あなたはタロット占いにどんなイメージを持っていますか?「興味はあるんだけど、難しそう」「カードの意味を覚えきれるか不安」「占い自体、特別な能力がないとできなさそう」などなど…。
もしこのように考えていたとしても安心してください。タロット占いは誰にでもできる占いなのです。今回は、初心者さんでも簡単にすぐできるタロット占いのやり方のポイントを7つご紹介しましょう。
初心者でも簡単!当たるタロット占い7つのポイント
1.タロット占いの準備
タロット占いの具体的なやり方のご紹介の前に、占いをする上で必要な準備について見ていきましょう。
1-1頭で難しく考えずに感性を磨きましょう
「タロット占いってカードの意味を覚えるのが大変だから難しい」と思い込んでいませんか?確かにカードの意味を覚えることは大切ですし、78枚すべてを記憶して理解するのは簡単なことではありません。
ですがタロットカードの解釈は、カードのイラストを見て瞬間的にひらめきを感じることが大切なポイントといわれます。カードの意味を丸暗記できたとしても、イラストに示された答えをそのまま読み取ってしまうと無機質な答えになってしまうでしょう。
まずはイラストを見た時、瞬間的に浮かんだ思いつきや直感を言葉に表す習慣をつけるとよいでしょう。大切なのは、ご自分がどう感じるかなのです。
意外かもしれませんが、カードの持つ基本的な意味より自分が感じたことを答えにすると当たることは多いのです。
頭で難しく考えずに、「感じとること」のセンスを磨くために普段の生活にタロットカードを取り入れてみるのはいかかでしょうか?
身近なところから始めると楽しみながら身に着いていくでしょう。
1-2タロットカードを用意しましょう
(Photo from collective-evolution.com)
現在、数多くのタロットカードが世界中で普及しています。「何を基準に選んだらよいのかわからない」という初心者さんにオススメなのは、78枚揃ったカードです。
22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナが一緒になっていることが基本。そのため、「ウエイト版」と呼ばれるものを選ぶと扱いやすいでしょう。そして、プロの占い師でも愛用者が多いものでもあります。
このウエイト版には解説書も多数出版されているので、理解しやすいと思いますよ。
1-3タロット占いをする時の道具を用意しましょう
カードを混ぜる時の机やテーブルを用意しましょう。そして、カードの下に敷くための布やクロスが必要です。これは「場を整える」という意味になります。
色に細かな決まりはありませんが、「黒」は凶色とされているので避けたほうがよいでしょう。
2.タロット占いのやり方 【基本編】
当たるタロット占いのやり方の前に、基本的なカードの扱い方からご紹介します。
2-1カードをシャッフルする
「シャッフル」とは、タロット占いにおいてカードを混ぜる行為のことです。タロットカードの山を裏返しにして目の前に置き、それを両手で崩します。
そして、カードに聞きたい質問・占いたい内容を考えながら両手で時計回りにカードをかき混ぜるようにし、カードの向きがバラバラになるようにします。
2-2カードをまとめる
自分が「ちょうどいいな」と思ったタイミングでカードを混ぜる手を止めます。それからカードを両手でひとつにまとめましょう。
なお、カードを横向きにまとめた場合は、カードの山の左端が頭になるようにするのが基本です。
2-3カードを分ける
(photo from numerologycentral.com)
まとめたカードの山を、質問事項を心の中でつぶやきながら3つに分けます。それから、分けたカードをひとつの山に戻します。なお、他の人を占う場合は相手にカードを3つに分けてもらい、再びひとつの山にまとめてもらいましょう。
3.タロット占いのやり方 【初心者向き実践編】
ここでは、初心者さんでも簡単にできる「ワンオラクル」のやり方をご紹介します。ワンオラクルとは、タロットカードに対する質問を心の中に思い浮かべながら1枚だけ引き、答えを読み解く方法です。毎日に運勢占いに適しているやり方でもあります。
初心者さんにおすすめの理由は、カードを展開する順序や位置、意味を覚える必要がないためです。まずは手軽にできるワンオラクルでカードの読み解きに慣れていき、徐々にそれぞれの意味を覚えていきましょう。
3-1ワンオラクルのやり方7つのポイント
ポイント1:リーディングは直感・ひらめきを重視すること
リーディングにおいてもっとも大切なのは、「自分の直感を信じること」に尽きます。タロットカードのリーディングとは、展開されたカードの中にある物語を読み解くことができるかにかかっています。
タロット占い初心者であるほど、カードの意味を調べてみたくなるものです。ですが頭で難しく考えずに、それぞれのカードに描かれている絵柄や名前、番号からなにかが感じとれないかを意識してみましょう。
そうしていくうちに、感覚が磨かれていきます。そして、初めのうちはカードの正位置・逆位置を気にせずリーディングをおこなっても問題ありません。
カードに慣れてきた頃合いを見はからって、その意味も吸収していくのが順序としてなじみやすいでしょう。
ポイント2:カードへの質問は「具体的に」しっかり決めること
1枚のカードから答えを読み解くという、シンプルな方法のワンオラクルでのリーディング。そのためにいろいろな質問に対処でき、場合によって応用を利かせることもできます。
ですが、遠い未来についての質問はあまり得意とはいえません。これは「カード占い」という占術自体が遠い未来を占うことに適さないためなので、占いたい時期には注意しましょう。
