、いっそのこと「こうしてくれたらもっと嬉しい」と自分の要望を相手に伝えてみるのも有効。
それで嫌な顔をされたり嫌味を言われたら、申し訳ないのでこれからは自分でやりますと宣言しやすくなりますしね。
イヤなことに対しては、嫌だということを素直に相手に伝えた方が良いですよ。あれしろこれしろとうるさい姑にはしっかりと「できない」と言い切ることも大切。いい嫁になる必要はどこにもありません。
我慢のし過ぎは身体に悪いですからね。
その4.【同居のストレスへの対処法】寮生活だと思い込む
他人と一緒に暮らすという現実を、もっとシャープに捉えるようにしてみましょう。家族だと思うからこそ、ストレスを感じることも多くあります。
もとから他人と一緒に生活していると思えば、トイレやお風呂、食堂(リビング)などは共同が当たり前であり、自分勝手な使い方ができなくて当然だと思えるようになります。
口うるさい姑は寮のおばさんだと想像してみて下さい。自分のスペースだと信じるからこそ、文句を言われて腹立ちを感じるもので、寮のおばさんがガミガミを言うにはそれなりの理由があるんだと思うと、理解しやすくなるケースもあります。
その5.【同居のストレスへの対処法】一緒の時間を減らす生活を心がける
どれだけ気の合う義両親であったとしても、四六時中一緒にいるとさすがに疲れます。
ましてや、あまりうまく行っていない関係であるなら、なおのことできるだけ一緒にいる時間を減らす工夫が必要になるでしょう。
習い事や趣味、仕事をするのもいいですよね。自分のストレス解消に繋がるような時間を持つことで、一緒にいる時間を減らせるとすれば一石二鳥になります。
同居のストレスを感じやすい食事の時間を減らせるようにできれば、少しは気持ちが和らぐのではないでしょうか。
明確な用事を作って、お昼は姑に任せてしまうとか、夜も時々は外食するなどしてみましょう。
その6.【同居のストレスへの対処法】ストレス解消をしっかりとする
ストレスを感じずに同居を続けるのは、ほぼ不可能です。だとすれば、健全な精神を保つために必要なのは、しっかりとストレス解消をすることになります。
大したストレスがかかっているワケではないのに辛いと感じるのは、「うまくストレス解消ができていない」や、「ストレス発散を実感していない」というケースが多いですね。
気分転換が下手な人、自分の好きな事ができていない人、ストレス発散を暴飲暴食や身体に悪いことで賄っている人などは、ストレス解消が上手にできておらず、常に不完全燃焼な状態の精神状態でいることが多いです。
自分自身のメンタルをコントロールできるように、しっかりとリフレッシュした実感を味わいましょう。
その7.【同居のストレスへの対処法】あらゆる「備え」を充実させる
同居のストレスへの対処法として、最後の提案になりますが、あらゆる「備え」を充実させることで、ストレスが軽減される場合があることをお伝えしますね。
例えば、
(1)将来、独立すべき時のための貯蓄をする
(2)ひどい嫁イジメや理不尽な扱いがある場合は、しっかりと音声や映像などの記録、日記などを記しておくこと
(3)自立できるだけの生活能力を確保しておく
など、将来の不安に対する備えを日頃から意識した生活を送ることで、自分の心に余裕を持てるようになります。
いざという時のために、しっかりとした用意を準備できる人は、精神的な強さを持てるようになり、相手に優しく接することができるようにもなります。
本心を隠してというと聞こえが悪いですが、防災訓練の一環として、いざという時の備えを充実させてみるのも良い手段だと思いますよ。
【まとめ】
「相手を変えるよりも自分が変わる方が早い」というテーマで、気持ちの持ちようや同居をする上での自衛の方法をご紹介してみましたが、いかがでしたか。
「同居をストレスを感じずに暮らしていくのは、ほぼ不可能である」と言うことを、まずは前提に置いて下さいね。自分がストレスを感じてしまうことが悪いのではないかと思う必要はないのです。
他人同士が一緒に生活するにあたって、摩擦無しに過ごせるわけがないんですから。だからと言って、相手のせいにばかりしてもいけません。
お互い様の気持ちが全面に出せるようになればいいですね。ストレスがあってもなるべく気にしないようにするためには、お互い様の関係作りをすることも大切。
遠慮ばかりするのが、同居を円満にする秘訣でもありませんよ。自分なりの快適空間を目指して、コツコツ頑張りましょう。
義両親との同居はストレスばかり!楽になる7つのメソッド まとめ
その1.【同居のストレスへの対処法】挨拶や感謝の言葉をしっかり言う
その2.【同居のストレスへの対処法】プライベートスペースを確保する
その3.【同居のストレスへの対処法】「いい嫁」になろうとしない
その4.【同居のストレスへの対処法】寮生活だと思い込む
その5.【同居のストレスへの対処法】一緒の時間を減らす生活を心がける
その6.【同居のストレスへの対処法】ストレス解消をしっかりとする
その7.【同居のストレスへの対処法】あらゆる「備え」を充実させる