ただカードを混ぜて、並べて読み取るだけなのに、気持ち悪いほど真実を見せてくれるタロットカード・・・
実はタロットカードがこれほどまでに真実を表すには、理由がありました。
あなたが何かに悩んでいる・・・占いなんかで自分の問題が解決しない・・・真実などわからないと思っているかもしれませんね。
でも、この記事を読めば、あなたの気も変わるかもしれません。
ただ・・・あなたのこれまでの既成概念を根底からひっくり返す覚悟が必要です。(By タロット占い師:ゆー)
タロット占いで相手の気持ちがなぜわかる?科学的な5つの検証ポイント
1.あなたの目の前の世界の正体を見極めよう
まず、スピリチュアルでは言い古されていることですが、あなたの目の前の世界、そしてこの世の中はみんなあなたの内面で考えていることの反映です。
昨日あなたが聞いた嬉しいニュースもあなたの内面の反映ですし、今日の朝、ニュースで見た凄惨で悲しいニュースもあなたの内面に抱えていることの反映なのです。
でも、あなたが凄惨な殺人事件のニュースを見たからといって、あなたが人を殺したいと思っているとか、あなたが過去に人を殺したことがあるとか、そのようなことではありません。
この世の中にはあなたが思っていることと同じエッセンスが100%反映されます。
確かにあなたには殺したいほど憎い人がいるかもしれません。でも、あなたはまさか人を実際に殺したりはしないでしょう。
だから、「私には殺したいほど憎い人がいるけれど、まさか実際に殺したりはしないし、そんなことが私の身の周りで起きたりするはずがない」と思っているので、あなたの近くでは殺人事件は起きないのです。
「まさかそんなことが起きるわけがない」という観念が強烈にそのような出来事があなたの目の前で起こることをブロックしています。
でも・・・
あなたがテレビで見たそのニュースは、100%なんらかの形であなたが持っている観念を表しています。
この世の中で起こることのその奥にあるものは、あなたが持っている観念を100%映し出しています。
その殺人事件が起こった場所は過去にあなたがテレビで見て印象を抱いたところかもしれませんし、その殺人事件を起こした加害者にはあなたとなんらかの共通点があるのかもしれません。
それが、数日前に街の中であなたが偶然あった昔の友達と同じような名前なのかもしれませんし、被害者の家族にとってその被害者は、あなたが1週間前に亡くした家族と同じような立場の人だったのかもしれません。
このように表面上には見えにくい状態ですが、この世の中で起こることには絶対にあなたの内面のなんらかの部分を反映しているのです。
そして、そのように見えないのは「現実的に考えれば、この世の中に私という一人の人間が存在し、私が見る、経験することは私の意思とは関係なしに偶然に起こる」という先入観のせいです。
あなたの目の前の世界・・・三次元の世界の説得力は圧倒的です。
それぞれの出来事が、人が、ものがみんなあなたの意思に関係なしに動いており、それが当然だとあなたは思っています。
あなたはその三次元の世界の説得力に騙されているのです。
つい最近、国内の某一流企業の研究チームが、「夜空に浮かぶ月のような天体ですら、人間が実際に観測するまではその位置が特定できない可能性がある」と発表しました。
月といえば、我々の世界にある物体の中ではかなり大きなものです。このような大きな物体が、我々が「見よう」と決めるまでは、その位置がどこにあるのかわからないというのです。
実は、これには「素粒子」というものが関係しています。
素粒子とは、我々の世界にあるものすべて・・・ものも、人間も目に見えない空気も・・・全てを構成している最小単位となる粒子のことです。
この素粒子というものが面白い性質を持っていて、人間が「見ていない」時はどこにあるのか位置を特定できない「波」のような状態で漂っているのですが、一旦人間が「見よう」と決めて観測すると、急に粒子へと状態を変えて姿を表すのです。
つまり、我々人間の意思と連動しており、姿を変えてしまうのです。
あなたの目の前にあるもの・・・コーヒー、コーヒーカップ、ノート、ペン、コンピューター、机、そして目に見えない空気・・・みんな素粒子からできています。
そしてものだけでなく、あなたの目の前の人もみんな素粒子でできているのです。
これがどういうことが・・・お分かりになりますよね?
