「思考が現実を作る」よく聞く言葉ですよね。しかしこの言葉を表面的に受け取っていませんか?
思考は切り替えができますが、感情はいくら打ち消そうとしても抑え付けられるだけでいずれまた噴出します。心の奥底に溜め込んでいる感情が太る原因になっていることが多いのです。
「太る」原因には考え方よりも感情が大きく関わっており、その内面的な原因を解消しないと、いくら外面的な努力をしてもまた元どおりになってしまいます。
あなたの内面から「太る」原因を解消する方法をご紹介します。
太る原因はあなたの心にある、7つのスピリチュアルアプローチ
1.優先順位
「太る原因」ってなんでしょう? 大食いするから? もちろんそれは大きな原因なのですが、ではなぜたくさん食べてしまうのでしょう?
私たちは本当に忙しい生活を送っています。そして、その中で知らず知らずのうちに「1日の予定の優先順位」ができてしまい、食べるという行為はおろそかになってしまいます。
「忙しいから」と食事を味わう余裕をおろそかにして口の中にとにかく詰め込み、仕事や他の作業を優先してしまうことはありませんか?食事を満足に味わう時間の余裕がなければ、いずれそれはストレスになります。
私たちの脳は疲れやストレスによって正常に働かなくなります。例えば満腹中枢や幸せホルモンがあまり活発に作用しなくなるのです。
満腹中枢がおかしくなれば、食べても食べても満足感はありません。幸せホルモンがおかしくなればいつも曇り空の憂鬱な気持ちが漂います。
食べても満足感はなく、日常的な憂鬱な気持ちがそれに拍車をかける・・・結果として幸せを感じないまま、でも本人は「幸せを感じる」までどんどん食べますから、これは「太る」原因になります。
食事をおろそかにすることがストレスをうみ、そのストレスがさらに食事を乱します。知らず知らずのうちに食習慣が荒れてしまうのです。「食べる」という行為をおろそかに扱うことが「太る」原因になるのです。
○身体のことを考えた食事の仕方
・ちゃんと噛み、味わい、ありがたみを感じる
・楽しく食べ、時には誰かと一緒に食べる
・刺激的な食材、冷たい料理ばかりを取らない
・その時に食べたいものを適量食べる
疲れた時や身体が弱っている時だけは、少しでも「食べる」という行為を丁寧に扱ってあげる・・・時間をかけてゆっくりと味わおうとするだけでかなり違ってきます。
少し食べる時間を多めにとって、その間は他に何も考えず、ゆっくりと味わうだけで満腹中枢と幸せホルモンの状態は回復します。そしてそれが「太る」原因を解消するのです。
もちろん食べる量が多いことも「太る」原因ですが、どうして「食べる量が多いのか」を考えなければなかなか「太る」本当の原因を特定できないのです。
2.食べる理由
「太る」原因は「食べる」という行為をおろそかにするだけではありません。ストレス解消のはけ口として「食べる」ことも「太る」原因になります。
私たちは生きるために食事をします。しかし食事は喜びのためでもあります。美味しいものを食べているとやはり嬉しいものです。
しかし、時には「食べること」はストレスのはけ口にもなります。そして挙げ句の果てに食べることができることは当たり前のように考え、とにかく意識せずに口の中へと放り込む「暴飲暴食」になってしまうのです。
暴飲暴食は「太る」原因最右翼だということは誰にでもわかりますよね。
こんな話があります。沢山の肉料理が並ぶ食卓で、父親の大食ぶりを毎日目の前にする女の子が拒食症になってしまいました。
父親は過食症であり、娘はその反対の症状がある。娘は「父親の食べ方が醜い」と言っており、そこには「食べることによって太ることは醜い」というイメージが反映されていました。
本来「食べる」ことは生きるため、そして喜びのためであるはずなのに、父親は食べることでストレスを解消しており、娘はそれを見て食べることに嫌悪感を感じていたのです。
両方とも倒錯した理屈ですが、我々は日頃食べる行為が日常の当たり前の行為となってしまっており、その理由を考えません。
現在は戦後のように食事に困ることはありませんから、必死になって食べることをありがたみを理解しろというわけではないですが、ただただ大量に食べてそれでストレスが解消されている・・・食べる理由が単に「ストレス解消」だから、とにかく量が欲しい・・・
