人は一人では生きられないモノ。それを知っているからこそ、面倒だったり苦手な人付き合いだって無理して頑張っているんですよね。
人間関係を苦手とする人と得意とする人には、どんな違いがあるのでしょうか。
自己肯定力?持って生まれた才能や素質の違い?それとも、「生き甲斐」の差でしょうか。
みんなあって当然の心理ではあるけれど、「〜し過ぎる」ことをやめたら、自分自身が楽になります。
そんな人間関係のめんどくささを感じてしまう原因を7つご紹介しましょう。
これをやめれば楽になる!人間関係がめんどくさいと感じる7つの原因
その1.「普通」とか「正しさ」に選択肢がなさ過ぎる
「こんな状況では、こうするのが普通じゃない?」とか、「あの人のやり方は間違っている」という考えを持ちすぎると、それに当てはまらない状況に遭遇する度に、居心地の悪い思いをし、自分との価値観の違いが辛いと感じてしまうケースがありますよね。
みんなそれぞれの生き方に基準があり、普通や正しさには個人差があるもの。それを主張しすぎるのも、相手の価値観を受け入れすぎるのも、どちらにもそれなりの煩わしさが付きまとうものですよね。
自分の考えの中で、「普通はこう」とか、「正しい判断はコレ」という決めつけは、し過ぎないようにしましょう。
自分の意見だけが全てではなく、状況に応じては自分以外の価値観が優遇されることもある。人と自分の価値観が違ったとしても、それはそれで構わないし、自分の価値観が否定されるものでもない。
押し付けないし、押し付けられないようにするのもまた、人間関係をフラットな状態に保つ良い方法ですよ。
その2.自分と誰をつい比較し過ぎる
人は、自分と誰かを比較してしまうものです。自分との差や違いを認識するだけで納めれば良いのですが、ついどちらが優れているのかと無意識に比べてしまうことがありますよね。
「あ、あの人って私より高いバック持ってる」と意識すれば「負けた」と感じ、「この人よりは私、美人だよね」と値踏みすれば、「勝った」と優越感に浸る。
勝手に意識の中で勝負を挑み、勝った負けたと内紛すれば疲れて当然だと言えるでしょう。自分で勝手に挑んだ勝負に自分が勝手に負けて、「あの人、嫌い」と判断してしまう不毛さ、必要ありませんよね。
その3.いい人になり過ぎている
人には優しくあるべきだと、小さい頃から教わってきましたし、そうあるべきだと大人になっても思いますよね。それ自体はとても良い志しであり、人から好かれる思考です。
ですが、必要以上にいい人と思われたいとか、親切な人に見られたい一心で人に接しているのは、とても疲れる原因になりますよ。
「すべての人に好かれたい」
「人の評価が気になる」
「嫌われることを極度に恐れる」
などの行き過ぎた「優しさの押しつけ」は、相手をつけ上がらせるか、不信感を与える結果にしかならず、結局はバランスの崩れた人間関係になってしまいます。
人の土俵では自由に生きることはできませんし、自分自身を大切にする生き方にはならないので、良く見せたい欲求には、適度な距離を保つようにしたいですね。
その4.嫌なことを意識し過ぎる
人間関係がめんどくさいと感じしてしまう要因として、「嫌いな人とも付き合わなければならない」というものがありますよね。
自分の好みに合う人ばかりが周囲にいるわけではありませんし、時には苦手とする人種とも接点を持たなけばならない場合もあるでしょう。誰しもがある経験ではありますが、時に「嫌いな人や苦手な人が多すぎる」という人がたまにいますね。
そのようなタイプの人は、他人と接する時に、その人の欠点や短所にばかり目が行く、つまりはあら探しばかりしてしまう癖が身についているケースが考えられますよ。
人には誰だって良い特徴と悪い面があるものです。あらゆる角度から他人を見る視野の大きさを確保するように心がけましょう。
その5.つい強がり過ぎる
人と接する時や特に大勢の人の前に出ると、何故か見栄を張ってしまう、人に弱い部分を見せたくないと考えてしまうことがあります。
誰だって失敗を人に見られるのは嫌なものですし、人に自分が優れていることを認めて欲しいと思うものですよね。