そう、この世の中はものも人も全て、あなたの思考と連動しているのです。
「そんなわけない」と思いますよね?だから、あなたの「そんなわけない」という思考が巧妙に真実をブロックし、歪めています。
それだけの単純な世界なのです。
でも、あなたもその気になれば、この完璧に自分から分離して成り立っているような世界に、そのほころびを見つけることができます。
例えば・・・先ほど街角で見たゾロ目数字・・・「あ、ゾロ目だ!」とその場はそれで流してしまうかもしれません。
でも、それから少し忘れて数分後・・・また同じ数字を見てしまう。
一回くらいなら偶然もあるだろう・・・また忘れる。そうすれば、また見てしまう!
誰かがあなたの印象に残った数字を覚えてくれていて、あなたの行動を予測してその数字をあなたが見えるところに準備してくれているのでしょうか?
そんな暇な人はいませんよね。
最近は電話番号でもゾロ目を使うことが増えてきて、車のナンバープレートなどにもゾロ目数字を見る機会が多いのは事実です。
でも、その気になって意識するようになれば、そんなことでは納得できないようなペースで同じゾロ目数字を見ることになるでしょう。
あなたの目は目の前に見える圧倒的なリアリティーを誇る三次元の世界に曇らされているのです。
本当にそれが事実だと思う。疑いの余地はない。そう思う世界があなたの目の前に反映されています。
でも・・・その根本は「あなたの思いをそのまま反映する世界」です。
どれだけあなたが執拗に現実的な目線でブロックしても、あなたが頭に残ったものをそのまま反映する世界である以上、このようなゾロ目数字のようなことは起きますし、偶然の一致では片付けられないことがどんどん起きてきます。
なぜかというと、あなたがどれだけ理論で武装して現実的に生きようとしても、「この世の中はあなたの思考の反映である」と基本ルールは絶対に変わらないからです。
2.強力なあなたの固定観念
よく「偶然の一致」と言われますが、偶然の一致どころではありません。
あなたの目の前の世界は完全に一致しています。
ただ、あなたの「そんなわけはない」という観念によってごまかされているだけなのです。
私たちの身の周りの三次元の世界の現実味、リアリティーというのは圧倒的であり、まさか自分の思考に世界が連動しているなんて思えません。
なので、あなたはそのような一致を実際に目撃したとしても、「偶然の一致」として流してしまいます。
そして、そのようなあなたの現実主義がこの世の中の真実を見えないようにしているのです。
本来、我々の思考はこの世界と連動しており、我々の意思は奥深いところでこの世のもの、人、全てと繋がっています。
目の前の世界は自分の内面の鏡の世界に過ぎないのですが、あなたの現実主義はそれを認めません。
本来はあなたの意識はすごく大きな存在で全宇宙に広がっています。
でも、あなたは目の前の三次元のリアリティーに圧倒され、自分を小さな小さな一人の人間という状態へと制限してしまう。
そして、生まれてから今まであなたが考えてきたことは、そんな「小さなあなた」の考えの蓄積です。
でも、これは仕方がありません。三次元の世界に生きている人間であれば、程度の差こそあれみんな同じ状態です。
じゃあ、あなたの意識を広げるにはどうすればいいのか・・・別に修行をして滝に打たれる必要はありません。
ただ、「ああ、この世界はひょっとしたらそういうものなのかもしれないな」と意識し始めるだけで良いのです。
今までの論理的な判断をできるだけ持ち込まずに・・・
以前、「引き寄せの法則」というものが流行りました。自分が考えたことと同じようなエッセンスのことを自分の周りに引き寄せるというものですが、これは今まで説明しましたこの世界の成り立ちを考えると当然のことです。
あなたの世界はあなたの内面の反映です。あなたが何かを見て印象を受けて、それに意識を注ぎ込めば、それと同じようなものをあなたの世界に反映させます。
そして、その反映したものを見てあなたがさらに印象を受け、さらに同じようなものを引き寄せるのです。
あなたは意識したものをなんでも拡大するのです。
思考も同じです。
たとえあなたがどれだけ現実主義で武装しても、それは偽の真実です。化けの皮はいずれ剥がれます。
あなたが「実はこの世の中は私の思考の反映なのかもしれない」ということを意識しだすと、その思考はあなたの中で拡大します。
そして、それが外界へと反映され、さらにそれを見てあなたは確信し、そういった状況を次から次へと作り出していくでしょう。
いずれあなたは真実を見ることになります。
ただ、今現在の状態としては、まだ目の前の世界のリアリティーを認めざるを得ない状況です。
今、あなたに好きな人がいるのであれば、あなたは本来彼の気持ちがとっくにわかっているはずなのです。
だって、私たちの意識はお互い深いところで繋がっています。
そして・・・なぜ彼はあなたの目の前に現れたのだと思いますか?
