瞑想の有効性については、言うに及ばないとは思いますが、良いことを知っていながら、なかなかうまく瞑想できない、もしくはその方法がいまいちよくわからない人も多いと思います。
瞑想とはとてもざっくばらんに言うと、「な〜んにも考えないでボーッとすること」なのです。なんだ、それならしょっちゅうやってそうだ、と思われた方もいらっしゃるのではないですか?
そうなんですよ。あまり難しく考えないで大丈夫なんです。気楽に「瞑想」を始めてみましょう。
思考の向こうに本当のあなたが見える、正しい瞑想方法7つのポイント
方法その1.まずは「瞑想」しやすい環境作りから。「目に入るものを減らす」
瞑想をするにおいて邪魔になる思考ですが、なるべく刺激を減らすことで、思考することを少なくできます。具体的には、視覚刺激を減らすのがもっとも効果的でしょう。
例えば、乱雑にモノが溢れたような部屋では、日頃気にならなくても瞑想しようと思った時ほど、「あぁ、部屋を片付けなきゃ」とか、「あの雑誌、まだ見てなかったな」などと考えてしまったりするものです。
なので、瞑想する場所選びとしては、「片付いた部屋」や「物が少ない場所」が、好ましいでしょう。
方法その2.瞑想中の姿勢について。「寝ても座ってもOK」
瞑想する方法として、姿勢は大切なものとされていますね。姿勢が良い方が気の巡りが良くなり、瞑想体勢が整いやすいとされています。
自分が楽だと思える姿勢の中で、なるべく良い姿勢をとるように心がけましょう。「あぐら」の姿勢でもいいし、仰向けに寝ても構いません。
瞑想を始めたばかりの頃は、そのまま寝てしまうことも多くあるでしょうが、それも「瞑想」できている証明とも言えます。
「瞑想」とは、いらない思考を停止させる意味合いも含みますから、そのまま睡眠状態へ移行することも多いにあり得るわけです。
方法その3.瞑想中の呼吸方法について。「呼吸に意識を向ける」
瞑想中の呼吸方法は、腹式呼吸が望ましいでしょう。鼻から息を吸い、鼻から息を吐く。なるべくゆっくりと大きく呼吸をするようにするといいですね。
初めのうちは、呼吸に神経を集中させる気持ちで行うと、すんなりと自分の内側へ意識を向けることができるようになります。
方法その4.瞑想中の意識について。「自分の体内の音に集中」
瞑想中の意識は、常に内側を意識します。意識の内側と言っても最初の頃はわかりにくいので、体内の音に注意を向けるように意識してみてください。
呼吸する音、心臓の音、大きく呼吸した時に骨がきしむように感じたり、筋肉の緊張が解けるようなイメージをしたりしながら気持ちを落ち着かせていきます。
自分の内臓の音を聞くつもりで、神経を集中させてみましょう。
方法その5.瞑想中にいらない思考が湧いた場合。「ただ受け流せばOK」
もし、瞑想中にいらぬ思考をしてしまった場合、無理に思考をやめようとしてもやめられるものではなく、むしろやめようという意識が邪魔をして集中できなくなってしまいます。
邪魔な思考をしてしまったとしても、そこに意識を強くもたないで、「あぁ、今自分はそんな風に感じているんだな」と、考えた思考に対して客観的な視点を持つように心がけて下さい。
そうすることで、それ以上の思考をせずにまた瞑想をすることに神経を集中させやすくなるでしょう。何度もその「思考を受け流す」経験を重ねれば、少々のことがあっても瞑想の意識を途切れさせないでいられるようになります。
方法その6.瞑想って何分すればいいの?
瞑想の時間に制限はなく、自分の好ましい時間を手探りで探してみて下さい。
とはいえ、最初から長く瞑想するのも大変なので、3分から初めて、5分、10分、15分、それ以上と、どんどん長くしてみましょう。
一般的な瞑想の時間は、15分から45分ぐらいまでの間と決めている人が多いようですね。
時間を気にすることなく、気分が落ち着いた、あるいは、頭の中の整理がついたと感じられた時点で、瞑想を終える人もいますよ。
方法その7.瞑想に集中できるコツは?
瞑想に集中できるコツは、何かあるでしょうか。瞑想を上手にできている人が瞑想をする前に心がけているものをまとめてみました。
(1)瞑想をする時間を決めてからやる。
寝る前に瞑想をするとか、この時間に瞑想をすると毎日のルーティンワークのひとつとして、取り入れると体のリズムを取り易くなるみたいですね。
(2)瞑想をする時の「呪文」を決めておく。
自分だけの瞑想用の「呪文」を決めておくと、神経を集中させやすくなるそうです。
例えば、「ヒマワリ」という言葉を自分の呪文とした場合、瞑想の時にひたすら「ヒマワリ、ヒマワリ、ヒマワリ・・・・」と唱えていくのだそう。瞑想時の集中が途切れたと感じた時も「ヒマワリ、ヒマワリ…」と唱えることでなんなく瞑想に意識を戻すことができるのだそうです。
(3)静かな部屋では逆に神経が高ぶってうまく瞑想に入れないという場合は、ヒーリングミュージックを聴くと良い効果を得られます。
瞑想に似合う音楽は、リラックスできるものを選ぶとよいですよ。ネットでも「瞑想 良い 音楽」と、検索すればたくさんヒットするでしょう。
【まとめ】
人によって方法は様々ですから、本当の意味で正しい瞑想方法と言うものは存在しないのかもしれません。
ですが、多くの人が瞑想することに成功しているこれらの7つのポイントを把握できることによって、なんらかのヒントは得られることでしょう。
最初から、上手にできる人はほとんどいませんから、まずは少ない時間を目標にして瞑想することを試してみて下さいね。
今回は、なるべく簡単に瞑想できるようになるであろう7つのポイントをお話してみました。
あなたの心に届くメッセージがありますように。
霧の向こうに本当のあなたが見える、正しい瞑想方法7つのポイント まとめ
その1.まずは「瞑想」しやすい環境作りから。「目に入るものを減らす」
その2.瞑想中の姿勢について。「寝ても座ってもOK」
その3.瞑想中の呼吸方法について。「呼吸に意識を向ける」
その4.瞑想中の意識について。「自分の体内の音に集中」
その5.瞑想中にいらない思考が湧いた場合。「ただ受け流せばOK」
その6.瞑想って何分すればいいの?
その7.瞑想に集中できるコツは?