厄年というと、あまりいいイメージがありませんが、厄除けのお守りを正しく使って備えると意外となんでもないものです。今回は厄除けのお守りで厄年を乗り越える方法をご紹介します。
厄除けのお守りを正しく扱う7つのポイント
厄年って聞くと、なんか気が滅入りますよね。前厄、本厄、後厄と、三年も厄災に見舞われるなんて、遠慮したくなります。一体誰がこんなもの作ったのでしょう。発祥は中国の陰陽五行説がもとだと言われてます。陰陽五行説とは、この世のものは全て、陰と陽に分かれているという思想です。
【陰陽五行説の意味】
太陽と月、光と影、男と女というように、陰と陽で世界は成り立っています。そこに万物を表す五行が組み合わさります。
木、水、火、土、金の元素が、互いに影響しながら、宇宙は出来ており、自然界のバランスは、この元素により調和しているという思想です。
【役年が厄年に】
昔の日本では、今の厄年にあたる年齢になると、潔斎(けっさいと読み、意味は、神事等の前に、飲食などを慎み、水浴などをして身を清める事)をして、神事、神祭りの役を担当していました。
この「役年」が字を変えて、今の「厄年」になったようです。平安時代にはすでに、厄年という概念がありました。
【厄年の年齢】
男性の厄年は、数え年で25歳、42歳、61歳が本厄にあたり、その前後が前厄、後厄となってます。
女性の厄年は、数え年で19歳、33歳、37歳、61歳が本厄にあたり、その前後が前厄、後厄となってます。
この年齢の人は、厄除けに神社などで、お祓いや厄除けの御札やお守りを買う人が多いようです。
【厄祓いのご祈祷】
厄年のお祓いをするのは、神社と寺院どちらでもしてくれます。節分の時期にお祓いを受けに行く人が多いようです。ご祈祷の金額は、買う御札の大きさにより変わります。大体¥3000、¥5000、¥7000、¥10000に分かれます。祈祷料は、紅白の蝶結びか水引きの熨斗袋に入れます。表に、「御初穂料」と書き、下にはお祓いを受ける人の
名前を書きます。中のお札はできれば新札にしましょう。
寺院の場合は、「お布施」と書き、下には、お祓いを受ける人の名前を書きます。
【お守りを買ったら身につけよう】
お守りを買っでも、身につけていなければ、意味がありません。お守りとは、神様との通信手段みたいなものです。家に置きっぱなしでは、神様も守りようがありません。カバンに付けたり、財布に入れたり、持ち歩いてこそのお守りです。
【御札を貰ったら】
御札は、神だなか仏壇に置きます。東か南向きに置きましょう。神棚も仏壇もない家は、綺麗で不浄でない場所に、白い布を敷き、立てかければ大丈夫です。向きは東が、南がベストです。みんなが集まる居間など置くと良いでしょう。
【厄除けに役立つもの】
厄除けに良いものの中に、粗塩やパワーストーン、セージなど、色々あります。神社や寺院で、粗塩やパワーストーンを売っている所もあります。
▪粗塩の効果
昔から、塩は浄化する効果があるといいます。お通夜やお葬式の後、自宅に入る前に塩を振りますよね。あれは、お清めの塩と言い、死者は不浄のものにあたりますから、清めるために塩をかけるのです。
塩には、ものを浄化する作用があると言われてます。自然から取れた粗塩か岩塩が、効果が高いと言われています。
お風呂に粗塩を、1つまみ入れて、入浴すると身体を清める事が出来ます。
【パワーストーンは厄除けに効くのか】
パワーストーンが流行り、一時期、腕につけてる人が多かったですね。今もまだ、人気があります。パワーストーンは、厄除けに、効果があるのでしょうか。やはり、水晶が一番魔よけの効果があると思います。パワーの強いヒマラヤ産の水晶が良いでしょう。
昔から、水晶には、ヒーリングの力、魔よけ、浄化の力があると言われ重宝されてきました。腕に付けたり、ペンダントにしたり、また、バックに付けたりして、持ち歩くと良いでしょう。
水晶は、邪気を吸い取るので、月に1~2回浄化しましょう。浄化の仕方は、満月の夜、月明かりを一晩当てておく、太陽の光を1日当てておく、セージなどを、焚いて浄化するなどのやり方があります。
【お守りの効果は約一年】
神社などで買ったお守りの力は、一年と言われます。古くなった御札やお守りは、神社などで、まとめと供養して処分してくれます。
使用済みの御札やお守りを入れる、箱か場所が神社の敷地にある所もあります。買った場所の神社に返すのが良いのですが、別の神社でも、大丈夫です。お守りは神様の分身みたいなものです。ゴミ箱に捨てたりしないで下さい。
【厄年は人生の節目】
厄年にあたる時期は、人生のターニングポイントにあたり、いろいろな事が起きるため、注意をおこたらないようにしましょう。慎重にこの時期を過ごせば、難なく、不運や厄災を受ける事なく、厄年を乗り越えて行けます。それが出来るのは自分しかいません。
頑張って走りつづけるだけでなく、ふと立ち止まって、ゆっくり歩いてみる良い期間です。厄年をそんな風に過ごしても良いのではないでしょうか。
正しい知識さえあれば厄年は怖くない! 厄除けのお守りを正しく扱う7つのポイント まとめ
1:ご祈祷を受ける
2:お札の飾り方
3:お守りは持ち歩こう
4:粗塩の効果
5:パワーストーンの効果
6:古いお守りの処分の仕方
7:厄年は人生の節目