結局無意識に大量に口の中に放り込んでいるものですから、知らずのうちに大食いになってしまうのです。
ストレスは食生活を乱しますし、食生活がそのストレス解消のはけ口となることもある。いずれも「太る」原因となるのです。
3.波動
目に見えるもの、目に見えないものどちらにも「因果応報」という流れがあります。
我々の目の前の世界はみんな我々が信じていることの反映です。これは最新科学の量子物理学でも徐々に証明されつつあります。
「良い」、「悪い」の問題ではなく、ある行為をして我々が「気持ちよい」と思うのか、「後味が悪い」と思うのか・・・それが後々に物理的な現象として目の前に現れます。
本来であれば、食べることを楽しみ、結果としてその欲が満たされると、「ああ、満足・・・お腹いっぱい」となって気持ち的に食べたくなくなります。
でも、ストレス解消の大食いは、食べるという理由も考えずに意識する前から口の中に放り込むので、必要以上のものを食べることになります。太るのは当たり前ですよね。
そしてさらに「ああ、また食べてしまった」と後に罪悪感を残します。これが「因果応報」的な「太る」原因となるのです。思考が反映されるこの世界では、本人が「ああ、また食べてしまった・・・太る・・・」と思っているなら、本当に太ります。
「波動」という言葉を聞いたことがあると思いますが、波動というのは、物質的にいえば最小の値のエネルギーが集まった流れです。
波動が高ければ高波動、波動が低ければ低波動となります。低波動は高波動と交わることはありません。滝の水は上から下へ落ちますが、その逆はありません。
私たちの活動の全てには波動があり、その波動は後々似たような現象を呼び寄せます。なぜなら波動と波動は共鳴するからです。
なので、ある波動が「原因」となり、それに共鳴した波動が「結果」となるわけです。
あなたの食事はあなたの身体を幸せにする食事ですか?それとも不健康にする不幸せな食事ですか?動機が「ストレス解消」であるなら、ついつい過食してしまう、わかってはいるけれど好きなものばかり食べてしまう、まさに低波動な行動といえます。
ついつい罪悪感を感じつつの暴飲暴食はいずれその結果が現れてきます。信じられないかもしれませんが、あなたの「罪悪感」という波動が「太る」原因となっているのです。
満腹信号はあなたの気持ちが満たされた時に発します。だからゆっくりと味わいながら食べていくと、胃よりも先にあなたの気持ちが満たされ、お腹いっぱいになり、そこには何の罪悪感もありませんから、それは良い波動になります。
「太る」という行為は、あなたが食事をしている時の「罪悪感」などの波動が結果として現れたケースが多く、あなたが食事という行為に対して考え方を見直し、波動が変わるだけで大幅に改善するものなのです。
「太る」原因を解消しょうと思えば、まず気持ちを変える・・・気持ちが変わるような食べ方をすることが大切です。
4.停滞
よく収入と仕事の話で、「安定」を選ぶことが幸せに繋がる、というような話題が挙がります。収入が不安定では、心さえも不安定になってしまうからですね。
しかし、安定はメリットであることが多いですが、デメリットもあります。新しいものを生み出せない、挑戦しないからです。
それは身体も同様なのです。あなたの食習慣が同じパターンを繰り返していると、身体はそのサイクルを固定化させてしまいます。
・ストレスがピークになる週末にかけて肉料理やアルコールを多量に摂取する
・身体を冷やすものばかり、甘い・辛いものばかり口にする
・絶対に間食をするため、内臓を休ませない
・寝る直前まで食べる
本来なら「身体が求めていない」量や食材を体内に取り入れる習慣がついてしまい、肥満へとまっしぐらです。明らかに出ていく量よりも入ってくる量の方が多いのです。これも明らかな「太る」原因ですよね。
・食べ過ぎたら次の日は内臓を休ませる
・軽いウォーキングやストレッチをして代謝を上げる
・体温を上げるためにお風呂にちゃんと入り、身体を温める
このような作業は入ってきたものを出す作業であり、身体には老廃物が留まることがなくなります。あなたの生活サイクルが停滞すると、体の中に入ってきたものもそのまま停滞してしまうのです。
太り過ぎている、もしくは太りやすい身体の状態は「循環」が欠けている「アンバランス」な状態だといえます。
