大好きな人と結婚できたのに、時が経っていつしか、すれ違うようになってしまった。
結婚生活を長く続けていると、様々な出来事や、日々の小さな積み重ねが降り積もって、別々の道を歩く決意をする場合もあります。
「結婚」よりも大変と言われている「離婚」。その原因や意味、解決方法をスピリチュアルの視点から見てみましょう。
離婚の原因、スピリチュアルから見た5つのポイント
「あの頃は顔を見るだけで幸せだったのに・・・」「顔を見ればケンカばかり・・・」「会話もなくなって、顔を見るのが嫌になった」「少しのすれ違いから大きな溝ができて修復不可能な状態になってしまった」「結婚当初はこんな時がくるとは思いもしなかった」
今、結婚されている方も、これから結婚をされる方も幸せな結婚生活を送りたいと考えられていることでしょう。
でも、元々赤の他人と一緒に生活するということはやはりそんなに容易なことではありませんよね。一番幸せな時と同じ状態でずっと添い遂げられたら嬉しいですよね。
しかし、これまで全く違う生活を送ってきた2人が一緒に暮らすのですから、山あり谷ありです。24時間一緒にいるとそれまでは見えてこなかった相手の色々な部分・・・
でも、結婚はお互いとの共同生活を通して、自分の中にある見えない要素を見る作業です。
人間関係においては、相手は自分の内面の反映です。そして、それに我慢できなくなった時・・・あなたが新しい方向へと向かう時なのかもしれません。
あなたが求めているものはそれではなかった・・・それを知るだけでいいのです。
1.「離婚」は悪いことではない
結婚する時には「離婚」を考える方はほとんどいらっしゃらないと思います。
そして、世間で言われている「離婚=我慢が足りない」の考え方もあって、「離婚=悪いこと」というイメージが出来上がっています。
ところが、スピリチュアル的に見るとそうではないのです。起こる出来事そのものには、「善い、悪い」はありません。
「善い、悪い」を判断するのは、その出来事を見た人間がするのです。立場が違えば見方も違うので、人により判断が異なります。また「善い、悪い」だけではなく、「なんとも言えない」といった意見も出てくるので、50人いれば50通りの意見がでます。
このことからも、その出来事自体に「善い、悪い」はないことが分かります。大事なのは「あなたがどう思うか?」です。誰もあなたの代わりにはなれません。大切に判断してくださいね。
2.我のぶつかり合い
結婚当初は、お互いに「理解したい」と歩み寄りや遠慮がありましたが、時が経つにつれて、相手がいることが当たり前で「空気のような存在」になり、相手が別人格だということを忘れがちになり、遠慮がなくなります。ついつい甘え過ぎてしまうのですよね。
そうなると、「相手が~してくれない、私は○○しているのに」とだんだんと独りよがりな思考になってしまいます。お互いに自分の主張が強くなり、「相手がどう思っているのか?」「どんな状況なのか?」を考えずに相手が変わることばかりを望んでしまいます。それだけ、心が許せるようになったとも言えるのですが・・・。
家族でも親しい友人でも、いつもなら聞き流せることも、気が立っている時や疲れている時にはカチンときて、大きな亀裂が生じることもあります。
スピリチュアルの視点から結婚を見ると「譲り合い、調和していくこと」なのです。全く違う環境で育った2人がどうやって家庭を築くのか?そのためにはどうしたら良いのか?がポイントです。
そのためにも「親しき仲にも礼儀あり」を忘れないようにしたいですね。
3.修復が不可能な場合
前項の続きになってしまいますが、例えば「相手が不倫をしていた」「暴力を振るわれている」となった場合、関係を修復するのはとても難しいと思います。とても辛いことですが、スピリチュアルの視点から見ると、ここにも学びがあるのです。
このようなことが起こった場合、あなたはどのように感じてどのような行動を起こしますか?辛い状況なのですが、辛い状況であればこそ、自分が大きく成長するチャンスになります。
また、このように辛い出来事を乗り越えた後には、大きなご褒美が待っていることも少なくありません。あなたはどのような答えを出しますか?正解は1つではないのです。あなたの心の思うままに行動してくださいね。
4.学びの終了
よりスピリチュアルな話になってしまいますが、もう結婚で学ぶことがなくなると、離婚する場合があります。
「あ、終わったな」という感じで、離婚することに抵抗がなくなります。その際、相手を恨む気持ちや嫌な感情が無いのが、この場合の離婚です。
また、離婚を話し合っている時はそういう気持ちになれなくても、決まってから相手に「ありがとう、幸せになってね」という気持ちになった時は、この結婚の学びは終了です。
でも長く連れ添っていると、情が湧いてふんぎりがつかないこともありますよね。しかし、スピリチュアルでは1つのことに執着するのは我欲のはじまりなので、潔く手放しましょう。
人生は全て学びです。水のように生きましょう。
5.魂同士の約束
スピリチュアルでは、生まれる前から離婚を約束してきた場合があります。ちょっと信じられないかもしれませんが、あるのです。
よくあるケースが生まれる前に自分の人生を細かく設定してこの世に生まれてくるということ。その時に、結婚する相手やパートナーと約束をしてくるのです。ですから、結婚から離婚する過程での学びをこの人生で設定してきているのです。
この場合は、どんな風になっても離婚するようになっています。むしろ離婚しないと、もっと追い込まれる状況になることでしょう。いずれにしても離婚に向かうようになっているので「もうどうにもならない」と思った時は、すっぱり決めてしまいましょう。離婚しないことが善いこととは限らないのです。
いかがでしたか?「離婚」といっても、いろいろなケースがありますし、「離婚」が必ずしも不幸ではありません。
ですが、結婚したらできれば生涯を伴にしたいですよね?しかし、「離婚」だけがパートナーと別れる一因ではありません。もしかしたら、明日大切な人があなたの前からいなくなる可能性もあります。
人の寿命を知っている人はいませんよね?また、今日の続きが明日と思ってしまいますが、そうではないことをご存知ですよね?ですから、今パートナーがいらっしゃる方は、目一杯愛しましょうね。
離婚の原因、スピリチュアルから見た5つのポイント まとめ
1.「離婚」は悪いことではない
2.我のぶつかり合い
3.修復が不可能な場合
4.学びの終了
5.魂同士の約束