ポジティブシンキングとは、どんなものかご存知ですか?明るく生きて、楽しいことだけを考えることでは決してありません。
意外なことに、ポジティブシンキングをするためには、ネガティブな発想が必要な場合もあるんです。
ポジティブシンキングになるための方法を7つご紹介しましょう。
少しずつポジティブシンキングに切り替えて幸せになる7つの方法
「前向きに生きる」や「問題を解決する」ためには、「現状をしっかり把握する」ことや、「問題をきっちり認識」する必要があります。
闇雲に成功するだけのイメージを大まかに持って全力疾走したとしても、目的地を見誤ったり、方向性が全然違う努力をしていては達成できません。
ポジティブシンキングを上手にするために必要なのは、ネガティブな発想。その両方がバランスよく持つことができてこそ、大きな達成感を味わうことができるのです。
あなたのネガティブな思考は、必ずポジティブシンキングの糧となり、幸せになる導きを与えてくれます。
その1.まずは問題を抱えている現状の把握
ネガティブな思考や、発想を「悪いもの」といった固定概念を持つことは止めましょう。人にとって、大切な働きをしてくれるネガティブな感情をないがしろにしては、肝心なポジティブシンキングへの移行することができません。
今あなたが抱えている問題や悩みに対して、現状をしっかりと把握する必要があるのです。
「身長が低い」
「太っている」
「フラれてしまった」
などなど、嫌な体験や辛い心境と共に、あなたの中にある問題点を自分の中でしっかりと把握していきます。
このままでは、「だから自分はダメなんだ」で終わってしまいがちですが、ポジティブシンキングをすると言うことは、「この現状をどうすれば、良いものにできるのか?」と考えることを言います。
その2.一人では解決できないことが多々あるのを再確認
一人で問題を直視していると、つい「できない」という結論に結び付きやすくなります。
「身長が低いことは今さらどうすることもできない」
「何度もダイエットしたがそのたびにリバウンドしている」
「好きな人ができても相手にしてもらえない」
一人の問題を一人だけで解決するのには、視野が狭く、知識も全然足りません。同じ問題で悩んだことがある人がアドバイスをくれたら、もしかしたらあなたもこの問題を解決できるかもしれませんよね。
「人に助けを求める」
「一人で何でも解決しようとしない」
「答えは自分以外のところにあるかもしれない」
このように、発想の輪を広げることは、ネガティブな思考からポジティブな発想に転換する時にとても有効になります。
その3.普段の言葉遣いに注意する
ネガティブな思考から抜け出せない人にありがちな言葉遣いというものがあります。
例えば、
「難しい」「大変」「できない」「どうせ」「だって」「困った」「無理」「自分ばっかり」
などですね。
このようにネガティブな言葉遣いを連呼していると、発想がそこから抜け出せなくなり、ネガティブな言葉を実現したようなことばかりが引き寄せられるようになってしまいます。
物事を「大変だ」と捉える癖があり、何かと「大変だ」といった口癖を使ってしまう人は、自分の中にある情報をうまく整理できずに混乱している状況のままであるケースが多いでしょう。
そのような場合には、「今の状況をどこから片づけるといいかな?」といったように、解決を求める発想をすることこそ、ポジティブシンキングに繋がっていきます。
その4.人には「なぜ?」と聞かない
何か問題が発生した時に、人に対して「なぜ、このような現状になったの?」と聞きたくなることがあると思います。ですがそれは、人を傷つける言葉となり、責めているだけになってしまいがちなので、使わないようにしましょう。
「なぜ?」を使いたくなった場合は、「どうしたらよかったのかな」とか、「どうしたらいい?」という前向きな問いに置き換えるようにしましょう。
自分に対しても、失敗してしまった時に、「なぜこうなってしまったのか」という問いだけにとどまらず、「どうすればよかったのか」という発想をするようにしましょう。
その5.「人を褒める」癖をつける
ネガティブな発想をし続けてしまう人は、どうしても人の悪いところに目が行きやすく、良いところに意識が向かない傾向があります。それは人に対してだけでなく、自分自身の評価としても同じような傾向があります。
なので、まずは、「人を褒める」ことを意識づけてみましょう。
「素敵なネクタイですね」
「毎日、掃除してくれてありがとう」
「美味しい食事でした」
など、良いと思ったことをどんどん褒めていきます。そうすることで、悪いことばかりに向きがちな意識を良いところへと向けることが出来やすくなるため、ポジティブシンキングするために役に立ちます。
その6.出し惜しみをしない
ネガティブな発想を持ち続けてしまう人は、どうしても出し惜しみをしがちになります。つい、危機回避が思考の中心にあるために仕方がない発想でもありますが、ポジティブシンキングに慣れてくると、リスクが怖くなくなるという現象が起こります。
物事にはリスクはつきものです。「損」を得ないと「得」も得ることはできません。
なので、ネガティブな発想をしがちな時でも、思い切ってやり切ってみましょう。
出し惜しみをすると、あなたの力を存分に発揮できないばかりか、労力だけを投資し、結果を得られないような「出し惜しみして損をする」現象が起きてしまいます。
ポジティブシンキングの人は、人に対して出し惜しみをせず、自らリスクを選んで人に喜びを与え続けることを望みます。その方が結果的に損をしないのです。
その7.「やらねばならぬ」を「やりたい」へ変換する
ネガティブ思考で留まっている人の多くは物事を「やらねばならない」と思い込み、仕方がないから行動するという動きになっていることが多いですね。
これが、人のやる気をなくし、目標を見失わせる結果に繋がってしまうことがあります。
ポジティブシンキングに移行しようとするならば、「やらなければならないこと」を「自分がやりたい事」に置き換えるような発想の転換を癖付けるようにしましょう。
「勉強をしなければならない」を「大学生活をエンジョイしたいので勉強する」に
「仕事をしなければならない」を「家族と潤いのある生活をしたいので仕事を頑張る」に
自分が必要と思うからこそ、行動するのだという意識づけがポジティブシンキングに繋がる良い方法となるでしょう。
【まとめ】
少しずつポジティブシンキングに切り替えて幸せになる7つの方法はいかがでしたか?慣れないうちは難しいかもしれませんが、コツを掴めば無意識のうちに変換できることも多くなります。
前向きと楽天的には似ているようで明確な違いがありますよね。
ポジティブシンキングとは、しっかりと目標を定め、障害の有無を確認し、問題を解決する手立て摸索しながら実行に移す。そうした結果として、成功をおさめ、新たなる目標に向かっていくという、とても手堅く地道な発想のことを言います。
一足飛びで成功を手に入れる方法が、ポジティブシンキングではないことをしっかりと認識しておきましょう。
真面目なあなたこそ、必ずできるはずです。
少しずつポジティブシンキングに切り替えて幸せになる7つの方法 まとめ
その1.まずは問題を抱えている現状の把握
その2.一人では解決できないことが多々あるのを再確認
その3.普段の言葉遣いに注意する
その4.人には「なぜ?」と聞かない
その5.「人を褒める」癖をつける
その6.出し惜しみをしない
その7.「やらねばならぬ」を「やりたい」へ変換する