「何だか人生、疲れたなぁ…」そう感じる時はありますよね。そういう時は、一度立ち止まって心と身体を休ませましょうという潜在意識からのメッセージです。ですが立ち止まることに不安や罪悪感を抱いてしまい、なかなか休むことができないという人もいるでしょう。
それでも、休んで疲れを取ってあげると気持ちも軽く前向きになり出します。すると、目の前が開けるように感じ、人生がひとりでに好転していく行動がとれるような自分になれるのです。今回は、疲れたと感じているあなたに人生を好転させる方法を7つご紹介しましょう。心を軽くする参考にしてくださいね。
疲れたと思う人に読んでほしい、あなたの人生を好転させる7つのメソッド
1.人生を好転させる7つのメソッド
「人生、疲れた」。そういう時にはムリを重ねてしまうと逆効果です。疲れていると、イライラしたり思うように行動できなかったり物事を考えたくなかったりと、なにもいいことがありませんね。
人生を好転させるには、まずその疲れをとることから始めましょう。
①疲れたらなにもしないで休む
基本中の基本ですが、「人生に疲れた」というレベルまで行っていない人でも、疲れたら休みましょう。当たり前のことなのにそれができない人が多いのは、疲れたという自分の状態を無視してがんばってしまうからですよね。
自分がしっかりしないと周りに迷惑がかかるとか、誰かのために頑張らないと、とか考えがちですね。「疲れた自分」が後回しになってしまうわけです。
それに、「しなければいけない」ことがたくさんあるほど疲れてしまいます。生身の人間が疲れているにもかからずそれを押し通してがんばり続けるとどうなるか? シンプルに「病気」になります。
それも、いきなり大きな病気が発症することはありません。その前になにかしらのサインは心身に出ているのです。
・倦怠感や身体の重だるさ
・朝に起き上がれない
・頭痛や腹痛など慢性的な身体の痛み
・無気力
このような症状を自覚していたら放置しないで、少しの期間でも真剣にしっかりと休むことをおすすめします。休日だけでなく1週間くらいが理想ですが、最低でも丸1日、一切なにもしないで休んでみましょう。
その間は「あれもしないと、これもしないと」という状況から自分を解放してあげましょう。大切なのは、文字どおりに「なにも」しないことです。
気分転換になるからと人と会ったり話したり、退屈だからとテレビや動画を見たりしてしまうと神経が高ぶってしまいます。すると疲れて少なくなったエネルギーをさらに使い果たしてしまいますので、疲れがさらに溜まることになってしまいます。
まったくなにもしないで自分ひとりになって、なにも考えずにボーっとしていましょう。そうすることで体力や気力が自然と回復してくるのを待ちましょう。
②しっかり眠ってリラックスする
ところで疲れたと感じた時に、あなたはしっかり眠れていますか?せっかくなので自分の日ごろの睡眠時間をふり返ってみてください。忙しい・やることが多いなどで振りまわされ十分な睡眠時間が確保できていない場合は、せめて休みの日だけでも自分の身体が欲するだけ眠ってみることをおすすめします。
睡眠時間の長さだけでなく、どれだけ質のよい深い眠りにつけているかも重要なことです。深い眠りはそれだけでリラックス効果が高く、ストレスを解消する効能がのぞめるもの。
疲れを強く感じた時には、とくに意識して質のよい睡眠をとることを心がけるとよいでしょう。そのためには眠りに就きやすい工夫をしてみましょう。
お気に入りのアロマを嗅いだり、肌触りのよい寝具を使ってみたり、着心地のよいパジャマなどに替えてみたりと「自分の気分がよくなる」ものと一緒に眠ることがおすすめです。
③これまでの人間関係を見直す
人生に疲れてしまう大きな要因には、人間関係がありますね。人づきあいが苦手と思っている人もいるかもしれませんが、それよりもかかわる人からそもそも間違えている場合がほとんどなのです。
あなたが現在かかわっている人の中で疲れを感じているのだとしたら、公私ともに自分が所属しているコミュニティを変えるだけで人生が好転する可能性は大いにあります。
自分の気分が悪くなったり疲れさせたりするような人間関係にしがみついていても、いいことは一切ありません。自分が疲れたと感じているのが何よりの証拠です。
それから、案外人は他人のことなど気にしていないもの。なので気持ちよくいったんリセットすることもおすすめです。
④本当に自分が好きなことをする
疲れてしまったら、まずは「なにもしない」「余計な人づきあいをしない」を徹底するとよいでしょう。これだけでかなり疲れは取れて気力が回復するはずです。