この世界はあなたの内面を完全に反映しています。
どうして初めて彼を見たときにときめいたのでしょう?
それはあなたが過去に「ああ、こんな人だといいなあ・・・」と心に思い描いたからです。
その時のあなたの気持ちは、あなたには気づいていないかもしれませんが、幸せだったはずです。
そのときにあなたが思い描いた彼が、そしてそのエッセンスがあなたの世界に現れました。
だから、あなたは彼を見るときときめくのです。それはあなたが以前に思い描いたときと同じ感情であるというシグナルです。
あなたが思い描いたから彼が現れたからです。これを先に認めてください。
ここまでの話を読んで「ああ、そういうこともあるかもね」と思い始めたかもしれません。
そして、科学的にも証明されつつあることを知るとさらに理解も深まり、信じてみようかと思う。
でも、あなたは自分の身の周りのことになると、突然現実主義になります。
どれだけ「この世の中はあなたの内面の表れです」と言われても、「あなたが彼を思い描いたから彼が現れたんです」と説明しても、それを信じようとしないでしょう。
生まれてきてからずっと培ってきた「この三次元の世界がリアルだ」という固定観念はそれだけ強いのです。
でも、これはあなただけではありません。
この世界に生きている以上、みんなそれぞれの固定観念を持っており、この三次元の世界の説得力を完全には捨てる事ができていません。
「自分はこの世界では一人の人間というちっぽけな存在であり、みんな人はバラバラに動いている」と思い込んでいる。いや、思い込まされている。
でも、ふとしたきっかけで、そこから違った方向へ意識が向く人がいる。
そういった人たちは、小さい時からなぜか物事の本質が見えており、他の人たちとはどこか違った生き方をするようになる。
自分の能力故に生きづらさも感じる・・・
ほんの少しのきっかけで意識を広げ、いろんな事が見えるようになった人たち・・・霊視ができるのもこういった人たちです。
ただ、これは特別な能力ではありません。私たちの一人一人がお互いと繋がっており、それを認め、意識するだけで徐々に回復する、我々に戻ってくる能力なのです。
ただ、こういった人たちでも三次元のリアリティーの影響を完全には取り払う事ができません。
この三次元の世界に生きる以上、その三次元のリアリティーを全く認めないわけにはいきません。
三次元の世界のリアリティーを認めなければ、まともに生活する事ができないでしょう。
本当はこの世界は内面の反映にすぎないはずなのに、自分の「そんなはずはない」という観念によってごまかされている・・・
これと同じように個人個人が持っている主観、観念は本来見えてくるはずの真実を歪め、色をつけてしまいます。
霊視ができる人は、どれだけその三次元のリアリティーから生じた固定観念を捨て去るかによってかなり霊視の精度が上がるのですが、それでも、100%は難しいのが現状です。
そこで用いられるのがタロットカードなのです。
3.タロットカードの基本原理は形而上学であり、シンクロニシティー
霊視では、占いたい現状を見る際に、霊視している人の主観の影響が大きくなります。
しかし、タロットカードは現状をタロットカードに描かれている絵によって象徴的に映し出すので、主観が影響する余地が小さくなります。
現状と同じエッセンスを持つ絵を載せたカードが選び出されるため、絵は歪めようがありません。
そして、忘れてはいけないのがタロットカードに現れるその現状は、元はと言えば、あなたが作り出した世界です。
でも、あなたの目は三次元のリアリティーによって曇っている。
だから、クリアーにカードで再び見せてもらうのです。
元はと言えば、すべてあなたが知っているはずのことなのです。
タロットカードの原理は基本的に「偶然の一致」と呼ばれるものを使うものであり、引き寄せの法則とも同じです。
繰り返しになりますが、あなたの身の周りの世界はあなたの思考の反映です。
今のあなたの内面と同じものをカードの絵で引き寄せる・・・そしてあなたの思考の反映がこの世界ですから、今のあなたの世界をカードの絵で引き寄せるのです。
頭の中に浮かぶ霊視とは違って、そこに主観が入る余地がありません。そのまま、カードの絵に転写される感じです。
もちろん、霊視できる人たちの中には素晴らしい精度を持った人もいます。ただ、人間である以上、どうしてもその人が見た絵には主観が入ってしまう。
その人の伝え方にも主観が入るでしょう。
でも、タロットはあなたの世界との共通要素がそのままカードで表されてしまうので、かなり客観的な占い方ができるのです。
4.自分で占うことはできるのか?
