ちゃんと夜に眠りたいのに眠れない…。この不眠症のつらさは経験した人にしかわからないものではないでしょうか。
不眠症を解消するにはどうしたらいいのかと本気で悩んでいる人は少なくないことでしょう。この記事では、不眠症を解消するため日常的に簡単にできる方法やポイントなどをご紹介します。
不眠症は治る、眠れない夜を解消する5つのアドバイス
1.「眠れない程度」を把握すること
ひと言で「眠れない」・「不眠」といっても、その程度は人それぞれ。不眠症の程度によって適切な対処のしかたが異なるので、それを把握することから始めましょう。
あなたがもし不眠症で悩んでいるとしたら、どの程度の不眠かをきちんと把握することは大切なことです。以下にその程度の目安を挙げましたので、あなたに近いものをチェックしてみてくださいね。
1:最近2~3日ほどあまり眠った感じがしない
2:寝つくまでに1時間以上かかる
3:眠りについても何度も夜中に目が覚める
4:半年から数年くらいぐっすり眠った気がしない
5:もう1週間はまったく眠れていない
6:たまに睡眠薬の力を借りる
7:睡眠薬の助けがないと眠れない
2.不眠症かも?と思った時にすぐにできる対処法
ここでは1.のチェックで1から4までの項目に当てはまった人に有効な解消法をご紹介します。1から4までの不眠の程度では、まだ自然に眠れる余力がある人といえます。(5に当てはまった人でも十分対処が可能な場合があるので、ぜひ試してみてください。)
5から7に当てはまった人にはまた別の対処法となりますので、まずは自分の不眠の程度がどの項目に近いのかを確認してみてくださいね。
2-1すぐできる不眠の解消法:簡単な瞑想
ここでご紹介するのは本格的な瞑想ではなく、神経を落ち着かせて眠りに誘うための簡単な瞑想のやり方です。
【手順】
①身体を締めつけない、リラックスできる服装に着替える
②背もたれのある椅子やソファなどリラックスして座れる椅子に腰かける
③目を軽く閉じてゆっくりと深い呼吸をくり返す
④呼吸する時には心の中で回数をゆっくり1からカウントする。息を吸う時には5~6カウント、吐く時には10~15カウントほどできるのが理想
⑤呼吸をカウントすることに意識を向け、別のことが頭に浮かんだら1から数え直す
この簡単な瞑想をおこなうと、自然にウトウトしてきます。
本来の瞑想とは異なり、リラックスしたらそのまま眠ってしまってもOKな点がポイント。また、足を組んで床に座る必要はなく、ソファなどにゆったり腰かけておこないましょう。
また、呼吸のカウント数はあくまで目安。自分にとってムリのない程度でできる限りゆっくりと長い呼吸をおこなうと効果的です。
2-2不眠症の解消に役立つ癒しアイテムを使う:パワーストーン
パワーストーンはとても繊細なエネルギーに満ちているものです。そのため、メンタル的な支えを期待する時に役立つ癒しアイテムといえるでしょう。不眠症を疑った時におすすめのパワーストーンの種類としては、
・心身のリラックスを促すもの
・不安感をなくしたり恐怖感をやわらげたりするお守り的なもの
などがよいでしょう。
ミルキークォーツやスモーキークォーツ、ペリドットなど安眠効果が望める石がおすすめかもしれません。不眠を解消する方法として使う場合には、枕もとに置いておき、寝ている時には身体から離しておくのが効果的です。
2-3簡単に取り入れられる安眠促進法:ハーブティー
眠れない夜に眠気を促す代表的なものには、ハーブティーが挙げられます。ハーブティーの力を借りて不眠症を解消したい場合には、神経の鎮静作用があるものを選ぶのが効果的です。代表的なのはカモミール、ラベンダーなど。心身のリラックスを促し、熟睡へもつながりやすくなるでしょう。
これらのハーブティーを眠る前にゆっくり時間をかけて飲むと安眠を促す効果が期待できます。とはいえ、どうしてもその香りが苦手という場合もあるでしょう。自分の嗅覚で実際に確かめて、「いい匂い」と感じるものを選ぶのが理想的です。
2-4簡単に取り入れられる安眠促進法②:アロマオイル
睡眠は心身の疲れを癒し、健康を保つための大切な時間です。夜は深くぐっすり眠り、朝はスッキリ気持ちよく目覚める、そのようなリズムを取り戻すために精油の力を借りるのも有効な方法です。
寝る前に、鎮静作用の高いラベンダーやリラックス効果にすぐれたオレンジ・スウィートなどの香りで心地よい睡眠のための環境を整えるとよいでしょう。なお、精油はブレンドすることで安眠効果やリラックス作用を増すことも知られています。
また、近頃ではとくに安眠用としていくつかの香りがブレンドされた精油もあるので、自分の好みに合った香りを見つけるのも楽しいかもしれませんよ。
3.慢性的な不眠症を解消させる方法
ここでは、慢性的に眠れないと感じている、またはその状態で睡眠薬を利用している人に参考にしてほしい解消法をご紹介します。まず、自然と眠れるようになるためには心も体もリラックスできるアプローチが必要ということ。
なかなか眠れない状態に陥っている時には、心身ともに強い緊張状態に置かれているのです。その緊張が常に続いていると慢性的な不眠につながってしまうわけです。
簡単にはできる方法とはいいきれませんが、最善の解消法としては外部からのボディーワークを受けることをおすすめします。
具体的には、
・整体
・マッサージやリフレクソロジー
・アロマトリートメント
・鍼灸
などがあるでしょう。
とくにマッサージなどで気持ちよくもみほぐしてもらっているうち、とろんと眠たくなった経験はないでしょうか。
また自力でボディーワークをしてみたい、興味があるという人は、ヨーガやピラティスなどをおこなうのもよいでしょう。
これらを受ける・おこなうことで身体から緊張をほぐしていくことが期待できます。そして、身体が適度な疲れを覚えることからも眠気を誘い、不眠の解消につながる大きな後押しになることでしょう。
不眠症は治る、眠れない夜を解消する5つのアドバイスまとめ
眠れないことによる心へのストレスは思いのほか大きいものです。一般的に不眠症の原因には心身の緊張が挙げられます。自覚が薄いかもしれませんが身体は意外に緊張しやすいもの。
不眠症を解消するための第一歩として、まずは身体の緊張をほぐすことから始めてみてはいかがでしょうか。そしてこの記事でご紹介したような癒しアイテムを活用して、日常的にリラックスできる環境づくりを意識してみてくださいね。