何かしてみようかな…という意欲が出てきたら、自分が本当に好きだと思うことをしてみるのをおすすめします。なにか一つに限定してもしなくても構いません。自分の気持ちが軽くなることを気が向いた順にやっていくのもいいですね。
散歩したり旅行に行ってもいいですし、マンガや本を読んだり、おいしいものやお酒を食べたり飲んだりしてもいいでしょう。
ところで「自分が本当に好きなこと」といわれると、すぐに思いつかない人も多いですね。好きなことがわからないという人は、幼い頃に時間を忘れて夢中になっていたことはなんだったかを思い出してみることがおすすめ。
ひとりだけで、ただ好きだから楽しくやっていたことはなんだったでしょうか。それは子供の頃と同じことの正確な再現でなくてもいいのです。子供の頃に歌を歌うのが大好きだったという人は、それ以外の方法でなにかを表現してみると本当に好きなことに行き当たるかもしれませんよ。
⑤自然に触れる
日ごろあまり意識していないかもしれませんが、人間は自然に属して生きています。海や森林、川や滝のそばへ足を運ぶとすぐに気分がよくなるのは気のせいではないのです。花の時季にはつられるように足が自然とそちらへ向くのも同じこと。
疲れたと感じたら、自然からパワーを浴びて吸収することも効果的な方法です。とはいえ、あまり遠くへ目的地を定めてしまうと行くだけで疲れてしまいます。気軽に行ける範囲で十分なので、できるかぎり「日常を感じさせない」場所を選ぶとよいでしょう。
実際、自然のなかを歩くことでストレスや欲求不満が軽減されたり、とくに森林の中で散歩すると睡眠の深さや質を上げたりする効果が望めるともいわれます。
歩き回ることで疲れてしまってもつまりませんから、ただ「非日常」を感じられる場所へ行ってたたずむのもOK。自然に触れることで心身のエネルギーを充電しましょう。
⑥違う街へ引っ越す・物理的に環境を変える
生まれてからずっと住み続けているなど、慣れを通り越して住み飽きたと感じる街で過ごすことが原因で疲れてしまった、という人におすすめの方法です。人間はその土地のもつ影響を無自覚に受けるものです。自分の感性や直感が「No」といっていたら、思いきって離れてしまうとよいでしょう。
人間関係ではとくに親など、身内が原因で疲れてしまった人には絶大な効果を発揮する方法といえます。「身内という名の他人」があなたのエネルギーを奪うことも非常に多いのです。わずらわしい顔見知りがいない、誰もあなたを知っている人がいない街で新しく仕切り直すわけです。
とはいえ実行がなかなか難しい場合もあるでしょう。でも思いきって環境をがらりと変えるのは、自分の想像をはるかに超えた心身によい影響を与えるのは間違いありません。
仕事をすぐに新しくできない場合は引っ越しだけ先にする、引っ越しができなくても仕事は変えてしまうなど自分ができる段階に合わせて変化させていくのもよいでしょう。
⑦普段から自分を優先して過ごす
当たり前のことなのに意外とできていないことが多いこの方法。むしろ当たり前だからこそ難しくなってしまうという人が多いのかもしれません。
自分を優先することは自分勝手や自己中に過ごすということではありません。自分のことを大切に思い、大切に扱える人は他人に対しても同じことができる人が多いといわれます。
ですがその本来の順序が逆さまになってしまい、「自分を大切にする=優先する」ことを後回しにしてがんばってしまう人が人生に疲れてしまうともいえるのではないでしょうか。
もちろん他人にやさしくしたり思いやったりすることは素晴らしいことです。でもそれも度が過ぎればただの「いい人」と周りに認識され、都合よく利用されることにもつながってしまいます。
厳しいようですがそういう結果を引き寄せているのも、日ごろの自分の考え方や過ごし方にかかっているのです。もっとも大切な自分自身が疲れたなと感じたら、自分をまず優先することを心がけましょうね。
疲れたら読んでほしい、人生を好転させる7つのメソッド まとめ
人生や日常に疲れたら、まずはしっかりと休むことが基本。人生を好転させるだけでなく、なにをおこなう・始めるにしても疲れていてはなにも始められません。なにもしたくないほど疲れていたら素直にそれに従って一切なにもしないで、気力や体力の回復を最優先させるのが大切です。
そうして元気を取り戻したら、あなたが好きなことをなんでもやってみましょう。今回ご紹介した7つの方法、あなたもご自分の状態に合ったものから実践してみて、人生をどんどん好転させていってくださいね。