ふとした時、ポツリとつぶやく独り言。独り言にはその人の性格や心理状態が現れています。どんなシーンでそれを言うかで、プラス・マイナスに分けて見ていきましょう。
ところで無意識から出た独り言が、実はこの何気ない一言があなたの人生を作っていること、あなたは知っていましたか?!
何気ない独り言に現れる9つの心理
▪️独り言・プラスとマイナスについて
一口に独り言といっても、大きく2つに分けられます。プラス発想から出たプラスの独り言(肯定的)と、マイナス発想から出たマイナスの独り言(否定的)です。
「言葉がその人の人生を作っている」と言ってもいいほど、その人生を方向付けする力を秘め、そしてまた独り言とはその人の「思考の癖」でもあります。
ほとんどの人は無意識に、独り言を言い深くは考えていないでしょう。あなたはどんな独り言を自分が普段言っているか、意識していますか?人は他人のことは結構見て知っていて特徴をとらえていても、自分のこととなると意外とわからないもの。
もしも今生きづらさを感じていたら、ご自分の独り言に注目してみてください。そこにはあなたの人生が「うまくいく理由」と「いかない理由」が見え隠れしています。
・プラスの独り言
プラスの独り言を言う人は、前向きで明るくプラス思考をする傾向があります。
「大丈夫!」「できるよ」「私は運がいい」「ありがとう」「幸せ~!」「楽しいね」「おいしいね」「よかったね!」「なんとかなるよ」「やっぱりできた!」
・マイナスの独り言
マイナスの独り言を言う人は、後向きで不満や愚痴、ネガティブ思考をする傾向があります。
「そんなの無理」「出来ない」「そんなにうまくいくわけない」「どうせ~だから」「でも」「だって」「ついてない」「疲れた」「なるようにしかならない」
あなたはどちらの傾向が強いですか?人は言葉通りの人生を歩んでいくものです。そう考えると、怖いですね~。能力が同じでも結果が違うのは、同じ場面でも「解釈」が違うから。未来を明るくしたければ、そういう人たちの独り言を真似るところからがスタートです!
1)不安解消・クールダウン
「ドンマイ、ドンマイ」「大丈夫、大丈夫…」「落ち着け落ち着くんだ…」
迫ってくるプレッシャーや不安から自分を守り、心を安心させようとする心理。内心”まずいなぁ…”と感じ後ずさりしたいような心持ちを、自分で自分の背中を押すようにして不安を取り除いています。
2)孤独感を回避したい
「いってきまーす」「ただいまー」
一人暮らしなどで、孤独を感じやすい環境下この独り言を言う人は多いものです。ひとり暮らしのお年寄りなども、同様でさらに仏壇に向かい「おじいさん、いただきます」「ごちそうさま、おいしかった」など故人も食事に参加しているかのように呼びかける風景もありますね。
3)応援・励まし(プラス発想)
「私ならできる!」「ガンバレ、ガンバレ!」「負けるな、負けるな…」
内面の葛藤と戦っている時、前に向かう気持ちを作っている時に出る言葉です。非常に前向きな性格であり、簡単に諦めず、厳しい局面でもなんとか自力で乗り切って行こうという強い精神力があります。野心的で熱い人です。
4)自己否定
「どうせ無理」「所詮~だし」「むりむりむり…」
弱気、やる気がない、なげやり、先の見通しよりも目先の利益にとらわれがち。面倒くさがり。怠け者。醒めている。成功体験が少なく、自己評価が低いので、刹那的に物を見る傾向が強い。
5)言い訳・責任逃れたい(マイナス発想)
「でも…」「だって…」「どうせ…」
自尊心低く悲観的。うまくいっても”まぐれでは?”、”たまたまでは?”と疑う。自信がない。幼少期に両親が厳しすぎたりして褒められる経験が少ないと、自尊心が育ちきっておらず根底に「わたしなんか」と自分を信じきれません。
6)注目を引きたい
「あ~疲れた」「熱あるかも…」
”かまってちゃん”傾向があり、注目を引きたい「どうしたの?」と聞いて欲しい。ちょっと子供っぽい感覚で周囲にアピールしつつコミュニケーションする人です。ちやほやしてあげると喜びます。
7)確認
「…だから~、…で~次は…」「…それと、…と、あと何だっけ…」
職場にこういう方は必ず一人や二人いるものですが、ぶつぶつ言われると周囲の人は気が散り「黙ってやってよ」とうんざりされているでしょう。当人は考え事をし、自分の脳内で整理がつかずつい独り言をつぶやいてしまいます。
8)決め付け、価値観の押し付け
「普通は…」「あなたのためを思って…」
固定概念が強く、◯◯は~べき、という自分の価値観を人にも当てはめ、押し付ける傾向。自分の価値観の枠組みで考えるので、多様性を理解しづらい。人目を気にし、批判を恐れる、恩着せがましい面もある。
9)仕切りたい
「一言で言うと…」「要するに」
自信家で場を仕切りたい願望のあらわれ。能動的で、やりたがり。時に上から目線で理論的。対話としてのキャッチボールよりも、議論型。
いかがでしたか?普段何気なく話している独り言が、実はその人の思考パターンとなり、人生を方向付けていることお分かり頂けましたか?
言葉には言霊が宿り、それが話している本人と聞いている周囲の人に強い影響を与えています。プラスの独り言の人は、明るく希望ある人生を送り、心持ちが明るいので人が寄ってきます。マイナスの独り言の人は、どこか暗く重たげで、口を開けば愚痴や批判…といった具合で、人から敬遠されがちです。
あなたはどちらの傾向が強いですか?自分の傾向に気付いて、あなたの願う人生に言葉を味方につけていってくださいね!
何気ない一言が人生を作っている、独り言に現れる9つの心理 まとめ
1)不安解消・クールダウンしたい
2)孤独感を回避したい
3)応援・励まし
4)自己否定
5)責任逃れたい
6)注目を引きたい
7)確認したい
8)決め付け・価値観のおしつけ
9)仕切りたい