「離婚の理由」に関してのイメージや考えとしては様々ですが、決まって「考え方の不一致」などがよく挙げられます。
よく、「離婚したの?なんで?」と聞くと「考え方の不一致」や「性格の不一致」などが多いですよね。でも、今世間を騒がせている離婚ニュースなどは「妻の行き過ぎた依存心が原因」とも考えられるものです。
今回は離婚の理由を考えるとともに、依存心をなくし、お互いに成長していくメソッドをご紹介します。
離婚の大きな理由は依存心・・・パートナーと成長を遂げる7つのメソッド
では、まず初めに離婚の理由として「依存」とは何か考えていきます。
結論を簡潔に言えば「おんぶにだっこ状態。あなたなしでは生きていけない」ということです。
「依存」とは他の人に頼って存在すること。こんなことを離婚前提の夫婦に見せれば顔を真っ赤にして「違うにきまってる」と怒られること間違いなしの文言です。
もちろんすべてにおいてこれが正しいというわけではないとは言えます。現に私の両親の離婚の原因は父の“金遣いの荒さと、プライドが高く自己中心的な母の意見の分かれからの離婚でした。
「娘には将来のために最高の教育を・・・」親としての責任と、子供の将来性を考えた「教育熱心な母親」と「自分の娯楽優先の父親」なのでもちろん性格、意見が異なるのは当たり前ですが、こうも「真逆」であればどちらかが妥協しなければ一緒に夫婦として過ごしていくのは「無理」があります。
では、どうしたら「離婚を免れて一緒に生きていける夫婦になれるのか」ということを考えていきます。
1つは「聞く」という心構えが大事です。
夫婦関係にこそ「聞く」技術はなくてはならない技術でしょう。特に男性は女性の話を聴くことに苦手意識を持っている人が多いのでなおさらです。
女性は話をすることでパートナーから、共感を得たい、大切にされていることを確認したいという気持ちを持っています。
しかし、男性は女性の話を他愛もないものと判断し聴く耳を持たない傾向にあります。
女性の本質は自己肯定感を満たしてもらいたいのです。にもかかわらず、多くの男性は先ほど取り上げた信頼を損なう聞き方をしてしまいます。
確かに私の両親にも当てはまるところはありました。父は他人の意見を全く聞こうとしない人間でした。
これは、夫婦関係だけでなくて社会人としても大事なことですが、人の話に耳を傾けないと仕事では「失敗」や、「多大なる会社に影響」を与える場合もあります。人間関係の初歩的なこととしても大事なことが「聞く」ことです。
シカゴ大学教授の山口一男氏は、仕事と家庭の調和の観点から、妻の夫婦関係満足度と夫への信頼度に焦点を当てて調査をしています。
その結果、会話が多いほど奥さんの結婚生活への満足度が高いそうです。
そして、旦那さんの月収が仮に10万円減ったとしても、下記のどれかが満たされれば満足度は減少しないことが分かりました。
平日の夫婦の会話が1日に16分間増える
夫の育児分担割合が現状より20%増加する
夫婦一緒に大切に過ごしていると思える時間が休日に54分間増加する
平日の夫婦の会話が1日16分増えるだけで10万円の月収の減額に耐えられるのですから会話の力は強力です。
参考URL:https://visionary-mind.com/keityou-2
お互い一緒に生きていく上に置いて、お互いに協力し合い、支えあうのが家族というものです。だからこそ、このような実績がでているのだと考えられます。
コミュニケーションがなくなってしまえば、それはお互い一緒にいる意味がありません。実際、離婚の理由の第一位は「コミュニケーションの欠如」であると、アメリカの研究機関の報告もあるのです。
でも、「依存」という観点では、専業主婦や、家事・育児は全て頼りっぱなしというのも問題です。
コミュニケーションも大切ですが、相手には相手のペースがあり、時には自分のことで手一杯で、なかなかあなたのことに注意が回らないこともあるでしょう。
そこを「それでも聞いてよ!!」であれば、相手も自分の心の中の悩みを処理できなくなり、追い詰められ、そのうち共同生活に意味を見出せなくなるかもしれません。
では、依存をしないためにはどうしたらいいのかの克服方法について紹介します。
1.依存している自分を認める
依存症を治す第一歩は、まずはっきりと「依存している自分」を自覚し、「いくら依存を深めても、絶対に自己無価値感は解消されない」という事実を認識することです。
参考URL:http://www.animehasukidesuka.xyz/entry/2016/12/15/161601
「私は依存してないわ。頼りにされているだけなの」ということであっても実は依存している症状かもしれません。ちょっとでも「依存している」と思うことがあるのなら「認める」ことから始めるのが大事であるといことです。
例えるなら「波にゆられてふわふわと居心地よくて自分も解けてしまえばいいのにな」なんて海に入った時や温泉などで思ったりした人。つかりすぎは「体に毒」なだけということです。体のためにもさっさと適度に浸りましょう。
2.自分に自信をもつようにすること
自分に自信を持つことができれば、不安があってもそれを乗り越えて進むことができると思いますので自信をつけるようにする。
●自信をつけるための具体的な方法
1.自分の良いところを探してノートに書いておきましょう。
2.どんな小さな成功でも、自分のことをほめてあげてください。
参考URL:http://www.animehasukidesuka.xyz/entry/2016/12/15/161601
これは非常に大事なことです。人間はあまり自分の事をほめません。そして自分を追い詰めてしまいすぎて心の病気になるのです。