ですが、その思いが強すぎると、「下手な行動はできない」とか、「いつも強がっていなければならない」などの制約を自分の中で作り出してしまうため、人間関係がめんどくさいと感じる原因になってしまいますよ。
私も、あるママ同士の集まりで、ふと年齢を聞かれた時にちょっとだけサバを読んで本当の年齢よりも2、3歳若くいってしまったことがあります。別に相手は私が何歳であろうと、どうでもいいに決まっているのに、何故か言いにくかったんですよね。その後のお付き合いで、くだらない私の見栄の嘘がバレて、余計に居心地の悪い経験をしたことがあります。
それからは、下手な嘘はつくのはよそうと思いました。その方が自分自身が楽ですし、本当のことを言っても人は他人のことをそんなに気にしていないモノだと学びましたね。
その6.いつも同じ自分でいようとし過ぎる
性格の良し悪しとして、「裏表がない人」や「誰にでも平等な態度が取れる人」を、いい性格だと判断する傾向が強いですよね。
ですが、実際に人と接する時に、「いつも100%の自分を表現しなければならない」と思い込むことや、「相手を配慮せずに自分だけのペースで物事を進める」ことが、必ずしも良いコミュニケーションだとは言いませんよね。
人と接する時に、「自分のやり方」を押し付け過ぎるのではなく、「相手がわかりやすい表現」を意識することで、いつもよりも人間関係が良好に行くことも多いはずです。
「自分がこうだから」という物差しを持ちすぎるのも、人間関係をめんどくさくしがちな行為なので、自分だけの基準にこだわり過ぎるのも気をつけたいですね。
その7.「苦手意識」が表面に出過ぎている
人間関係をめんどくさくしている原因として、苦手意識が全面的に出過ぎてしまっていることが考えられます。
人は心理に思っていることを、無意識に体で表現してしまっているものなんですね。
例えば、人の意見を取り入れたくない時、人と話をする時に腕組みをして「拒絶のポーズ」を取りやすいです。また、聞きたくない話の場合は、相手との距離をなるべく広く取ろうと、無意識に背もたれに背中を預けた体勢を取りがちになります。
人見知りの傾向が強い人は、緊張で声が小さくなったり、相手と目を合わせられない場合も多いですよね。
そのように無意識レベルで拒否反応が出てしまっていると、相手にも「自分はこの人に好かれていない」と伝わってしまいます。これでは、仲良くなりたくても時間が掛かったり、相手に諦められてしまうこともあるでしょう。
自分の仕草や癖を直すのは難しいことではありますが、考え方や捉え方を意識して「気づき」があると、潜在意識に改革が起こり、仕草や癖にも違うパターンがみられるようになりますよ。
また意識的に、「人に好かれる仕草」を身につけることで、人間関係をめんどうくさくせずに済む方法もあります。
例えば、人と話をする場合は、腕組みをしないようにするとか、少し前のめりの姿勢を心がけて人の話を聞くようにするなどを、気をつけるだけでも相手の好感度を上げることができますので、試してみて下さいね。
【まとめ】
人間関係をめんどくさくさせている原因、あなたに当てはまるものがありましたか?めんどくさいと感じているのは、自分自身です。
例え、面倒な人がいたとしても、その人の特徴を変化させることはあなたにとってかなり難しいですよね。ですが、自分自身の考えや捉え方を変えるだけで、面倒な人が面倒ではなくなるんだとすれば、これはかなりお得なことになると思います。
自分の人生は、自分だけのもの。楽しむかどうかは、あなたに掛かっています。人間関係のめんどくさいと感じる原因は、あなたの中にあることを忘れないで下さいね。
これをやめれば楽になる!人間関係がめんどくさいと感じる7つの原因 まとめ
その1.「普通」とか「正しさ」に選択肢がない
その2.自分と誰をつい比較してしまう
その3.いい人になり過ぎている
その4.嫌なことを意識しすぎる
その5.つい強がってしまう
その6.いつも同じ自分でいようとし過ぎる
その7.「苦手意識」が表面に出過ぎている