女性として生まれると、出産という大きなイベントを経験する方が多いと思います。特に初めての出産だったり、年齢を重ねてからの出産の場合、色々な不安や心配に心悩ませることもありますよね。
最近の出産傾向を見ると30代での出産がとても多くなります。そこで「厄年」。女には30代で2回も厄年が訪れるのをご存知でしょうか?そうなると、心配事がまた一つ増えるわけです。
でも、意外に厄年で出産することは良いことだという風習もあるのだそうですよ。さっそく、厄年の出産が良いと思われる5つの理由をご紹介しましょう。
「厄年って出産には良いって知ってました?5つの理由」
その1.厄年って、いつなの?
そもそも、女性の厄年は何歳なのでしょうか。厄年は、数え年で数えます。
数え年とは、生まれた歳を1歳とみなしますから、通常の満何歳と数える歳+1と考えるとわかりやすくなりますかね。
女性の出産が関係する厄年は、数え年で、19歳、33歳、37歳となります。他にも4歳、13歳、61歳も厄年、さらに厄年の前後は前厄、後厄などと言い、厄年と同じように気をつけて過ごすようが良いとされています。
特に、33歳の厄年は語呂合わせで33を「散々」と言い表したりして、厄年の中でも大厄と言われており、特に気をつけた方が良いとされているのですが、今時の出産時期にバッチリ当てはまりそうですよね。
その2.厄年の意味は?出産しても大丈夫?
厄年の意味は、はるか昔より長く生きてきた経験で受け継がれてきた教えが含まれています。厄年辺りは、環境の変化が起こりやすい時期であったり、体調に変化が訪れる時期に当てはまりますよね。
昔の出産で多かった歳が19歳ごろ、現在では、33歳で初産というのも珍しくありません。
出産は体のリズムが大きく変わりますので、体調が変わりやすい厄年に出産することに、不安を感じることはとても理解できますね。
その3.どうして厄年が出産に良いの?
厄年に出産することが良いこととされる風習がある地域があります。その意味としては、「厄落とし」になるということ。親の厄が出産により流されて、厄落としになるというのですね。なので、厄年での出産は、縁起が良いことだと言われています。
現代では、出産でゲドックス効果があるなんてことも言われていますよね。出産でゲドックス効果があるかどうか医学的に証明されているわけではなさそうですが、実体験的に、出産をした女性はとても綺麗になっているような気がします。
厄年に限らず、出産で女の厄が落ちるというのは、あるような気がしますよね。
少なくとも、厄年辺りで感じる体調不良も、妊娠中の身体への気遣いをするお陰で、フォローできるというメリットは確実にありそうです。
その4.赤ちゃんを出産!男でも女でも厄落としになる?
昔の伝承や風習などをみると、「男の子を厄年で出産した時には厄払いできる」という言い伝えがある地域もありました。
その他の地域の風習では、「男女問わず、厄年で出産すると厄落としになる」と言われるものもあるようですね。
昔は跡取りの観念が強いことが考えられるので、一部の地域でこのような教えが残っているのではないでしょうか。厄落としの意味において、子どもの性別に差がある根拠はそれ以上にはなさそうです。
つまり、赤ちゃんが男の子でも女の子でも、厄年に出産すれば「厄落とし」効果があるとみて良さそうですよね。
その5.本厄だけが厄落としになる?前厄後厄ではどう?
厄年とは、本厄の前後を含めた3年間を言う場合があるのですが、出産をすることで厄落としができるのはどうやら「本厄」の歳だけだとみなすことが多いようですね。
本来、前厄は「本厄に備えて体調を整える」年であり、後厄は「本厄で起きた身体の変化を整える」年であると考えます。なので、「厄落とし」をするなら「本厄のみ」で良いのではないでしょうかね。
【まとめ】
厄年の出産が、「厄落とし」の役割をしてくれるので、良いということがわかりましたよね。
それでも、少し気になりませんでしたか?厄年の厄が落ちると言うことは、「赤ちゃんに厄が移ったりしない?」という心配に繋がると思うんです。親心として当然ですよね。
実は厄年に起こりやすい体調の不調を出産で乗り越えると考えるのであれば、子どもに悪い影響はないと考えるのです。
さらに、迷信として「厄が移る」と捉える地域では、厄年で出産した場合、「捨て子」と呼ばれる儀式をすることで、子どもに移った厄を捨てるという習わしをすることもあるそうです。
「捨て子」の儀式とは、生まれた子どもを親が神社に置き、後ろを振り返らないようにして家に帰り、あらかじめお願いしておいた知人に、子どもを拾ってもらって預かってもらうという流れになるのだそう。
現代では、ちょっと怖くてその儀式を試すこともできないかもしれませんよね。どうしても「厄が子供に移ってしまうかも」と心配にな人は、前もってきちんと神社などで「厄払い」をされた方がいいでしょう。
気持ちよく、出産イベントを迎えられますように!
「厄年って出産には良いって知ってました?5つの理由」 まとめ
その1.厄年って、いつなの?
その2.厄年の意味は?出産しても大丈夫?
その3.どうして厄年が出産に良いの?
その4.赤ちゃんを出産!男でも女でも厄落としになる?
その5.本厄だけが厄落としになる?前厄後厄ではどう?