だからこそ、「小さなことから自分を認めて、まるで子供の成長を喜ぶかのように自分を自分で育ててあげること」が大事なのです。
3.感謝すること
小さな感謝を積み重ねているうちに、自分はたくさんの人たちに支えられて生きているんだと、いう実感を持つことができます。
その実感が世の中の人のために尽くしたいという気持が自然と生まれてきます。
その気持が生まれ、大きく育てば、自分の大切な人に心から尽くすことができるようになります。
仏の道やよく宗教でもあります、「感謝の念を忘れずに」をこれは示しています。わかりやすく言えば「私をこの世界に作ってくれてありがとう。感謝していきます」という人間としていきましょうね、ということを意味しています。
よく「自分は不幸」と嘆いている人がいると美輪明宏さんがご自身のHPで「どこか不幸なのか?」と話していた言葉があります。
「屋根があって、雨がしのげて、日差しがしのげる。喉が渇けばいつでも喉の渇きをしのぐことができ、3食きちんと食べることができる、生活できるお金がある。これってとても幸せなことですよ」とおっしゃっています。
なるほど、と納得する内容です。世の中には飢餓や貧困、ホームレス状態の生活、戦争でいつ死ぬかわからない、テロ多発でいつ自分がまきこまれるかわからない人がたくさんいます。
それに比べて私達日本人のほとんどがこうした幸せで贅沢な暮らしを送っています。生活保護制度だってあります。こうしてネットでおこづかいを稼ぐことだってできます。それを考えたら幸せなことです。人間は欲深い生き物ですが、もっと「忍耐」が必要なのかもしれません。
4.趣味を見つける
夢中になれるものを探すといいです。好きなことをしていれば、嫌なことも依存心も忘れることができるからです。
その夢中になれるものが自分の知識を増やしたり、技術を高めてくれるものだったら、自分に自信を与えてくれる場合もあります。
「趣味が功を奏して天職となる」という人もいます。その趣味が他人にとっては理解できないものでも、実は素晴らしものが生まれるものである場合があるのです。
夫婦の間でも、他人の趣味を理解してあげる寛容さが大事です。お互いに趣味があう人間が1番だと思いますが、その趣味を受け入れられる人が夫婦としてベストでしょう。
5.相手の気持ちを確認し、尊重する
「自分の都合だけではなく、相手の人生を優先する」
依存的な人は、相手の都合や相手の気持ちなどを考えず、自分の気持ち・願望ばかりを優先させてしまう傾向が強いです。しかし、自分勝手な行動を取ってしまうと、「相手の気持ちを考えずに押しつけてくる人だ」と敬遠されてしまいます。
相手に何かお願いしたいときは、相手の都合や気持ちを確認して、了承を得てから行動することを意識してみてください。
「いま大丈夫?」という一言や、「あなたはどう思っている?」というちょっとした質問だけでもOKです。
あまりに心が辛いと「お願い、私の話を聞いて!」となってしまいがちですが、一歩止まって深呼吸をして考えるとよいかもしれません。
心の中で、「待てよ、相手は今忙しいかもしれない。もしかしたら相手も余裕がないかもしれない」と問いかけてから話してみることで相手も「ああ、ちゃんと自分のことも考えてくれるんだな。じゃあ、聞いてあげよう」という気持ちになります。
そこを「私を優先して!」となったら「え?なにそれ、自分さえよければいいなんて自己中心的だな」と悪印象にもなりますので、「感謝の心を忘れずに」「相手を気遣い」「支えあい」ということです。
6.会わない時間を作ってみる
最初はひどく苦しいと思いますが少し時間が経てば慣れてくるはずです。「あれっ?会わなくても大丈夫かも」と、感 じたら会ってもいい時期。依存状態が少し収まっているはずです。
夫婦だと難しいかもしれませんが、たとえばお互い気分転換に別々で過ごしてみるとかもよいかもしれません。何事も「腹八分目」というものです。
お互い、別の人間として、性格があり、個性がありますからまったく同じ色に染まることなど不可能です。たまにはいろんな視点からみることで何か違うものも見えてくるかもしれません。
7.ボランティアに参加してみる
他人のために行動することによって他人の気持ちが理解できるようになります。さらに他人のために役に立っているという実感が自分に自信を与えてくれます。
人間には承認欲求というものがあります。だからこそ、認められたい、認められるにはどうしたらいいかと考える物です。
それを解決するためにもボランティアに参加して誰かの役に立つ仕事をすることにより景色が変わってくるはずです。また色々な人とコミュニケーションをとることは自分の価値観を広げるのにも役に立ちます。
補足8.カウンセリングを受ける。
気持ちがざわついてどうしようもなく不安になって、夜も眠れないという状態が続くようなら専門医に相談するという方法もあります。
自分ひとりの力ではどうしても脱出できないと判断したら、躊躇する必要はありません。カウンセリングを受けてください。
体調に変化をきたすようでしたらもうあなたの心の中では緊急の点滅信号がパカパカと点滅している状態です。
一度、カウンセラーに見てもらうことで、気持ちを落ち着かせることが大事です。
離婚の大きな理由は依存心・・・パートナーと成長を遂げる7つのメソッド まとめ
夫婦関係においてある程度の協力関係は必要であり、そこにはどうしても依存は存在してしまいます。
しかし、夫婦といえども元は他人・・・相手には相手のペースがあり、それを無理にでも自分のペースに合わせさせようとすると無理が出てきます。
お互い協力しながら・・・でも、違うところがあればそこからお互いが学び合うことによって成長が始まります。