物事はいつも両面性を持っています。恋をすれば相手がいるからこそ、悩みが生まれますし、幸せもあるのです。
恋愛を通して互いの価値観や性格の違いを知ることで、親密な人間関係の築き方や自分の恋の癖を知る機会にもなります。
しかし、例えば相手よりも、「自分の方が」相手を好きでいる場合・・・または「相手を中心に」生活してしまう場合・・・もしくはあなたが「不安・心配ばかり」してしまう場合・・・
恋愛が持つこのような中毒的な面に溺れてしまうと、心身ともに相手に依存してしまうため、自分の幸せをいつの間にか気付かぬうちに見失ってしまいます。
今回は恋をしながらも自分が自分らしく生きるためのポイントをお話しします。
恋愛依存は克服できる!自分らしい幸せを見つけるメソッドベスト7
●恋愛依存はわがままの塊
実は恋愛における「相手に依存している」という状態は「思い通りにしたい」という心理が働いています。
・こちらが連絡したら必ず連絡して欲しい
・記念日やプレゼントにはこんなものが欲しい
・こちらが想っていると同じくらい愛情を見せて欲しい
もしあなたが恋愛依存に苦しんでいるならば、いつも消化不良を起こしている原因がここにあるかもしれません。
「自分の思い通りにならない」相手の捉え方、「自分のための時間やスペースを作ってくれない」とついつい考えてしまうの2点を恋愛関係の中で意識する必要があるのではないでしょうか。
恋愛は縁があった方と結ばれるものですから、とりわけ自分本位に相手を振り回したり、恋愛中心の生活で自分自身を振り回すことは危険ですね。
これらのことを踏まえて、恋愛依存を克服するためのポイントをご紹介していきたいと思います。
1.独りを楽しむ
仕事と恋愛をしながらも、自分の趣味も楽しんでいる方がいます。人によって楽しみに使う時間は異なり、スポーツ、習い事、旅行、グルメ、勉強など多岐にわたります。
時間を上手に使いつつ、自分磨きすることは大切ですよね。自分が何に向いているのかを知り、それに対して一生懸命になる。
どれだけ当初は好きであった相手でも、あなたが望むようにその関係がずっと続けば、いずれそばにいて当然の存在となります。
そんな時がきて、相手との関係を保ちながらも自分の人生を充実させるのは、やはりそう言った「一生懸命になれること」の存在です。
恋愛ばかりが人生ではありませんし、相手のことは大事にしつつも自分の時間も大切に、有意義にするために、やってみたいこと、好きなことをする時間を設けてみてください。
ここでもしできれば、相手に自分磨きする自分を報告したり、見せたりするのもいいでしょう。相手が興味のない分野だとしても、楽しんでいる自分をアピールすることが大切です。
2.適度な距離を保つ
仕事中まで恋愛で頭がいっぱいでは困りますよね。恋人の生活ペースをみながら、距離を測ることは大切なことです。また相手にも負担になるような時間の使い方をさせるのは好ましくありません。
健康を気遣うのも恋人の役目ですから、楽しい恋愛をするためにも、ほどほどの時間を守ることをお勧めします。
仕事と恋愛は両立してこそ充実した毎日を過ごせますから、「仕事とどちらが大切?」という議論にならないようにしましょう。
3.相手の幸せは自分の幸せになる
お相手に独りの時間や自分の時間を楽しんでもらうことです。恋愛は子守りではなく、つかず離れずの、それでいて安心できる関係ですから束縛する必要はありません。
お相手が何をして嬉しいのか、楽しいのか、本人のためになっているのかを尋ねてみてください。あなたのわがままで相手の時間を奪ってしまっては、お相手が可哀想ですよね。
しかしあまりに連絡が取れない場合は一言言うべきかもしれません。その時は言われる身になって言い方を考えてみましょう。
お互いに自分の時間を持つことが、お互いの魅力を上げることになると考えてみてはいかがでしょうか。
4.信頼する
自分とお相手を信頼し続けていれば、余計な心配は起きないものです。
人にとって最大の敵は不安と言われます。不安は可能性としての「判断材料」ならいいのですが、常に恋愛に不安を覚えていると、楽しくはありませんよね。
あなたは大切にされていると実感していますか?そして実感しているならば、お相手に感謝していますか?またあなたはご自分を大切にできていますか?より良い食事や運動、リフレッシュの時間は確保できていますか?