結論から申し上げると、自分で占いことはかなり難しいと言えます。
タロットで難しいのは、カードを混ぜて並べることではなく、結果として現れたカードから現状を読み取ることです。
そこにはやはり霊視と同じく読み取る人の主観が入ってしまいます。
自分で占うとどうしても、自分にとっては重要なことなので「こうなってほしい」「こうなったら嫌だ」という気持ちが入ってしまいます。
しかも、こういった気持ちは並んだカードの結果を読み取る時だけでなく、カードを混ぜて並べる時にも影響するのです。
特に自分で占ってみて、あまり結果が思わしくなった時、それから繰り返して何回も占ったりすると、間違いなくその時の心境は「焦り」の気持ちです。
その「焦り」の気持ちの根底にあるのは「こうなったら嫌だ」という思いであり、その強い恐れの方をタロットは反映させてしまいます。
占う時に「一体何を占いたいのか」をはっきりさせないと、占いたい内容、将来ではなく、今の自分の不安な気持ちをそのまま反映させたりすることもあります。
占い師さんの中でも「自分のことは自分では占わない」という人もたくさんいます。
それだけ自分のことを占うのは難しいのです。
もしあなたがタロットで自分を占いたいのであれば、やはりプロの占い師さんに診てもらうことをオススメします。
また、タロットカードの読み方は一応教科書代わりの書籍がたくさん出ており、その情報量は豊富にあるのですが、いわゆる「教科書通りの解釈」と、そういった「プロの人が見る解釈」は違うものです。
教科書的な解釈は、人間が決めたルールのようなものですが、実際にタロットに反映されている現状は千差万別。「運命の輪」というカードに「これから車の維持費、タイヤに気をつけなさい」という現状が反映されたりもします。
「輪」から「タイヤ」・・・これはカード1枚1枚の意味だけでなく、それぞれのカードの繋がり、そして絵の端々に込められた「一致」に細かく目を配る能力が求められます。
これは一朝一夕で身につくものではなく、さらにタロットカードを操る人の素質にも左右されます。
どれだけ先入観なしにカードに現れた一致を読み解き、伝えるのか・・・これもなかなかすぐに身につくものではありません。
もし、占い師さん選びに迷うようであれば、文句なしに自分にとってフィーリングがいい人を選んでいいでしょう。
まずは話を聞いてくれるのかどうか・・・タロット占いに限定するのであれば、こちらの話を聞いてもらった後で、あまり自分の主観を言ってこない占い師さんの方がいいかもしれません。
「それは〜だと思う」などと言われても、その人の霊視的な能力により見えている部分もあるかもしれませんが、それはやはりその人の主観の影響を受けています。
そして、占い師さんがそのような主観を持って占うと、かなり高い割合でその主観がタロットの結果に反映されてしまいます。
どちらかというと、年齢を経るにしたがってこのような主観が強くなる傾向がありますから、占い師さんは若い方の方がいいかもしれませんが、それでも占うときは一切の主観を排除し、しかも若い人にはない経験を武器にするキャリアがある人もいます。
ただ、そもそもの基本に戻ると、この世界は「あなたが作った世界」です。
我々一人一人が自分の内面の反映である固有の世界を見ています。
今からの自分の人生、自分の世界を望み通りにしていくのはあなたです。
ならば、やはり自分の望みを実現していくにはどうすればいいのか・・・あなたにとって嬉しいことを・・・たとえ難しい状況であっても、あなたにとって嬉しい結果につながる提案をしてくれる人の方がいいでしょう。
よく言われる「上げ占い」でもいいのです。自分にとって自分の良いことばかりを言ってくれる占いであれ、その印象はあなたの思考に沈み込み、そしてそれがあなたの世界に反映されます。
占いは今の自分を把握し、それからどうしていけば良いのかを教えてくれる指針です。
でも、現実の世界を作るのはあなたの思考です。
