今回は子育て中のママさんなら、何度も経験されているであろう「イライラ」について、お話をしようと思います。
あなたの心が軽くなれるような、イライラしても爆発しないで済むような、そんなお話です。イライラは心の中で起きていますから、スピリチュアル的なアプローチは本当に効果的なのです。
子育てのイライラを和らげる5つのスピリチュアルステップ
我が子が大きく成長してくれた時に、「お母さん、育ててくれてありがとう」と、言ってくれるような子育てをしたいですよね。
そのために必要なこと、イライラしないで今を楽しめる子育てをするための、「スピリチュアルステップ」をどうぞご覧ください。
その1.イライラした時の子供の叱り方
「また片づけないでゲームばかりしてる!」と、イライラを子どもにぶつけるように叱りつける前に、自分でセルフコントロールすることを目指しましょう。
(1)まずは深呼吸。いったん自分に一呼吸置くように、言い聞かせます。
感情のままに相手を怒鳴っても、それは子どもに届きませんし、自分も後悔するだけです。
(2)どのように言ったら子どもに伝わるかを考えましょう。
子どもの立場になった伝え方を捜します。例えば、子どもに部屋でゲームばかりしていることを叱ろうとするときに、「ゲームばかりしてるから頭悪いんだよ!」なんて言い方をしては、相手を非難しているだけになってしまいますよね。
あなたも「テレビドラマばっかり見ているから料理下手なんだよ!」なんて言われても、ちっとも行動を改善しようとは思えないですよね。
スピリチュアル的に見れば距離が近い人ほど、あなたを鏡のように映し出しています。子供ももちろんそうですよね。
(3)子どもに伝えたい内容が「部屋の片づけをすること」と「ゲームをやり過ぎないようにすること」なのであれば、まずは一つづつ伝えましょう。
「ママも一緒に片づけるから手伝って」「お部屋が綺麗になってからゲームをしてもいいよ」など、具体的な伝え方をした方が、結果的には言うことを聞いてくれやすくなります。
(4)怒りが咄嗟に出てしまうタイプの人は、状況を実況してみる。
どうしても何らかの感情を出したい人は、今の状態を実況してみましょう。「なんていうことなんでしょう!お片付けをしてからゲームをしてねっていわれたのに、○○ちゃんはおもちゃを出しっぱなしにしたまま、ゲームをやっているのね」
最初に感嘆符をつけてびっくりしたように言うと、怒りをそのままにぶつけることなく現状を子どもに伝えることができます。
「だから成績が悪いのよ」「だから目が悪くなる」などの付け足しは、今は必要ないことであることを意識してみましょうね。
その2.イライラの原因は子どもに無い場合が多い
確かに子どもの粗相や、だらしなさがきっかけとなってイライラが発生するわけですが、そもそものイライラの原因は、親である自分自身の中にある場合が多いです。
「仕事でミスを指摘された」「冷蔵庫の中のものを腐らせてしまった」「義母にまたイヤミを言われた」など、自分の中にイライラさせる原因があり、それを子どもに「八つ当たり」していることがよくあるんです。
案外、自分では気づいていない状態でも、常に心の中ではイライラが溜まっていたりするものなので、子どもにイライラすることが多い人は、自分の中にイライラの原因がないか問い直すと良いと思います。
その3.自分の中のイライラを癒すためにできること
自分のイライラが気づけずに日常を過ごしていると、周りに怒りをぶつけたり、人に優しくない行動をしがちになってしまいます。
自分の中のイライラに気付きやすくなるためには、「自分の心境を紙に書きだしてみる」「一人でドライブしてみる」「家事や育児、仕事やSNSなどから完全に切り離された時間を持つ」など、ふだんとは違う場所に自分を置いて、自分だけの時間、空間を持つようにしてみて下さい。
これはなかなか難しいかもしれませんが、ほんの20分、いや10分を毎日少しずつ続けるだけでも変わってきます。
心を締め付けていたロープが緩み、ストレスで緊張気味だった全身の筋肉を、緩めてあげてることが大切です。
その4.子どもの心配をやめることができるポイント
子育て方法に不安を持っていたり、子どもがちゃんと勉強をしなかったり、習い事を続けられなかったり色々と心配することが多くありますよね。これらをまったく心配することをやめることは、まぁ難しく不可能なことだと思います。
いくら心配することがメンタル的に悪いからといって、自分の子育てに絶対の自信を持っている人なんて、ほとんどいないのではないでしょうか。
ですが、完全に心配することをやめることはできないけれど、心配する度合いを減らすことなら可能な気もしますよね?