信頼されるために、まずは自分から信頼する姿勢でお付き合いすれば、おのずとお相手も安心してくれるはずです。
スケジュールが合わなかったり、距離があっても、精神的な距離が近ければ信じることができると思いませんか?そのためにもまずは、ご自分はお相手にとって大切な存在であることに自信を持ってください。
5.全てを求めない
特に恋愛関係の場合、求めることに夢中になって相手の事情や状況おかまいなしに要求してしまう危険性があります。
人間関係は「腹八分目」や「腹六分目」といわれますが、恋愛関係においては特に距離が近いだけに、お相手との距離感や節度を見極める必要があります。
恋人同士だから何でも話し合えて共有できると思い込むと、感情的になり過ぎたり、相手を所有している感覚に陥ってしまいます。
それは過度の束縛や干渉です。
何でもかんでも求める前に、お相手の存在に「感謝」することが大切です。
恋人という存在があるお陰であなたの暮らしは、恋人がいない時に比べて幸せではありませんか?
そうではない場合、あなたが抱えている恋愛の悩みや葛藤はあなたに必要なことであり、それらを乗り越えることでお相手の存在を感謝できるかもしれません。
不平不満を口にする時は必ずといっていいほど、「満たされている」こと、つまり相手がいることが当たり前になっています。依存するということは「感謝の心」を忘れてしまっている典型的な精神状態です。
6.与える気持ち
恋愛に限らず全ての人間関係において大切な心の在り方が「与える気持ち」です。
与えるとは上から下への流れでも、強い者から弱い者への施しでもありません。「気づいた人が手渡す」というイメージが好ましいかもしれません。
例えば感情的になっている恋人の話に耳を傾け、ジャッジしたりせずに心の支えになるよう努めることは、恋人や夫婦だからこそできることです。
相手のためにできることを考え、実行してくれる味方の存在は頼りになるものですよね。
まずは自分から言葉や表情、連絡の仕方や待ち方、相手を喜ばせることを意識づけることが大切です。
大人の恋愛はどうしても時間と精神の「バランス」を保たなければいけないものです。我慢しながらするのではなく、前向きに寛容でいると落ち着いて過ごすことができます。
自分がして欲しいこととお相手が本当に求めることは、必ずしも同じではありません。
しかし相手のことを思う姿勢と態度は、きっとお相手の心を和ませ、離すことはないでしょう。
7.人としてのあなた
これは恋愛に没頭している方に、水を差すフレーズになるかもしれません。
「今の恋人がいなくても生きていける」気持ちはありますか?
これは決してあなたの恋人や恋愛を否定しているわけではありません。人と人のお付き合いには必ず別れがあります。
その別れがいつ来ても動じない、または大丈夫だという心はある意味、恋や愛をより深いものにしてくれます。なぜならそれはお相手に感謝し、誠実に愛することを覚悟するからです。
まだ恋人になりたての間柄や、将来を見据えていない場合は少し話が変わってきますが、人とのお付き合いは必ずあなたの成長に繋がります。
その人との繋がりを大切にするために、心に芯を持たせることが重要です。
誰かがあなたの好きな気持ちを変えることができないのと同じように、またはあなたが他の誰かを思い通りに動かすことができないように、あなたの人生は自分以外のものに依存する必要がありません。
恋愛は人生を豊かにしてくれますが、恋愛だけで人生が終わることはありません。
まずはあなたが人として凛とした心持ちを持ち、人と接することがより豊かな人生をもたらしてくれることでしょう。
恋愛依存は克服できる!自分らしい幸せを見つけるメソッド ベスト7 まとめ
恋愛の力は計り知れず、経験してみないとわからないことばかりです。1人の人間として生きる中、寄り添う人がいるということは奇跡的なことだといえます。
恋人があなたでよかった、と思ってもらうこと以上に幸せなことはあるでしょうか。恋愛している感情や状況に依存し、相手を見失うことよりも、互いに尊重し合える間柄ではどちらが素敵だと思いますか?
あなたの恋愛と心が、感謝と愛で満たされることを祈ります。
1.独りの時間
2.距離感
3.相手の幸せが幸せ
4.信頼する心
5.求めない心
6.与える心
7.一人の人として生きる