「難しい」とは言われても、「無理だ」「諦めた方がいい」という占いを信じる必要はありません。
占い師さんはあなたの内面をカードに反映させていますから、「無理だ」と思っているのはあなたなのです。
「恋愛だから相手の気持ちの問題もある」と思うかもしれませんが、この世の中が100%あなたの内面の反映である以上、その相手の動きもあなたが意識的にであれ、無意識にであれ決めています。
まずは自分の世界が100%、自分の内面の反映であると認め、それからタロットを活用しないと、いつまで経っても偶然の事故や一致に振り回されてしまいます。
みんなあなたが決めていることなのです。一人芝居です。
あなたにとって嫌なことを言ってくる占い師は、たまたまその時のあなたの考え方やフィーリングと一致したので出会ったまでのことです。
なので、気にせずにあなたに合う占い師を探してください。
世界はあなたが決めています。作っています。あなたの味方となる占い師を探すべきです。
確かにあなたの夢を実現させるためには、耳の痛いコメントも必要かもしれません。
ただ、最初から全否定であれば、信じる必要はありません。
5.自分で占うとしたら・・・
それでもやはり「自分で占いたい」と思う人もいるかもしれません。
基本的な占い方をご紹介しましょう。
「ヘキサグラム」と呼ばれる基本スプレッド(カードを並べるパターン)です。
まず、テーブルの上でカードを時計回りに回して混ぜます。そしてカードをまとめ、カードの縦と横を揃えます。
カードを揃えるときは、反時計回りに回すようにカードを揃えます。
上の画像のように、まず「1.カードを6枚取り、脇へ置いておきます。」
そして、「2→3→4」の順序でカードを並べ、それから「5.また6枚取って脇に置いておきます。」
それから「6→7→8」の順序にカードを置き、最後に中央に「9.一枚カードを置きます。」
2.の位置のカードは過去の状況、または現在の状況の原因です。
3.の位置のカードは二人の現状。問題点が見えてくることもあります。
4.の位置のカードは現在の状況のままで行くと、どのような未来になるのかを表します。本当に近未来で1ヶ月後くらいまでです。
6.このカードは現在から望む結果へと未来を変えて行くための対策を表します。カードをめくるときは一番最後にしましょう。
7.占うテーマに関わる人、周囲の状況などを表します。
8.占ってもらう当人の現状、気持ちなどを表します。ここから問題解決の糸口が見えることもあります。
9.最終結果です。だいたい3〜6ヶ月後ぐらいまでを表すと言われています。ただ、これは今のままでいけば見えてくる仮の未来であり、6の位置のカードに現れる対策を実践すれば、変えることができる未来です。
カードに関しては78枚あり、その意味を覚えるのも一苦労ですが、カードから伝わってくる感触、印象を信じていいでしょう。
ここでは、恋愛に大きなメッセージを見せてくる可能性があるカードをご紹介します。
大アルカナの「恋人たち」です。調和した関係で交際がうまく行っている事を表します。片思いであれば、相手もこちらに好意を持っており、相性もいい事を表します。
ただ、上下逆に出てきた場合(逆位置と言います)は不調和、別れる、惰性に流される関係を表します。片思いであれば、タイミングが良くない、相手との相性が悪いなどを表します。
大アルカナの「星」です。良い変化やチャンスの訪れを表します。ただ、逆位置であれば、まだ空想の範囲であり現実味がないですが、いずれ希望の光が出てくる事を表します。
大アルカナの「世界」です。いまの現状で完成であり、調和しています。ただ、片思いであれば、いまの現状で精一杯であり、アプローチなどになんらかの工夫が必要です。逆位置では今のままでは未完成で諦める可能性が出てきます。
大アルカナの「死神」です。いきなり出てきたらゾクッとするカードですが、今までのやり方を根本的に変えて再出発する可能性を表します。