どのような気持ちになれれば「心配しすぎることをやめれるか」というポイントをお話します。
(1)子どもには生まれてくる前からの使命がある
少しスピリチュアルな要素が強い話になりますが、子どもが天使であるころに、生まれてくる親を自分で選びます。子どもは、生まれてきた世界で学ぶべきテーマを定められ、それを使命として生きて行かなければなりません。
(2)親はその使命の手助けをするだけと心得る
子どもは、自分に与えられた使命を手助けしてくれるあなたを見つけて、あなたのお腹に宿ることになりました。なので、あなたは「子どもをきちんと育てなければ」と、躍起になり過ぎる必要はなく、子どもがやらなければならないことを、手伝ってあげるという気持ちを持つだけでいいのです。
(3)子どもを心配しすぎると子どもの心の成長が遅れる
子どもは、自分の使命がなんであるかをまず見つけて、それを全うするために成長して生きていくわけですが、親がその過程で自分の意思を押し付けたり、心配しすぎて子どもを操作してしまうと、子どもの成長が遅れてしまうことになってしまいます。
(4)子どもは自分のタイミングで成長するものだと知る
子どもがなかなか喋らない、おむつが取れない、友達がなかなかできないなど、子どもの年齢に沿った悩みを親からすれば、持ち続けることになるでしょう。
ですが、子どもには持って生まれたタイミングがありますので、その時がこない限り、「育ち」を実感することはできません。
親のあなたが知らないところで、今までできなかったことを、ひょいとやっていることなんて、何度もあったと思います。
親が子どもを心配することは悪いことではありませんが、心配するあまりにイライラしてしまっては何の意味もありませんよね。
子どもが自分の力で自分の使命を全うできることを、信じてあげることが大切になります。
あなたも子どものころがあったように、あなたにも自分のやるべき使命があることを思い出してくださいね。
その5.子どもが持つハンデは使命を全うするためのギフトである
もし、子どもに何らかの障害があったり、苦手なものがあったりして、そのことが心配でイライラしているとすれば、このように捉えてみてください。
「子どもに与えられた使命を知るためのキッカケが、この子どものハンデというものである」
「このハンデがあるからこそ、知れるものがある」
みなさんも経験があると思うのですが、普段の健康な時は気づかないのに、ひとたび風邪をひいて寝込んでしまうと、どれだけ自由に身体を動かせるのが幸せなことかと、思い知ることがありますよね。
人は不自由がないと気づくことが難しい生き物であると言えます。
もし、子どもがとても引っ込み思案な子で将来が不安と思い、不甲斐なさでイライラしているとしても、もしかしたらその引っ込み思案な性格だったからこそ、慎重に物事を判断できる大人に成長するかもしれません。
もし、子どもが言葉をしゃべれない障害があったとしても、その子はそのハンデがあるからこそ、人とのコミュニケーションのとり方を他の人よりも何倍も努力して、自分の表現の仕方、人の感情の動きなどを読み取れる能力が発達するかもしれません。実際にそのような人たちがいるのです。
ハンデは決して悪いことばかりではなく、後でそのハンデを何倍も覆すようなギフトをもたらすことが多いということを理解すれば、イライラするような不安の感情を減らすことが出来るように思います。
【まとめ】
いかがでしたか?子どもにイライラした時は、感情のまま怒らないで一呼吸おきましょう。
そして、イライラの原因はあなたの中にありませんか?まずは、あなたの気持ちを落ち着ける方法をさがしましょう。こう考えてみて下さい。
子どもは自分の使命を持って生まれてきます。親はその手助けをするだけの存在ですから、必要以上に責任を感じなくても大丈夫なのですよ。
もし、子どもにハンデがあることに気を悩ませている人がいたら、ハンデは使命を全うするためのヒントであることを理解してくださいね。
そして、どうしようもなく子どもにイライラしてしまった時があれば、こう考えてみて下さい。
「もし、今からかける言葉が、子どもに伝えられる最後の言葉になるとしたら・・・」あなたは、子どもになんと声をかけてあげますか?
子育てのイライラを和らげる5つのスピリチュアルステップ まとめ
その1.イライラした時の子どもの叱り方
その2.イライラの原因は子どもに無い場合が多い
その3.自分の中のイライラを癒すためにできること
その4.子どもの心配をやめることができるポイント
その5.子どもが持つハンデは使命を全うするためのギフトである