太ってきているな・・・と思ったらとにかく生活パターンを変える、停滞的な「静」の活動ではなく、動的な熱い活動を取り入れることが大切です。「太る」原因は停滞しているあなたの生活エネルギーなのです。
5.心と身体の絆
私たちは性格や趣味、波長の似た人のそばにいる時は心地よく感じるものです。しかし苦手な人に囲まれていると萎縮してしまったり、自分の魅力や主張を表現することが難しくなります。
身体と心には相互作用はあります。精神的に萎縮したり緊張するような期間が長くなると、精神的にどうしても波動が低い状態になってしまい、それに体が共鳴するのです。そしてそれが当然の状態になってしまいます。
そしてずっとずっと感情的にも肉体的にも波動が低い状態・・・ずっと憂鬱な状態が続くのですが、本人がそれが当然だと思ってしまいなかなか抜け出せません。
心と身体の在り方は一心同体です。身体はあなたの「考え」よりも「感情」に反応してしまいます。あなたがうわべで「健康になれ!」と言っても健康にはなりませんが、長期間にわたる感情的な波動が低い状態は間違いなく体に影響します。
具体的には自律神経がおかしくなり、血の巡りが悪くなり新陳代謝が下がる・・・新陳代謝が下がるとどうしてもエネルギー消費が落ちますから「太る」ことになります。
・自分自身と身体を「労って」いない
・自分自身と身体を「癒して」いない
・自分自身と身体を「褒めて」いない
・自分自身と身体を「大切にして」いない
・自分自身と身体を「認めて」いない
・自分自身と身体を「愛して」いない
上のような精神状態は、間違いなく精神的な波動が低くなります。そしてその波動は肉体にも影響するのです。精神的な波動が低いと食べることによってだけでなく、体質的にも知らず知らずのうちに太る体質になります。
この波動が低くなって太る原因は日常生活のストレスも大きいですが、過去のトラウマ的な経験や未来への不安も大きく関わっています。
あなたは辛い経験や感情を「昇華」できていますか?あなたの中に溜まっているのは、食物の老廃物だけではありません。負の感情とご自分が持つ「否定的」な考え方をしっかりと掴んで離さないでいるからです。
「断斜理」が有効なのは、食事療法とともにメンタリティを清らかにするためです。食べるという行為は精神状態が直結しています。否定的な考え方や感情を溜め込んでいると、それが食べるという行為に大きく影響します。
肉体的なダイエットだけでなく、気持ちの断捨離、つまり気持ちのダイエットも大切なのです。抱えている思いを捨てて身軽になれば、いつのまにか体も身軽になっています。
外面的な「食べる量」だけではなく、「心のあり方」も大きな「太る」原因の一つなのです。
6.執着を絶つ
感情は内臓に影響を与えます。怒りを抱え続ければ、脳に支障が出ます。また悲しみを手放せずにいると胸が苦しい状態が続き、心臓に良くありません。そしてその原因は「執着」なのです。
私たちには特定の感情を抱えていた方が、都合がいいことがあります。その感情のはけ口を大食いへと向けて、「私がこれだけ食べているのはあの経験があったから」と自分の大食いを正当化できるです。
もちろん、これはかなり倒錯した論理です。でも、このような関係性は暴飲暴食に限らず他の色々な自虐的な行為にも見られます。
本当はあなたには過食をしなければならない理由はありません。沢山食べて満腹にすることが自分を癒す手っ取り早い方法だと思いこんでいるからです。
美味しいものは少量でも大変美味しく、ありがたく、手間暇かけて調理されたものです。本来であれば、それほど量がなくても精神的に満たされ、それが満腹感を与えてくれます。
ところが過去の苦しい経験に対する「執着」があなたを離さず、その結果としてあなたは大食いへと向かいます。
そう、執着なのです。その苦しい経験は目の前にはありません。ただ、勝手にあなたが思い起こしている・・・それだけなのです。
そう言った苦しい経験はほとんどがあなたには責任がない、もしくは少ないものです。この世界はみんなあなたが作り出していますが、あなたがそんなことを意識しない時に、ちょっとした勘違いから引き寄せてしまっただけなのです。
もちろん、引き寄せたのはあなたですが、そこにあなたが全責任を感じないといけないなんて間違ってます!
