結婚に夢を抱いている人ほど、実際に結婚してみてそのギャップに「こんなはずではなかった」と落胆するものです。そんな気持ちがどんどんと疲労感を蓄積させ結婚生活が嫌になってしまいます。
これは、育児も同じで、かわいい赤ちゃんというイメージだけで、育児の大変さを認識していないと、実際産まれてきたときに、育児ノイローゼにさえなりかねません。こんな状態になってしまうのは思考、つまり物をとらえる考え方に問題があるのです。
結婚生活に疲れたという人の間違えた5つの思考パターン
【夢と現実の違いを認識する】
結婚生活はバラ色、好きな人と一緒に暮らせる幸せ、それだけで結婚してみたら、旦那は仕事、自分も仕事と家事までしなくてはならず、バラ色の生活なんてどこにもない、なんて感じている人はいませんか。
幸せを感じる視点が間違っているのです。あなたは、シンデレラではありませんから、結婚して幸せになりました、めでたしめでたしの感覚ではだめなわけです。思考を変えていきましょう。悪いことのみに目を向けていませんか。
実際に結婚は好きな人と一緒に暮らしていますよね。好きな人はあなたの人生の伴侶になったわけです。片思いや恋人の時と違って好きな人が一緒の人生を送ることを認識してください。それが幸せだと感じませんか。
生きていきうえで必要なのは家事全般です。好きな人に食事をしてあげられるのは、妻になったあなたの特権です。同じ屋根の下で暮らせるのも結婚したからです。一人が好きだったのに、なんて思うのなら最初から結婚しなければよかったわけで、選択のミスとしか言いようがありません。
良いことを考える、これが思考の中から漏れてしまっていることがあります。悪いことにばかり目をやらないで、結婚して手に入れたものへの喜びを感じてください。
【完璧を目指さない】
何でもかんでも完璧を求めると、やがて疲れてしまいます。
長い結婚生活です。あまり頑張りすぎると心身ともに疲れてしまい、気持ちが落ち込んでしまいます。自分にはできないと勝手に思い込み、悪い方へと考えが膨らんでしまいます。
酷くなると、うつ病になってしまう場合もあるのでこれは危険です。自分が出来るというレベルを下げましょう。特に共働きをしていたり、慣れない育児をしているのであれば、手抜きを覚えることがベストです。
手抜きとはさぼることとは違います。上手くやれるひとは、仕事でも人生でも家庭でもこの手抜きを良く知っている人です。手を抜けることはあえてする必要はないのです。できないときにはできないという勇気も必要になります。
自分ばかりが頑張っているという思考もやめましょう。これは相手を責めるための材料に使ってしまいがちです。相手がこうしろといってもいないのに、頑張りすぎたことまで、相手の責任にしないようにしましょう。
【会話をする】
夫婦間で会話をしていますか。恋人時代のような会話も時には必要です。お互いのことを思いやるようにしましょう。自分のことばかりを話さずに相手の話に耳を傾けることも大事です。
伴侶の考えを聞かないで、勝手にこうだろうと決めつけてしまいがちです。一緒に暮らしているのだから、言葉を交わさなくてもわかるだろうが、そもそも間違いなのです。以心伝心なんて簡単にできることではありません。
しっかりと言葉で会話してください。我慢が高じて爆発する方がずっと怖いことなのです。溜め込まないことが大事なのです。
【我慢のし過ぎは禁物】
人間にはその人により、許容範囲があります。これが広いのなら良いのですが、それほど広い人はいません。この許容範囲を超えるような我慢はしないことです。自分が出来るのはここまでだという事を把握しましょう。
出来ないのであれば、家族などにその部分を補ってもらうようにしてください。夫婦というものは、お互いの足りない部分を補う事から始まります。お互いが協力しながら結婚生活をするのです。
片方だけが負担を抱えたり、悩んだりするのは間違いです。お互いを支えあいながらバランスよく結婚生活を続けることが大事です。妻は家政婦ではありませんし、夫は稼ぐ馬車馬でもないのです。
互いの分担を間違えないように、考え方が間違っているのならば、思考転換をしてください。作られた概念に惑わされないようにしましょう。
【自分がどうしたいのかをはっきりしよう】
結婚につかれたというだけでは何も解決しません。結局は愚痴になってしまいます。結婚生活をどうしたいのか、どのような状態なら疲れないのかをまず考えましょう。今の状況が嫌なのであれば、どうすれば嫌でなくなるのか、その状況が解決したら、一体どんな状況になっているのか考えてみましょう。
疲れる原因を取り除くことが大事です。これは伴侶の協力も必要でしょうから、相談をしてみるべきです。結婚生活がもっと楽しくなるための努力もしてみるとよいですね。やらなければならない、義務だからという考え方をすると疲れてしまうものです。
<結婚生活を考える>
既存の概念で結婚生活を語る必要はありません。自分たちらしい生活スタイルを考えましょう。お互いにとってどんな結婚生活が良いのかを話し合いましょう。恋人時代には今度どこにデートに行きたいかなど話し合ってきたのではありませんか。
結婚したから、そのようなことはしないという方がおかしいのです。結婚したからこそ、これからの長い人生をどうしていきたいのかをたくさん話してください。疲れも吹き飛んでしまいますよ。
結婚生活に疲れたという人の間違えた5つの思考パターン まとめ
1.夢と現実の違いを認識する
2.完璧を目指さない
3.会話をする
4.我慢のし過ぎは禁物
5.自分がどうしたいのかをはっきりしよう