アイデンティティーと聞いて何を思い浮かべますか？あなたのアイデンティティーは？と聞かれて何を思い浮かべますか？そもそもアイデンティティーの意味がわからないと、自分のアイデンティティーも説明できませんよね。
ではアイデンティティーとは何なのでしょうか？自分をアイデンティティーを確立すると、あなたの生き方も確立します。今回はそのアイデンティティーの正体を見ていきましょう。

あなたにとってのアイデンティティーの7つの意味

【自己の確立】
自己とは「自分からではなく、他者から見たあなたの印象や性格」の事です。自己の確立とは「他者から見たあなた」と「自分が思っている自分」が一致した時に確立します。
まずは、自己を知る事が大事です。自分を客観的に見て、どんな性格でどんな良い所がありますか。思いついた事をメモに書いていきましょう。良い部分は何個あっても構いませんよ。

【周りに聞いてみる】
家族や友達などに、自分はどんな風に見られているか聞いてみましょう。それもメモして下さい。周囲に聞いた自分と、自分を客観的にみたものを書いたメモを比べて見て下さい。一致してるものは、あなたのアイデンティティーです。
一致しなかったとしたら、それを一致させるようにすれば、それもあなたのアイデンティティーになります。

【自己の独自性と充実感】
アイデンティティーには、自分の独自性と充実感が必要です。アイデンティティーとは60年前にエリクソンという人が提言した言葉です。
まだそんなに古い歴史のある言葉ではありません。発達心理学などで広く使われた考え方です。自己の独自性と充実感、周りからの認識が一致する相互性がアイデンティティーの本質だと言っています。

【充実感がある行動】
あなたにとって充実感を感じて満足してる自分の行動はどんな事ですか？それは周りの人にも理解して貰えていますか？
『自分は動物が大好きです』と主張したとします。周りがそれを認識するには、あなたが動物に触れ合う姿や動物を愛してるような印象を与えなければなりません。
あなたが動物と触れ合う場面を見た事がない人には、あなたが『自分は動物が大好きです』と言っても、『え？そうなの？』という反応しか得られません。
周囲に行動で主張しないと、あなたのそのアイデンティティーは伝わらないのです。

【親切な事をする】
人に親切にすると、気持ちが良くなりますよね。あちこちであなたの親切な場面を見たり、実際親切な対応された知り合いは、あなたを親切な人と認識します。
するとあなたのアイデンティティーはと聞かれたら、「人に親切な事です」と堂々と言えるわけです。
自分のポリシーが共感されればされる程、あなたの行動はしっかりアイデンティティーになっているのです。

【自分を愛する】

自分を愛してない人は、他人も愛せません。「自分を愛する」とは、ワガママな行為をして自分を甘やかしたり、美人でしょと自慢する事とは違います。
かといって、自分を卑下したり、自分を傷つけたりしてもいけません。それは、自分ではなく周りも傷つけているからです。
自分を愛する人は他人を愛してる人です。家族や友達、みんなを愛している人はみんなを愛しているという事になるのです。つまり、自分と共に自分の環境も自分であると認め、愛している人です。その自分の環境に対して「私は美人でしょ」と必要以上に自慢をすることはないのです。
もちろん、あなたは美人であって構いません。美人であるべきです。でも、それを必要以上に誇示する必要はないのです。

【自分の気持ちに素直になる】
人の目ばかり気にすると、人は萎縮してしまい、何も行動に移せなくなります。自分が好きな事も出来ないなんて、つまらない人生になってしまいます。
アイデンティティーは他人の目を気にしていたら、確立するのは不可能です。一番良いのは素直な自分を出す事です。
自然なあなたの行動こそが、周りに共感を呼び、引き寄せているのです。親はあなたの一番良い部分を知っています。素直でいましょう。
そうすることで自分が認めている「素」のあなたと、周囲が見たあなたが一致するのです。

▪無理は続かない
背伸びしたり、周りに合わせていると、いつかは疲れてしまいます。アイデンティティーは無理をして確立するものではありません。
努力する事は必要です。しかし、無理はしないで自分の出来る範囲で行動すれば良いのです。
あなたがハッピーでいたら、周りもハッピーな気持ちになるのです。気持ちは波動となり、周りに伝わるからです。

【自分の良い部分を伸ばす】
わざわざ、新しく良い部分を作る必要はありません。今持っている良い部分を伸ばせば良いだけです。
得意なものがあればそれを伸ばしましょう。人間好きな事をしている時が、一番幸せな顔をしていますし、幸せ波動を振りまいているのです。
あなたが幸せな気分でいる事が大事なのです。

【内観してみよう】

そんな自分の良さを伸ばすために、1日の終わりに内観を始めてみませんか。自分の１日を振り返る事で、いっそう自分を知る事が出来ます。
今日あった事の反省や良い事したら褒めるなど、毎日続けていると、段々良い点が伸びてくるのがわかりますよ。
アイデンティティーの確立も内観する事により、どんどん増えていくはずです。幸せな自分にするのは自分なのです。