では、ワンオラクルに向いている質問とはなにかというと、それに対して「Yes・No」で答えられるシンプルなもの。白黒はっきり「Yes・No」で答えられるということは、質問も具体的ではっきりしている必要があるということです。
しかも内容が具体的であるほど、当たる確率も高くなります。そして時期はできるだけ近い未来であるほうがよいでしょう。
ポイント3:タロットカードは友達のように扱うこと
「タロットカードが友達?」 といぶかしく思うのはムリもないことかもしれませんね。というのも、カードは物質的には紙でできている無生物に間違いようがないからです。ですが、長く使っていくうちに自分の手になじんで友達のような親しみを感じてくるものでもあるのです。
タロット占いをする上で大切なのは、このようにカードに親しみを覚え、「信じる」ということです。カードを信頼できなければ、カードからのメッセージも正しく受け取ることもできません。
そして、カードが導く答えを信頼することは、自分自身の直感を信じることと同じことでもあるのです。そのため、ワンオラクルでのリーディングがシンプルな方法だからといって侮ってはいけません。
いつでもタロットカードに真摯な気持ちで向き合えば、カードはあなたに必ず応えてくれるでしょう。
ポイント4:シャッフルはしっかり丁寧におこなうこと
タロット占いをする上でその結果に影響するほど大切なシャッフル。「たかがカードを混ぜるだけ」と簡単に考えて手を抜いてはいけません。
タロットカードは数回くり返してシャッフルをおこなうことで、カードの中に神秘性が宿るようになっています。その神秘性とは、カードとあなたの信頼関係にも影響し占いの結果を左右するものなのです。
そのため、心がけたいのは心を静かに真剣にシャッフルすること。これといった堅苦しいルールはないので、ご自分がやりやすいやり方でおこないましょう。
さらにいえば、ご自分がタロットカードに気持ちを注ぎやすいやり方をするのが理想です。
ご参考までに、【簡単なシャッフルのやり方】をご紹介します。
①すべてのカードを裏面に揃える
②あらかじめ決めておいた質問をカードに具体的に問いかける
③両手でカードを大きくかき混ぜる
※この時、なにも考えずシャッフルすることがポイント。どうしても頭に雑念がよぎるという人は、目を閉じておこなうと集中しやすくなる。
④自分がよいと思うタイミングで、混ぜたカードをひとつにまとめる
以上が初心者さんも簡単にできるシャッフルの一例になります。
ポイント5:カードの選択は「直感」で決めること
シャッフルが完了したらいよいよカードの選択です。その選び方は、その日・その時のあなたの直感に従って決めることが大切なポイントです。わかりやすいように一例を挙げますね。
【選び方の一例】
・シャッフル後にまとめたひとかたまりの一番上や下のカードを選ぶ
・シャッフルしたカードのまとまりを横一列などに並べ、その中からこれと思うものを選ぶ
こう書いてしまうと「なんだ、決まりがあるんじゃない」と感じてしまうかもしれませんが、ワンオラクルにはどのカードを選ぶかのルールはありません。カードの選択も自分の直感にまかせて自由にできる点も、ワンオラクルの特徴といえるでしょう。
ポイント6:「大アルカナだけ」から始めて直観力を磨くこと
(photo from amandacollado.wordpress.com)
初めにも書きましたが、タロットカードは全部で78枚あるものです。「大アルカナ」22枚と「小アルカナ」56枚を合わせたものとなっています。この78枚というカードの枚数が、タロット占い初心者さんにとっては攻略への高い壁に感じるのかもしれません。
タロットカードを敬遠してしまう理由がリーディング、というのではもったいなさすぎます。そのため、占いを始めたばかりの頃は、大アルカナの22枚だけを使うリーディングがおすすめ。
単純に扱う枚数が少ないからというのもその理由に入りますが、小アルカナに比べ絵柄からイメージできる幅が広いためということもあります。
ワンオラクルでのリーディングは、あなたの直感が選んだ1枚のカードから多くの意味を読み解くことが要求されるもの。
そのためにいろいろなイメージが浮かびやすい大アルカナだけ使うことから始め、直観力に磨きをかけるとよいでしょう。そうして少しずつタロットカードになじんでいってくださいね。
ポイント7:占う時は「ニュートラル」な状態を保つこと
どんなリーディングをおこなうときにでも大切なポイントとして、「感情のおきどころ」があります。それは、「ニュートラルな状態」でいるということです。
実際のできごとや内容、物事に対して先入観をもっていたり感情移入したりするのは、カードが示す答えに鈍りを生じさせることになります。
カードが示す導きをよい方向に活かすためにも、感情はニュートラルを心がけましょう。そして、カードを開いた瞬間に起こるご自分の感性を信じてリーディングするようにしましょうね。
初心者でも簡単!当たるタロット占い7つのポイント まとめ
「タロット占いができる!」と楽しみにしてカードを用意したのに、その枚数でくじけてしまった人も多いはず。
すべてのカードの意味を記憶しようとすると「そんなのムリ」と簡単に判断しがちです。逆に、覚えようというモチベーションになる人もいるかもしれませんね。
ですが、カードを読み解く上で大切なのは、ご自分の直感を信じることや直観力を磨くこと。
タロット占いは、あなたからの質問にカードで応えてくれるものです。日常にタロットカードを取り入れたり、結果を楽しんだりしてタロット占いを身近に感じてみてくださいね。