過去にあなたに厳しい言葉を浴びせた人、嫌な思いをさせた人はみんなその人たちの精神状態に原因があります。そこにたまたまあなたが「引き寄せの法則」で波長が合ってしまい、引き寄せられただけなのです。
そこに気持ちの焦点が合っていると、さらにそのような出来事を引き寄せてしまいます。そんな人たちの身勝手な行為のためにあなたが傷つき、さらに大食いに走ってしまい、傷つくなんて馬鹿げたことこの上ありません。
ひょっとしたら、あなたのトラウマ的な出来事以来、依然としてその出来事に苦しめられているにもかかわらず、そのような出来事をさらに引き寄せていないのであれば、それはあなたが「大食いする」という行為と引き換えにさらに引き寄せるパワーを相殺しているのかもしれません。
でも、そんな不毛な行為はやめましょう。
あなたを傷つけた人はたとえ親しい友人であれ、親であれ、彼らに正当性はありません。まずはあなたの中にある悔しくて、悲しい気持ちを感じてあげましょう。まだまだ未消化のままで残っており、くすぶり続け、似たようなものを引き寄せようとしています。
でも、それは単なる感情エネルギーなので、感じきってあげるうちに徐々に勢いを失います。怖いかもしれませんが大丈夫。目の前にはその出来事はないのです。できる範囲で「よ〜し、よ〜し、辛かったね」という感じで感じてあげてください。
あなたは絶対に正しいのです。他の人にいかなる正当性もありません。それを心の奥底のあなたはわかってほしいと思っています。それを感じてあげてください。
そうなると、どういうわけか心の中に穴が空いたような妙な気持ちになります。しばらくそのまま過ごしましょう。そうするとまた同じような気持ちが沸いてくるかもしれませんが、それは先ほど感じきった感情と似たような感触がしていてもまた別のものです。
そこでまた感じきってあげましょう。
この作業は「よ〜し、全部感じきって無くしてやるぞ!」と意地になってやる必要はありません。あなたが耐えられない時だけやればいいのです。そうしているうちに、いつのまにか過去のトラウマに関わる感情エネルギーは弱くなり、あなたは別のことに視線を向けることになるでしょう。
過去のトラウマに関わる感情エネルギーが完全に0にならなくても、いずれ流されていきます。
そう、あなたの感情が太る原因となっていたのです。
7.想像と創造
現実を作るのはあなたの思考や心の在り方です。もしあなたがしっかりとした体型のイメージがあり、自分に合っているという気持ちがあれば、その気持ちを2週間ぐらいの間、ずっと持ち続けてください。
決して今の自分の状態ではなく、あなたの理想の体型です。
そうすると、しばらくしたらあなたは一人でにその目標に向けてあれこれ情報収集を始めるかもしれません。または全く別の考えもしないようなきっかけがやってくるでしょう。
私たち人間には素晴らしい力があります。知恵と想像力です。色んな情報と選択肢から自分のためになるものを選び、その過程を楽しむことで、私たちは現実を創造することができます。
何もしない停滞は不健康と肥満をもたらします。心の在り方は身体に顕著に表れるだけでなく、その人その人の人生の豊かさと直結するのです。
太っていることが不幸せではありません。ふくよかである方が魅力的な場合だってあります。
しかしあなたがご自分を太っているとご自分を裁いたり、不安で仕方がないと思っているのであれば、ずっと自分を裁き続けている必要はないのです。
太る原因はあなたの心にある、7つのスピリチュアルアプローチ
1.優先順位
2.食べる理由
3.波動
4.停滞している状態
5.心と身体の絆
6.執着を解放する
7.想像と創造