気分がイライラする原因は、たくさんありますね。体調が悪いとイライラしたり、物事が思い通りに進まなくてもイライラしたりします。
体からくるイライラと心から来るイライラ。または、その両方からのイライラもあります。
そして何かのバランスが崩れた時も、イライラする状態になります。
女性だとホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れるため、イライラする時もありますよね。そんなイライラを解消するには、どんな方法があるのでしょうか。
イライラする原因を解消する7つのステップ
【原因により解消法は変わる】
イライラの原因により、解消法は違ってきます。まずは何故イライラしているのかを認識する必要があります。
▪意味もなくイライラする場合
何かが発端でイライラする訳じゃなく、とにかくイライラする場合は、自律神経の乱れが原因の可能性があります。
人には2つの自律神経があります。ひとつは『交感神経』で昼間の活発な時間に働いています。もうひとつは『副交感神経』で、リラックスして寝てる時に活発化します。
この神経のバランスが崩れた場合、イライラしたり、怒りやすかったり、いきなり泣いたりと感情の起伏がはげしくなります。
[自律神経を整える]
対処するには、自律神経のバランスを整えるしかありません。心身をリラックスさせるのは副交感神経ですから、こちらの神経を強化させると良いでしょう。
つまり、生活習慣を見直す事です。ちゃんとバランスの良い食事をする。体を動かす。質の良い眠りを取る事です。
お風呂に入って汗をかいたり、軽い運動をして汗をかくと代謝が良くなります。更に湯船につかり、手足をマッサージしたりすると末端まで血流がよくなり、自律神経のバランスが良くなります。
長風呂はよくありませんので、軽いマッサージでをして10分ぐらいで上がりましょう。お風呂上がりには、水分補給も忘れないで下さい。
心身がリラックスしていれば、眠りも質が良くなり、朝の目覚めも気分良くなります。
[ホルモンバランスを整える]
生理前や生理中、妊娠中や更年期障害の場合は、ホルモンバランスの急激な変化がイライラの原因になります。こういったイライラの解消には食べ物を選ぶことが大切です。
1:大豆製品を進んで摂る
大豆には、女性ホルモンのエストロゲンに似たイソフラボンが含まれています。女性ホルモンが低下した状態の場合に、イソフラボンを摂取すると、足りない女性ホルモンの働きの変わりをしてくれます。
2:ビタミンB6とビタミンEを摂る
ビタミンB6とEは女性ホルモンの分泌を即す働きがあります。
*ビタミンB6の含まれる食べ物
→さんま、かつお、マグロなど
*ビタミンMの含まれる食べ物
→アーモンドなどのナッツ類
▪思い通りにならないイライラ
誰でも物事が思い通りにいかないとイラつきます。気持ちが抑えられないときは、思考を変えてみるのです。
「世の中には、自分の思い通りに行かない事もある」と。でも、うまくいったときもあるはずですから、そういったケースを思い起こせばそりゃあうまくいかないこともあるさと考えられますよね。
子供がよく癇癪を起こしますよね。子供も経験の中で、世の中は思い通りにはいかない事もあると覚えていきます。
物事がうまくいかない場合は一旦少し距離を取ってみるといつのまにかうまく流れているものです。
[相手の気持ちを考える]
イライラしてきたら、ゲームのように相手になったつもりで思考をチェンジしてみませんか。何も自分の気持ちを殺して相手の気持ちをわかろうとする必要はありませんが、「あ〜こんなことが引っかかったりするんだ〜、面白いね」って。
そうすると、相手がつまづくポイントが滑稽に思えてきて、それを大ごとにしていた自分も滑稽に思えてきます。
そしてイライラも落ち着き、ストレスもたまらなくなります。いろんな人たちの考え方を知る事で、逆に視野が広がります。
▪ギャップにイライラする
自分の考えとの間に隔たりがあるとイライラします。出来ると思っていたのに出来ない事実に腹がたつのです。何でだ?何故こうなんだ?と自分を責める事でイライラは募るります。
ただ、ちょっと視点や方向性を変えるだけで「なんだ、こんなことだったの」と先ほどまでのイライラが嘘みたいに思えてきます。
[自分を責めない]
どんなにイライラしても自分を責めないようにしましょう。イライラしているということは本質的な自分が「もっと私を愛してよ!わかってよ」ということなのです。
責める事で物事は好転しません。過ぎた事を分析するのは良い事ですが、あなた自身を責める事はおすすめできません。
よく否定的な感情を持つことはよくないことだと言われますが、イライラが起きるということはそのシチュエーションに自分が引っかかってしまう感情エネルギーがあること。
そのイライラの是非を分析はせずに感じてあげましょう。頭にきて頭にきてたまらなかったら「どうしてよ!!バカ!!」と口に出してみてもいいのです。あなたの本質はそこで気持ちを吐き出したいと願っています。
でも、そこで気持ちを出してしまうと、あなたの本質は「わかってもらえた」と納得しますから、感情エネルギーの溜まりは消えていきます。
そこからはこだわらないようにすれば大丈夫です。
【余裕を持つ事】
イライラすると頭に血が上り血圧が上昇します。そんな時は、深呼吸をして落ち着きましょう。鼻から吸って、口から息をゆっくり吐きます。
落ち着くまで続けて下さい。大体3~4回で落ち着いてくるはずです。落ち着けば心に余裕も出てきます。余裕があればイライラもしません。
【内観をしてみよう】
日々、いろんな出来事があります。一生の中で起きた事から学ぶ事もたくさんあるのです。一日をふりかえる内観をしてみませんか。
内観とは、自分の精神状態の動きをふりかえり、その動きを客観的に分析する事です。心の中で、今日あったことで心がどう動いたのかを確認し、明日に繋げる事が出来れば、精神的にも成長出来るのです。
<心身の平安>
イライラは身体に悪い影響を与える可能性があります。人間にとって一番の安定した状態は、心身の平安です。
イライラしてきたと思ったら、深呼吸をして、落ち着いて物事の状況を把握するようにしましょう。そのように行動すれば、何事も恐れすに穏やかに日々を過ごせる事でしょう。
イライラする原因を解消する7つのステップ
① 自律神経を整える
② ホルモンバランスを整える
③ 相手の気持ちを考える
④ 自分を責めない
⑤ 余裕を持つ
⑥ 内観をする