あなたは泣くことにどんなイメージを持っていますか?「泣く」「涙」などは悲しみや悲しさ、くやしさ、つらさなどを連想させることが多いかもしれません。そのため、大人になると泣くことを我慢してしまう場合も多くなるのではないでしょうか。
でも逆に感動した時や感激してうれしい時にも涙は出てくるもの。涙を流すこと・泣くことには非常に大きな「感情のデトックス効果」があります。
この記事では、感情をデトックスする後押しとなるような泣ける歌をランキング形式で5つご紹介しましょう。
感情をデトックスしよう、泣ける歌ランキングベスト5
1.涙や泣くことが及ぼす感情のデトックス効果について
1-1涙ってなに?
そもそも涙とは、目の涙腺から分泌される体液のことです。その主な役割は眼球の保護ですが、人間特有の現象に「感情に左右されて」涙が流れてくることがあります。
人は感情がたかぶった時にも涙が出るものです。また、悲しい時や痛みを感じた時、あくびをした時や大笑いした時にも涙が流れてきますよね。どうしてこのような現象が起こるかといえば、残念ながらはっきり解き明かされてはいないのです。
ですが、感情的に緊張した状態によって体内に生じた物質を体外に排出しているという説が有力といわれています。
1-2感情を吐き出す・ストレス発散には泣くことが効果的!
くやしさや怒りを感じた時など神経の興奮が感情に現れた時は、自律神経のうちの交感神経が優位になっています。人はストレスを感じると交感神経が作用するようにできています。交感神経側に振れると血圧が上がったり、鼓動が早くなったりなど身体へも影響が及びます。
一方、涙を流すことは神経をリラックスさせる作用のある副交感神経が働いているといいます。副交感神経は眠っている時や落ち着いている時などに働く神経で、こちらが優位になっていると安眠効果やデトックス効果が望めるともいわれます。
涙には緊張の表れであるストレスがたくさん含まれています。そのため興奮をおだやかにして緊張を和らげてくれる作用が「泣くこと」にあるのは間違いないといえますね。
泣くことは脳の血流をうながし、副交感神経を強く刺激するとされています。そのリラックス効果は一晩眠ったのと同じ程度といわれるほどなのです。
思いっきり感情を泣いて発散したあとは、なんだか眠くなった・気分がすっきりした、というのは気のせいではないわけです。泣きたいのにぐっと我慢するのは、余計に緊張を呼びストレスを溜めこんでしまうことになります。
泣きたい時は我慢しないで、気の済むまで涙を流してしまったほうがよいのですよ。
1-3感激や感動で涙を流すことは理想的な泣き方
同じ「泣く」でも、くやし泣きや悲しくて泣く・苦しくて泣くなどは極力避けたいところ。そんなシチュエーションはないことに越したことはありません。
ですが、泣くことによってリラックスしたい・ストレスを発散したい、という場合に理想的なのは「感激・感動して涙を流す」ということなのです。
泣きたい時や寝る前に感動する曲を聞いたりしてたくさん涙を流してしまえば、気持ちの疲れを回復する大きな後押しになるでしょう。
自分の状況や気持ちに重なるような内容のものを選ぶと感情移入がしやすくなります。泣ける歌を聞いて感情をどんどんデトックスしましょう。
2.「泣ける歌」ランキングベスト5
2-1『ハッピーエンド』 buck number
映画「僕は明日、昨日のきみとデートする」の主題歌にも起用された歌です。「史上最強に切なく悲しい失恋ソング」と評された歌で、「じーんときた」「心に染み入る歌」「聞き入ってしまう」とのレビューが多く見られます。
2-2『友~旅立ちの時~』 ゆず
NHK『みんなのうた』に起用され、ゆずの38枚目のシングルとなった歌です。「友情の美しさをストレートに歌っている曲で、胸を打たれるナンバー」と評されています。
「心に沁みる曲」「胸が熱くなった。ゆずらしい歌だと思う」などのレビューが多くみられる泣ける歌です。
2-3『糸』 中島みゆき
トヨタホーム株式会社企業CM「ずっとここがわが家」のCMソングとして起用された泣ける歌。
「楽曲としてだけでなく、文学史としても傑作」とのレビューが見られる名曲。
その他「感動」「思い出し泣きした」などのレビューが目立ちます。また、多くのアーティストにカバーされてもいる曲です。(動画の関係からUruさんのカバーを掲載させていただいています)
2-4『あなた』 いきものがかり
日本テレビ系『7daysTVかぞくって、なんだ。』のキャンペーンソングとなった泣ける歌。いきものがかり30枚目のシングルで、「まっすぐに“あなたを愛している”“あなたとしあわせになりたい”などのシンプルな言葉を歌うウェディングソング」と評されています。
2-5『手紙~拝啓十五の君へ~』 アンジェラ・アキ
日本郵政グループTVCMソングとして起用されただけでなく、映画『くちびるに歌を』の主題歌にも起用。そして、第75NHK全国学校音楽コンクール中学生の部の課題曲にもなった泣ける歌。
「大人になっても何度となく励まされる歌」「落ち込んだとき、自身がなくなったときに聞くと励まされる曲」とのレビューが目立ちます。
自分を信じて涙を流すのもよいものですよ、というメッセージが込められている泣ける歌です。
感情をデトックスして幸せを引き寄せよう、泣ける歌ランキングベスト5 まとめ
この記事では、「泣くことの効能」や泣ける歌を見てきました。泣くことはつらかったりくやしかったりする時が多いのでポジティブなイメージが薄いもの、という思い込みは少し薄れましたでしょうか?
泣きたい時は泣ける歌を聞いて、思いっきり泣いてしまいましょう。そして、気持ちを軽くしたあなたが前向きに人生を進んでいきますように。
溜め込んだ感情を吐き出してすっきりしたあとにはきっと幸せが引き寄せられることでしょう。