日々の生活に疲れて魂がぺちゃんこ・・・という方、思い切って高野山奥の院へお参りしてみませんか。ここは、言葉に尽くせない神聖な空気が満ち満ちた絶世のパワースポットです。高野山奥の院の強烈な浄化パワーを浴びまくって、心のリセットをしてみませんか?
今回は心の充電ポイントとして高野山をオススメする7つのポイントをご紹介します。
(the picture of Koyasan above from wikimedia)
絶世のパワースポット、高野山の奥の院をおすすめする7つのポイント
高野山奥の院とは?
高野山とは、平安時代のはじめに真言密教を中国から日本に持ち帰った弘法大師というお坊さんが開いた、広大な道場です。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。
そしてその中でも奥の院は、参道の「一の橋」から弘法大師空海が今も座禅をされている「御廟」までの、約2kmの区間を指します。
その1.お大師様のお出迎え 一の橋
奥の院には3つの橋があります。奥の院の入口となる最初の橋がこの一の橋。正式名称を「大渡橋」または「大橋」といいます。
ここは、お大師様として親しまれ高野山を開いた弘法大師空海が、ひとりひとりを出迎え、また見送る場所とされています。そのため、この場所で合掌一礼してから奥の院へ歩を進めることになります。
橋、そしてその下を流れる河は、昔からあの世とこの世の分岐点とされてきました。一の橋から奥の院へ足を踏み入れた時、スピリチュアルな方なら、そのことが知識ではなく実感として強く体験出来ることでしょう。
その2.大名や他宗派の高僧も眠る墓石群
この2kmの参道には大量の墓石が林立しており、昔からの信仰の篤さがうかがえます。
豊臣家墓所、武田信玄と武田勝頼の供養碑、上杉謙信と上杉景勝の霊屋、伊達政宗、明智光秀、石田三成…。そこには数え切れないほどの歴史的人物のお墓があります。
また、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞など、他宗派のお坊さんのお墓があるのも印象的です。
一般の信仰心ある人々が、先祖供養、血縁者の来世の安楽を祈願して自ら運んだ石塔も大量に供えられています。これは道のそこかしこに見ることができ、掘り出されたものも数多く、古(いにしえ)の人々の信仰心に胸が打たれます。
その3.あの世へと渡る 中の橋
(The picture of nakanohashi from Panoramio)
2つめの橋は中の橋と呼ばれています。正式名称は「手水橋」。昔は、この場所で身を清めてからお参りしていたのでこの名がつきました。
この橋の下を流れる河は金の河と呼ばれています。昔、「金」とは「死」を表す隠語でした。ここは、三途の川なのです。この橋を渡ると、私たちはいよいよ死の世界に導かれていきます。
その4.不思議ないいつたえ
中の橋を渡りきったところには、汗かき地蔵、姿見の井戸、密厳堂へつづく覚鑁坂(かくばんざか)があります。この3つにはそれぞれ、とても不思議ないいつたえがあります。
汗かき地蔵は、巳の刻(午前9時から11時)に汗を流すと言われており、「高野山七不思議」に数えられています。人々の苦しみをこのお地蔵様が一身に受けて、そのために汗をかいているといいつたえられています。
汗かき地蔵のとなりには姿見の井戸があります。この井戸を覗いた時、水面に自分の姿が映らなければ3年以内に死ぬというジンクスがあるそうです。
中の橋からすぐのところに覚鑁坂(かくばんざか)があります。この先にある厳密堂を建てたお坊さんの名前が覚鑁なのでその名が付きました。「42(死に)を超える」との意味で43段になっているこの石段。ここで転ぶと3年以内に命がなくなるといわれています。ここも「高野山七不思議」のひとつです。
その5.密教の教えが集約 御廟橋
奥の院最後の橋が「御廟橋」です。ここから先は撮影禁止であり、大変重要な聖地になっています。ここには水行の修行も行われる神聖な玉川が流れています。
御廟橋は36枚の橋板で構成され、橋全体を1枚として、全部で37枚と数え、金剛界37尊を表しているといいます。
金剛界37尊とは、大日如来を中心とした曼荼羅に描かれる主要な仏様37尊のことです。橋の裏にはそれぞれの仏様を象徴する梵字が刻まれています。
その6.圧巻の景色 燈籠堂
(The photo above from PETITS BOUTS DE LA PLANÈTE)
御廟橋を渡った先にあるのが燈籠堂です。内部は一万六千とも言われる燈籠に埋め尽くされ圧巻です。
正面には、祈親灯(きしんとう)、白河灯(しらかわとう)の2つがあり、共に千年以上炎が途絶えたことがないと言われています。
毎日決まった時間に読経をあげて供養する様子が一般にも公開されています。
その7.凄まじい空気感 弘法大師御廟
この奥の院での最強のパワースポットがこの弘法大師御廟。この建物の中には、いまでも弘法大師空海がおられ、瞑想を続けていらっしゃいます。
ここまで来ると、「この世のものでない」空気を強く感じることができます。ここでお祈りをすると、弘法大師空海が必ずこたえてくださるという言い伝えがあります。
朝の6:00と10:30には、お坊さんが欠かさず弘法大師空海にお食事をお届けしています。
静寂と清らかさを全身に浴びる奥の院の旅。一度行けば、他の場所にはない霊的エネルギーが満ち溢れているのがおわかりになると思います。悩みがある方、なにか悪いエネルギーがついているような気がする方、高野山奥の院で魂のデトックスをしてみませんか?
絶世のパワースポット、高野山の奥の院をおすすめする7つのポイント まとめ
その1、お大師様のお出迎え 一の橋
その2、大名や他宗派の高僧も眠る墓石群
その3、あの世へと渡る 中の橋
その4、不思議ないいつたえ
その5、密教の教えが集約 御廟橋
その6、圧巻の景色 燈籠堂
その7、凄まじい空気感 弘法大師御廟