下痢は、腸の働きが鈍くなって起こる症状です。本当は胃で消化した栄養を腸内で吸収して、要らないものを排出するのですが、消化と吸収が上手くいっていないときに栄養も排出してしまうのです。
下痢が続くのは危険であり、早めの対処が必要です。体に栄養が吸収されず、水分もたくさん出てしまうために正常な体内状況を保てなくなってしまうのです。
ただ・・・中には病院に行っても治らない下痢もあり、明らかに精神的な原因もあります。下痢はスピリチュアル的にどんな意味があるのでしょう?
スピリチュアル的に見た下痢が続く6つの原因
【腸は第2の脳】
腸は第2の脳と呼ばれています。人の体に指令を送るのは脳なのですが、脳の指令に関わらず独自に動いているのが腸であり、また逆に腸から脳に指令を送ることもあるのです。
このように内臓の中でも脳に指令を送り、独自の働きをしているために第2の脳と呼ばれているのですが、腸は特に、身体的に異常が起きるとその異常を知らせるために、いろんな症状を起こしてあなたに知らせようとします。
お腹が痛くなったり、下痢や便秘もその一つの信号ですね。これらの症状が出た場合には「身体に異常事態が起きているよ」というサインなのです。
【下痢の原因】
下痢の原因には様々なものがあります。
・食べ過ぎ
・暴飲暴食
・過激なダイエット
・ストレス
・不規則な生活
・ウイルスによるもの
・病気に起因するもの
ただ、以上に上げたものの他にも原因はあります。胃弱体質の人などは、ちょっとの刺激でも下痢になることがあります。
下痢には止めてよい下痢と駄目な下痢があります。体に必要ないものを排出している場合なら止めなくても大丈夫ですが、体に必要な物まで排出してしまう下痢は早く止めなくてはいけません。
どちらにしても下痢が続く様な場合は正常ではないという事ですから、治療して正常に戻す必要があります。
【スピリチュアル的な下痢の意味】
下痢は排出するために起こるものです。しかし、消化しきれないで外に出てしまうのですから、自分の許容範囲を超えたものがあることになります。
食べ物の消化不良でも下痢は起こりますが、実は心の中にあるものが許容範囲を超えてしまった時や、自分にとって違和感がある出来事が起こり、それが心の中で消化不良を起こした時にも下痢になるのです。
人の思いには理想があります。人それぞれに思い描いた世界観があるのですが、それを共用する器が無くてはなりません。入れるものがその持っている器より量があったり、大きすぎた場合にはこぼれてしまいます。
このこぼれてしまった部分が下痢として身体に現れてくることがあるのです。自分の器よりも高い望みを抱き過ぎていたり、無理を続けることで心身に異常をきたしてしまいます。余分な部分を排出するために下痢という形で症状が出ているのです。
【要らないものを溜め込み過ぎている】
心の中の整理が出来ていなくて、思考がまとまらないときがあります。集中できず何かに心をとらえられていることもあります。
やらなくてはならないことと、無駄なものの区別がついていない場合、その無駄を排出するために下痢を起こすこともあります。
心の整理がついて落ち着けば、下痢は止まります。必要なことと無駄なことの区別が大事なのです。
なんでも自分一人で溜め込んでいたりしませんか?そして限界まで自分を追い詰めた時に下痢になるのではないでしょうか?
それは限界のシグナルでもありますから、見逃さないようにしてください。
【心が消化不良を起こす】
体と心は別々のようでいて、微妙につながっています。
緊張をすると吐気を感じたり、胃がキリキリ痛んだりすることがありますよね。これも心が消化不良を起こしているために起こる身体的現象の一つです。
このような状態が長く続くと腸の動きが鈍くなり下痢になることがあります。心の状態で身体に影響が出るのです。
心の中は外からは見えないように思えますが、体を通して間接的に見ることができるのです。
【スピリチュアルからくる下痢を治すためには?】
何かを排出するのが下痢ですから、出すべきものを溜めこまないことが大事です。
自分の器の許容範囲をがわかれば、過剰に排出する下痢を防ぐことが出来ます。我慢を重ねすぎてしまわないことです。
もちろん、我慢はしなくてはいけないこともあります。しかし、なんでも行き過ぎてしまう事が問題なのです。
心に溜め込まないためには、毎日の内観をするとよいでしょう。その日の問題や悩みはその日に内観して消化しておくようにしましょう。自分にとって都合がいいように考え直すだけでだいぶ変わります。実際、日常で思い悩むことは、本当は自分にはそんなに責任がないのにまるで自分のことのように背負いこんでしまうからなのです。
溜め込む癖も徐々になくしていきましょう。無理に自分で背負いこまずに、物事は解決出来るか出来ないかは、タイミングを待つのです。
気持ちを大きく持つこと。物事を悪くとらないこと。良い面を探すこと。これらを癖にしてしまえば消化不良を起こすことはなくなるでしょう。
<病は気から>
病の多くはそれまでの人生が得た既存概念が原因となります。
経験したことで人は予測をします。悪いことを考えてしまうのもこの経験が原因です。しかし、人生に起きることは予測不可能なことが多いのです。
自分が思っていたこととは違う結果をもたらすこともありますし、思い込み過ぎて自分で自分を追い込んでしまっている人もいます。
でも起こる出来事は全てが必然です。恐れる必要はないのです。あなたが目指す方向へと進んでいくためには必要だから起こるのです。
下痢が長く続く場合には、まずは病院で治療をして、更に自分の思考の転換をするようにしましょう。心身両面で治療した方が完治も早くなります。
スピリチュアル的に見た下痢が続く6つの原因 まとめ
1.腸は第2の脳
2.下痢の原因
3.スピリチュアル的な下痢の意味
4.要らないものを溜め込み過ぎている
5.心が消化不良を起こす
6.スピリチュアルからくる下痢を治すためには?