なんだか最近、胃のあたりが重い。食欲はあるのに、食べると具合が悪くなる。仕事のことを考えると胃が痛い・・・。
悩んでいたら胃が痛くなって、食べ物を受け付けない・・・・悩み事やストレスがあると真っ先に不調が表れるのが胃。
小さい頃に、緊張してお腹が痛くなってトイレに駆け込んだ経験や、友達にお腹の弱い子はいませんでしたか?お腹とストレスは直結しているのです。
今回は胃痛でお悩みのみなさんと一緒に、胃痛に隠されたメッセージを探っていきましょう。
ストレスが原因の胃痛、体からのメッセージ5つのポイント
暴飲暴食や好きな物だけ食べてしまった結果の胃痛や体質的な胃痛もありますが、お腹が痛くなる時、たいていは「ストレス」が原因だと言われています。
ある特定のことを考えるとお腹の下の方が痛くなったりしませんか?あるいは、胃がキリキリ痛んだり、ムカムカしたりしませんか?
よ~く胃が痛くなる時を観察していると、ちょっと解決が難しい事柄だったり、自分が矢面に立たされている時だったり、嫌な事柄や悩んでいる時だったりするのですよね。
では、それってそんなに悪いことなのでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。自分がより成長する為の過程だったり、他の視点を持つことの大切さを教えてくれたりします。それでは具体的に見てみましょう。
1.冷え
意外と侮れないのが「冷え」です。胃腸のことについては次の項目でご紹介しますが「冷え」で胃が痛くなることもあるのですよ~。
季節を問わず、冷えが原因でお腹(腸)の調子が悪くなるのと同じように、胃も痛くなります。キリキリと痛くなりますが、温かい飲み物やカイロを貼ったり、お風呂などで温まると治ります。
特に寒い冬は知らないうちに体が寒さで縮こまってしまい痛くなります。そのため、胃の働きも悪くなって、いつもと同じものを食べているはずなのに、胃がムカムカしたり、気持ち悪くなったりして、消化不良を起こすこともあります。
夏は暑いから油断しがちですが、冷房で体の芯は冷えています。また、暑いから冷たい飲み物を多く摂ってしまいがちですが、これが「冷え」の原因になります。気をつけましょうね!
2.体質的な胃腸の弱さ
胃腸が弱いケースだと、牛丼などの脂っぽい食べ物を食べると消化がうまくできず、あごの下に吹き出物ができる人がいます。これは体質的なものですが、食べた後に胃腸が重くてだるくなります。
吹き出物が出ている期間は、胃が痛んだりムカムカしたりしているので、脂っぽい食べ物は食べられません。野菜など消化に良い物を食べて調整します。
このように、体質的な原因で胃の調子が悪くなることもあります。体は一生涯付き合う大切な存在!体をよく観察してみましょうね。
3.暴飲暴食
ストレスによるものから、食べたい物を目一杯食べたい欲求まで、暴飲暴食の原因は様々です。
食欲って、お腹からのサインだけではないのです!目からの刺激もあるのです。
料理は盛り付けも重視されていますよね。「目で食べる」という言葉もあるように、おいしそうな盛り付け、色に食欲がそそられます。
また、匂いも大事です!おいしそうなに匂いを嗅ぐと食欲を刺激されます。そうすると、そこまでお腹が空いていなくても、急にお腹が空きだして、ついつい許容量を超えてしまい、胃腸がもたれたり痛くなったりします。
良い例が忘年会シーズンです。場の雰囲気もあり、いつもより食べ過ぎてしまうこともありますよね。そんな時は、次の日にあまり食べ物を食べない、消化吸収に良い食べ物を摂るなど、体のコンディションに合わせて調整しましょう。
4.ストレス
最初に書きましたが、胃が痛くなる原因で最も多いのがストレスです。ちょっとしたことで落ちこみ、そのうちそのことばかりを考えるようになり、だんだんと胃に症状が表れてきます。
気づいたら、凄く胃が痛くなっていることがあります。そのぐらい胃は、感じやすく繊細な臓器なのだと思います。
胃もあなたに「悩みすぎないで欲しい!」とサインを送っているのかもしれません。では、なぜ、悩んだりストレスが溜まったりすると、胃が痛くなるのでしょうか?その謎は次の項目でご紹介します!
5.胃からのお知らせ
不思議ですよね?なぜ、胃が痛くなるのか・・・。胃が痛くなるのにも意味があるのです。それは「一人で抱え込みすぎているよ!」ことをお知らせしてくれています。
胃はなんて優しいのでしょうか!消化吸収するだけでなく、心の心配もしてくれているのです。
食欲というのは人間の三大欲求の一つですが、実は人間は食べ物を食べなくても生きていけます。それが証拠にずっと食べ物を食べなくても生きている人もいるのです。
でも、私たち人間はこの世界にいろいろなことを経験するために生まれてきています。
もちろん、その経験の中には苦しいこともあるでしょうが、でも、本当の目的ないろいろな喜びを経験するためです。
その喜びを受け止める器官として「胃」が存在します。身体的には食べ物を消化するところでありながら、満腹感という満足感、幸せを経験し、受け止める非常に精神的な臓器なのです。
腸が肉体の栄養となるものを吸収する臓器なのであれば、胃は精神的な栄養を吸収する器官と思っていいでしょう。
でも、それだけ感情に敏感な器官であるだけに、あなたのマイナスの感情も敏感に吸収します。
胃が痛くなる時は思い悩んで、「なんとかしなければ!」という思いが先立ち、周りが見えなくなっています。そうすると、いつものあなただったら冷静に判断ができることもできず、いつしかあなたの表情に行動に現れ「なんとか力になりたいけど、今は声を掛けない方が良いのかも・・・。」など、周囲の人も遠巻きにあなたを見るようになります。
意外とその悩みは違う視点でみたら、簡単に解決できることかもしれません。また、周りの方はそこを乗り越えてきたかもしれません。勇気をもって悩みを打ち明けてみましょう。すると気持ちが楽になって痛みも治まるかもしれません。
人に聞いてもらうだけで気持ちが楽になることがありますよね。意外と周囲の方はあなたの変化に気づいているけど、どういう風に話しかけたらあなたが心を閉ざさずに気持ちが楽になるのか、適切な言葉を模索しながら、あなたの様子を伺っています。辛い時は思い切って、甘えてしまいましょう♪
いかがでしたか?胃痛には身体的な原因から精神的な原因まで様々な理由がありましたね。どちらにも共通しているのが、自分の体の状態を把握することでしたね。
日常生活では、体よりも思考を優先させて酷使していることが多いのではないでしょうか?体も自分の一部、大切に扱いたいですね。
ストレスが原因の胃痛、体からのメッセージ5つのポイント まとめ
1.冷え
2.体質的な胃腸の弱さ
3.暴飲暴食
4.ストレス
5.胃からのお知らせ