侵略を受けた王族たちが、侵略してきた死神に媚びている状態が描かれていますが、ここからも容赦無く新しい体制は始まります。そこまでの大きな変化を起こさなければ望む将来はやってこないという事です。
逆位置では、今の状態に甘えてしまい、変われない事、つまり将来は変わらない事を表します。
大アルカナの「塔」、タロットカードでは一番強い不吉なカードと言われています。
このカードが出てきたら大きなトラブルや事故が起きて強制的な仕切り直しになります。
将来が見えないような大打撃になる可能性がありますが、あなたが目指す夢を実現したいのであれば、どうしても通らざるを得ない試練となります。これによってあなたは考えを変えて実現の方向へと向かうのです。
片思いであれば、告白するか諦めるか・・・どう転んでも、どのような打撃があっても、それはあなたの望む未来へと繋がっています。
逆位置では壊れそうで壊れない・・・我慢が強いられる展開になりそうです。
大アルカナの「月」、あなたの心の奥底にある恐怖などを表しており、それが恋愛の妨げになっているようです。
少し落ち着いて物事の流れを静観しながら、果たしてそれが何なのか見極めた方が良さそうです。
逆位置では、その不安が少しずつ晴れてきそうです。
大アルカナの「悪魔」、見かけほど単純ではないのがこのカードです。
悪魔が男女を鎖で結びつけているその様はいわゆる「腐れ縁」を表します。片思いでもいまいち現状を把握していない可能性があります。本人にはわかっているのに、それを無意識に見ないようにしているような、そんな感じです。
スピリチュアル的な結びつきが強い関係にも出やすいのがこのカード。ただ、結びつきが強いからといって、それがハッピーエンドになるかどうかは別なんですね。
逆位置では悪縁から目が醒める意味合いになります。
大アルカナの「太陽」、明るい太陽の日差しのような達成感を表します。結婚や出産を表す場合もあります。
また、相手の気持ちで現れた場合は子供のような無邪気なあなたへの好意を表しますので、まず心配はありません。
逆位置では、本当はそれほど状況が悪くないのに停滞しているように見える事を表します。相手の気持ちで逆位置が出た場合は子供のような天邪鬼な反抗心を表すときがあるため、あなたの忍耐が必要となるかもしれません。
大アルカナの「運命の輪」、予想できない展開により状況が好転する可能性があります。チャンスを掴みましょう。
逆位置では状況の暗転を表します。
同じような意味を持つカードに小アルカナの「ワンドの8」があります。
小アルカナの「カップのエース」、自分の気持ちが受け入れられるロマンスの始まりです。逆位置では付き合っているのであれば愛情の落ち着き、片思いであればなかなか進展しない状況を表します。
小アルカナの「カップの2」、お互いが愛情を抱き、育み合う関係です。片思いであればもう少し努力は必要となりますが、基本的に相性の良い関係です。逆位置の場合は、何か性格の不一致など問題を抱えた関係になりそうです。
小アルカナの「カップの3」、女子会のような和気藹々としたイメージは、あなたに「今のところ、お友達としての付き合いから始めた方がいいかもしれない」と伝えています。
逆位置では楽しいだけの惰性に流された関係です。
小アルカナの「カップの5」、見たままの失望を表します。ただ、倒れたカップから溢れていくのを見て失望していますが、後ろのカップはまだ立ったままです。
実際はまだまだ可能性はあるのに、それが見えていない事を表します。対策の実行次第によっては挽回可能です。
逆位置ではこれまでの失望から立ち直り希望が見えてくる事を表しますが、逆に失望を引きずる可能性もあります。
小アルカナの「カップの8」、いわゆる「妄想カード」と呼ばれるもので、頭の中で妄想のみが膨らみ、実際に行動に繋がりません。考えずに行動しましょう。
逆位置では迷いを断ち切る事を表します。
小アルカナの「カップの10」、絵のまま家族の幸せを表します。満足できることが起こり、恋愛成就の可能性があります。逆位置ではトラブルやいざこざの可能性があります。
小アルカナの「カップのナイト」、積極的な気持ちや姿勢、状況を表し、告白やプロポーズが良いとされています。逆位置では優柔不断になり、周囲に流されそうです。
小アルカナの「ソードの3」、見たイメージ通り、ハートにグサリとくるような悲しみです。今は行動しない方が良さそうです。
このカードの場合は、逆位置でも逆の内容にはならず、むしろより深い悲しみを表します。
小アルカナの「ソードの9」、深く悲しい失望状態ですが、落ち込んでいる割には寝具の色は明るい花柄・・・自分の悲しみに酔っているだけで、状況はそれほど悪くはありません。現状よりも自分が「そうである」と感じているだけです。
逆位置では不安が徐々に消えて行く事を表しますが、さらに後悔、悲しみが続く可能性もあります。
トラウマがあるときに出てくるカードでもあります。
小アルカナの「ソードの10」、トドメを刺された状態です。悲しみのどん底であり、ソードの9とは違って、実際に苦しい状況にいることが多いカードです。
ただ、大アルカナの「塔」ほどのパンチはなく、向こうの空には夜明けが見えています。
逆位置ではどん底の後の好転を表しますが、周囲のカードの状況によってはまだ悲しみがしばらく続く事を表します。
小アルカナの「ペンタクルの5」、これまた厳しい通称「貧乏カード」です。
お金に関して占っているときにこのカードが出てきたらかなりパンチがキツイですが、でもこの絵に表されているように、この餓えと苦しみ喘ぐ二人の上には燦然と輝く金貨を表す5つの「ペンタクル」が見えていません。
目の前に幸せの兆しはあるのにそれが見えていないのです。
何か心に痛手を受ける出来事が起きそうです。逆位置の場合は絶望からの立ち直りを表すこともありますが、対策として出たカードの内容を実行しないと、さらに状況が悪化することもあります。
以上、恋愛に絡んでくる主なカードの意味をお伝えしましたが、比較的意味が覚えやすい大アルカナに比べて小アルカナはカードの数もいっぱいあり、なかなか覚えるのが難しいですが、カップのカードが恋愛に関係することが多いですね。
ただ、こういった意味は教科書的な意味合いも多く、実際は周りのカードとのつながりや、その人の占うテーマに合わせてカードは臨機応変に象徴を見せてきます。
そこを見抜くのもやはりプロの技が必要かもしれません。
それぞれのカードのより詳しい意味を知るには以下の本がオススメです。
タロット・リーディングの教科書 手賀敬介著 ナツメ社
大アルカナ、小アルカナともに詳細な解説があり、しかも半分近くのページを割いて、実際にカードリーディングしてみた例の臨機応変な解説が載せられています。
教科書通りの解釈ではない、なかなか深い解釈が紹介されていて、オススメです。
今回の記事で紹介しましたタロットカードは以下のものです。
ユニバーサル・ウェイト タロットデッキ
柔らかい絵柄で、意味が掴みやすく、タロットが象徴で見せてくるメッセージを掴みやすいカードです。
本来であれば、タロットリーディングは奥が深く、実際に自分で占ってみても、そこに表されているメッセージを全部掴み取るのは難しいため、プロの方にお任せがベターですが、手軽に自分でもいろいろな事を占ってみれば、また見えてくる世界も変わってきます。
この世の中は自分と繋がっている・・・それが実感できるでしょう。
(By タロット占い師:ゆー)
タロット占いで相手の気持ちがなぜわかる?科学的な5つの検証ポイント
1.あなたの目の前の世界の正体を見極めよう
2.強力なあなたの固定観念
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4.自分で占うことはできるのか?
5.自分で占うとしたら・・・
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